ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

ゆうしゃ「オオムラサキ」

2015-06-22 11:11:04 | アウトドア
 早くも今日は夏至。これから先、昼が短くなって行くのかと思うと何故か寂しい。仕方ないとは思うのだが暗いうちに仕事に出かけるのは寒いし、気分が滅入る。北海道の人たちには、「贅沢を言わない」と笑われるだろう。


 6月になって、福岡にある我が社の関連会社に技術指導として通うことになった。週に一度、社員に電気理論や電気機器の設計について講義の形で教えている。昨年まで電気専門学校で講師をしていたが、その復活みたいなもの。やや高年齢の生徒たちだ。時折り、学校で出していた試験問題をエクササイズとしてやってもらっているが、みんな真面目で前向きなので教え甲斐がある。午後からの4時間、みっしりと詰め込んだ内容なので疲れる、が、自分の仕事の内容を「何故そうしているのか」、理論的に体得するという熱気に包まれているので楽しさの方が上回る。
 
 
 可愛すぎるオオムラサキの幼虫(NHK)。 ゆうしゃ「オオムラサキ」と呼びたい。
 
 さて昨晩、NHKの「ダーウインがきた」で「美しきファイター、オオムラサキ」が放送された。可愛すぎるほど可愛い幼虫の角と顔に驚くと共に、外敵と闘う健気さに心を打たれた。もちろん、蝶がクヌギの樹液を巡ってスズメバチなどと競り合っているのは知ってはいたが、まさか幼虫やさなぎの段階でも毅然と戦って身を守っていたのだとは。オオムラサキは羽しか武器がないので、動画を見ていて羽が傷むのがよく分かった。
 
 
 私の標本箱。「ゆうしゃの闘い」の戦歴が見てとれます。

 
 私の採集場所。九重町地蔵原、クヌギ自然林の自然歩道。
 

 撮影場所は長野県北杜市で、7月中旬が羽化の盛りと紹介されていたが、九州では6月末から7月の中旬。実は昨日、オオムラサキが出ているかもしれないと英彦山に出かけていた。梅雨の合間で晴れていたこともあって、うまく出くわしたら幸いだと。仮にいなくても。久住まで足を延ばすとアカシジミの羽化がもう始まっているから、無駄足ではない。

 結論から言うと、英彦山ではオオムラサキは見つからなかった。今年はまだ真夏日が少ないので、羽化が遅れているようだ。来週辺りだろう。私の夏は今から始まる!
コメント (10)
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