メモリアルクロスで。大宰府の梅が枝餅が出ていました。
春爛漫。桜が満開だ。雲ひとつ無い青空に薄桃色の花びらが浮き立って、艶やかな中に清楚さが際立っているように思える。つい1週間前は寒かったのに、今日はまさに陽気な春だ。東北もお日様マークがずらっと並んでいて、気温も九州と大差が無いようだ。一昨日は被災地に雪が舞っていたように思うが、一気に暖かくなってほっとしているだろう。復興の響きも力強くなりそうだ。
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日曜日、孫達も来なくて夫婦二人。室内に閉じこもっているのも芸が無いので、花見を兼ねてウオーキングに出かけた。足立公園から妙見神社、森林公園、メモリアルクロスと桜の名所を廻ったのだが、このルートは北九州市民の手軽なハイキングコースでもあって、歩道やトイレが整備されている。
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11時前に出かけた。まず足立公園。桜は5分咲きだったが宴会の準備をしているグループがここかしこに見受けられ、場所取りにブルーシートを張っていた。夕刻くらいから花見客で溢れる事だろう。
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鶯笛。上手に鳴らすのは難しいんです。
途中、氏神様に詣でた。今年は社殿の建て替えをすると聞いていたが、もう工事は始まっており、見慣れた社殿はすでに解体されていた。社務所で挨拶し(長女がここの娘さん達にピアノを教えている)、妻が造営の寄進を納めた。次女が結婚式を挙げたのもここだし、我が家が平穏・無事なのも氏神様の力によるところが大きい。
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先ほどから境内で鶯が鳴いており、「梅に鶯」じゃなく「桜に鶯」だなと考えていたら、なんと社務所下で鶯笛はどうかと呼び止められた。ずっと前に「しし笛」をタダで孫達に貰った覚えがあるが、その時の老人たちだった。しし笛はやはり幼児に無料で配っているようだが、鶯笛は百円で分けていると言う。竹を加工して、鶯の飾りをつけたシンプルなものだが、上手に吹くのにはかなりの練習が要るそうだ。 当然、「ホー、ホケキョ」と鳴くのだが、ホケキョのところは指ですばやく竹穴の両側を開閉させねばならない。笛を手に入れて吹いてみたが、練達するにはかなりの努力が必要だ。
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桜の並木道の上に走っている雑木林に囲まれた足立自然歩道を巡ってメモリアルクロスへ。山道を歩くのは開放的で気分が良い。適当にアップダウンがあるのも楽しい。あっという間にメモリアルクロスに到着。少し休んだ後、その下の霊園で墓参り。親父やお袋に今年も無事に春が来たと挨拶した。
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てんぷらそば。素朴な味で歯応えもあって美味しかった。
お腹が空いたと時計を見るともう昼を過ぎて1時前。 帰りに「そば処 足立」に寄ることにした。当然ながら私持ち。 ジムで知り合った私と同世代の男性が、退職後趣味のそば打ちを役に立てるべく、民家を借り切って3年前に店を出していたので気懸りだった。
静かな佇まいの店で、女性客に人気があると聞いていた。私は3度目になるが、女性団体客や二人連れの客で賑わっていたので安心した。夫婦二人でやっているのだが、逆に忙しくて大変なようだ。博多に嫁に行った娘さんたちが時々は手伝いに帰っているそうだが、流行っていて良かった。
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