日曜日、昨夕からの雪はどうなったかと、子供のころのように心をときめかせて布団から飛び出した。なにしろ、ここ数年休日に雪が降ったことがない。温暖化のためだろうか、九州で雪が降ること自体が少なくなってるのだから。
<o:p></o:p>
妻を起こさないようにカーテンをずらして外を眺めると予想通り、黒白の銀世界が広がっていた。粉雪が舞ってはいるものの、道路には積もってなかった。温度が高くて凍りつかなかったのだろう。エアコンやストーブの電源を入れて部屋を暖かくしてTVをかけると、九州北部の道路網が麻痺していると告げていた。九州ではタイヤチェーンなど持っている人の方が珍しいので、積雪=通行不能となる。
<o:p></o:p>
新雪をカメラに収めようと庭に出た。植木には5センチくらい積もっており、時々枝から雪の塊が滑り落ちて雪煙りをあげていた。気温が高いのか、雪はもう融け始めていたのだった。山茶花の赤い花が白い雪の塊の中に隠れるように顔を見せていたのが絵画的だった。
<o:p></o:p>
今日は日曜日なので孫達は来ない。居れば当然雪遊びをするのだが仕方がない。ひとりで小さい雪だるまを作った。ところが素手だったので、雪の冷たさに驚いた。雪ってこんなに冷たかったのだ。子供の頃は、冷たいとは思わなかったような気がする。
<o:p></o:p>
出来上がった雪だるまを門の上に乗せて写真を1枚。ピアノ教室の子供たちのお迎え人形のつもりだが、今日は日曜日、休みの日だった。寒波も峠を過ぎて、明日には雪だるまも消えているのだろうな。
<o:p></o:p>
<o:p></o:p>
<o:p></o:p>
<o:p></o:p>