今月1日、米国ニューヨーク州で行われた試合結果です。
WBAスーパーライト級戦:
挑戦者ゲイリー アントゥアン ラッセル(米)判定3対0(120-108、119-109x2)王者ホセ バレンズエラ(米)
*昨年6月の初の世界戦では、下記のプエジョに1対2の判定で敗れ、当時空位だった暫定王座奪取ならなかったラッセル。再起戦となった今回の一戦では、手数とスピードでバレンスエラを圧勝。ほぼ完封の内容で、ラッセル兄弟2つ目のベルト獲得に成功しました。
アンディ 平岡(大橋)が既に同王座への挑戦権を獲得しています。「ラッセル対平岡」がいつどこで開催されるか気になるところです。
WBCスーパーライト級戦:
王者アルベルト プエジョ(ドミニカ)判定2対1(116-112、115-113、113-115)挑戦者サンドル マーティン(スペイン)
*地味ながらも実力は一級品同士の対戦は、予想通りの接戦した試合内容に。より積極的なボクシングを展開したプエジョが、僅差ながらも判定勝利。ラッセル戦後、戦わずして「暫定」の2文字を返上していたドミニカ人が初防衛に成功しました。
2025年3月14日現在の、スーパーライト級のタイトルホルダーたちを確認しておきましょう。
WBA:ゲイリー アントゥアン ラッセル(米/防衛回数0)
WBC:アルベルト プエジョ(ドミニカ/1)
IBF:リチャードソン ヒッチキンス(米/0)
WBO:テオフィモ ロペス(米/2)
WBO(暫定):アーノルド バルボサ(米/0)
OPBF(東洋太平洋):永田 大士(三迫/2)
WBOアジア太平洋:永田 大士(三迫/2)
日本:李 健太(帝拳/2)
WBAスーパーウェルター級戦(暫定王座決定戦):
ヨエニス テジェス(キューバ)判定3対0(119-109、118-110、117-111)ジュリアン ウィリアムス(米)
*多くのアマチュア大国キューバの同胞たちとは異なり、プロ入り前の実績はそれほどないテジェス。これまでのプロキャリアは僅かに9戦ですが、確実な経験を積んできました。
今回の初の世界戦では、元世界王者ウィリアムスを相手に常に先手を取るボクシングを披露。ウィリアムスの消極的な戦い方も幸いし、大差の判定で「暫定」ながらも世界タイトル奪取に成功しました。
あのテレンス クロフォード(米)の新たな対抗王者が誕生したスーパーウェルター級。下記はその新ライバルを含めた、2025年3月14日現在の同級の王者たちとなります。
WBA:テレンス クロフォード(米/防衛回数0)
WBA(暫定):ヨエニス テジェス(キューバ/0)
WBC:セバスチャン フンドラ(米/0)
WBC(暫定):バージル オルティス(米/1)
IBF:バフラム ムルタザリエフ(露/1)
WBO:セバスチャン フンドラ(米/0)
WBO(暫定):テレンス クロフォード(/0)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:空位
日本:出田 祐一(三迫/3)
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