現地時間の昨夜(11日・水曜日)、豪州で行われた試合結果です。
スーパーウェルター級6回戦:
ニキタ チュー(豪)TKO初回2分41秒 メイソン スミス(豪)
*元統一スーパーライト級王者コンスタンチン チュー(露/豪)の次男坊で、現在WBOスーパーウェルター級1位にランキングされるティム チュー(豪)の実弟ニキタ。今年の3月に、兄と同じくスーパーウェルター級でプロデビューを果たしています。
アマチュア時代、4度も豪州王者に輝いたニキタは、父、兄とは違い左構え(サウスポー)の選手です。ティムはどちらかというと、実父のキャリア後半のスタイルに類似した、ゆったりとした安定したボクシングを展開します。ニキタはというと、プロデビュー時の父のようにガンガンと行くタイプ。今回の試合でも、同じサウスポー(左構え)のスミスに、開始のゴングと同時に襲い掛かりました。
アッパーカットを混ぜたコンビネーションでダウンを奪ったチューは、その後も何度も対戦者をグラつかせます。そして初回終了間際、再びスミスをグラつかせたところでレフィリーは躊躇することなく試合をストップ。ニキタが2ヵ月前の初陣戦に続いて、圧巻のパフォーマンスを披露しています。
既に新人離れした強さを持つチュー。勢いのある今に、ドンドンと試合を行っていって貰いたいですね。
チュー兄弟が主戦場とするスーパーウェルター級。下記は2022年5月12日現在の同級の王者たちの顔ぶれです。
WBA(唯一):ジャーメル チャーロ(米/防衛回数1)
WBC:ジャーメル チャーロ(米/2)
WBC(暫定):セバスチャン フンドラ(米/0)
IBF:ジャモール チャーロ(米/1)
WBO:ブライアン カスターニョ(亜/2)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:ティム チュー(豪/0)
日本:川崎 真琴(RK蒲田/0)
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