春、隣村の幼馴染のKちゃんにめだかをたくさん分けてもらっていました。
小さな鉢水草に浮かべて、赤い、小さなメダカたちをみるのが楽しみになっていました。
かえるがいるのにもきずいていました。
ああ、かえるが鉢に飛び込んで漁をしていたのです。
メダカたちがいなくなり、がっかりしていました。
いたものが、急にいなくなると、なんと寂しい事か!メダカであっても!
水草かき回しました。
でもめだかがいない。
ある朝、鉢を覗くと、小さなめだかが泳いでいます。
こどもです。まあ、かわいい事と言ったらありません。
さっそく、網を買って、別の容器に入れました。
メダカって、共食いするそうなのです。
ある日、そのカエルの悪さを話していたら、車屋さんが、また分けてくださり、
今、鉢には黒、白、赤のメダカがすだれの下ですいすいです。
こんな小さな魚たちに餌をやるだけで、愛着がわいてくるから不思議です。
犬のこころも鉢の水を飲んだりしていますが、わかっているのでしょうか?
こころにしたら、朝、えさをやって、座り込んで眺めているわたしをも不思議に見ているのでしょうね。
忙しい毎日の中で、ほんのしばし、小さな対象を見るって、楽しいことですよ。
でも人間にしろメダカにしろ、生きるって大変なことなんですな。
油断していると,たべられちゃうぞ。