先週3日・金曜日、米国アリゾナ州で行われた試合結果です。
WBOスーパーフェザー級戦(王座決定戦):
WBOフェザー級王者エマヌエル ナバレッテ(メキシコ)TKO9回1分57秒 リーアム ウィルソン(豪)
*スーパーバンタム級、フェザー級で順次世界王座を獲得してきた激戦王ナバレッテ。さらなる強敵とビックマッチを求め、スーパーフェザー級に進出してきました。スーパーフェザー級を主戦場にしてきたウィルソンと比べると、小柄に映ったメキシカン。4回にはダウンを奪われるなど、「階級の壁に直面したのでは?」と感じさせる厳しい前半戦となりました。
ダウンを喫してからエンジンがかかったのか、そこからナバレッテの反撃が始まります。左右厭わず、当たるパンチを振り回しながら豪州人に迫るナバレッテ。回を追うごとにライバルを追いつめていきました。迎えた9回、見事なワン・ツーでダウンを奪ったナバレッテは、その後の連打でレフィリーストップを呼び込み事に成功。この勝利により、世界3階級制覇を達成すると共に、持ち前の荒々しいボクシングが同級でも十分通じる事を証明しました。今後も毎試合が楽しみな選手です。
WBOに面白い存在が新王者に就いたスーパーフェザー級戦線。下記は2023年2月7日現在の、同級王者たちとなります。
WBA:ルイス ガルシア(ドミニカ/0)
WBC:空位
IBF:シャフカッツ ラヒモフ(タジキスタン/0)
WBO:エマヌエル ナバレッテ(メキシコ/0)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:力石 政法(緑/0)
日本:坂 晃典(仲里/2)
WBOインターコンチネンタル・スーパーライト級戦:
王者アーノルド バルボサ(米)判定3対0(97-93、96-94x2)挑戦者ホセ ペドラサ(プエルトリコ)
*大柄のバルボサが見事なアウトボクシングで元2階級制覇王ペドラサを終始コントロール。採点以上の試合内容で実力者を破り、世界初挑戦に向け大きく前進しています。
ホセ カルロス ラミレス(米)、ホセ セペダ(米)に続いて、同級の実力者相手に一歩及ばなかったペドラサ。同級では体格差のハンディがあるのではないでしょうか。
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