昔、およそ50年前、わずかな期間、一年半アメリカで過ごしたことがある。1968年。ペンシルベニアの小さな町です。
ルームメート東部出身の金髪のデビ―がルームメートで新しい事ばかりの生活でした。
彼女のお気に入りがボブ ディラン。よく彼のことを言っていましたが、私はそれほど関心もなく、聞いていました。
いや、聞いている余裕がなかった。ホームシックに襲われているような、異文化になれるのに、必死だったのです。
彼女を思い出すと、ボブ ディランのことをよく語っていたな。
画家のアンドリューワイエスのことも。荒涼とした風景画。
ベトナム戦争の終わりごろのアメリカのアメリカの若者文化をなんとなく聞いていた私。
漠然と聞いていた二人の名前。
日本に帰ってから、なんとなく残った名前で、日本で絵画展やディランの声を聞いたことがある。
静かに響いてくるめろでぃー。
そのボブ ディランがノーベル文化賞のニュースが昨晩あり、今朝に新聞で確認。そうだったのだと懐かしく青春の日々が思い出されるから不思議です。
あらためて聴いてみたいボブ ディラン。
思い出すのは、1968年の春。
二十歳の頃、いろいろアメリカ文化のシャワーを浴びていたのです。ベトナム戦争の影の下でです。
あらためて戦争のことを考えます。戦争はいけないと心を締めたい。