高齢の母はまだ畑に出ます。
若い時は忙しくてテレビなんて見る暇なんてなかったでしょう。
だから、今やっと余裕が出来、テレビが友です。
国会討論が好き、スケートが好き、相撲が好き、話題には事欠きません。
はよ、安倍内閣退陣せなあかんなあーーーとは最近の口癖です。
しっかりしているようなでそうでないような95才です。
今年もまた昨年たくさん植えた薄紫のの花をすべて、薬で枯らされてしまいました。
触らないで、薬はやらないといっているのにです。
触らないでと言っても、何故か世話をしたがる。
昨日は金時草の若芽をぬこうとしていました。
ちょっと待った!と私。
ホップの若芽も抜きそうで、ちょっと待った!
私は絶対認知症にならないと公言を憚らない母ですが、ちょっと待ったが多くなりました。
そうは言っても、多分、私も通過する道すがらかもしれないです。
お近所の方の言われることがなんと同じことを毎回言われるのかと、不思議でしたが、いずれ私もそうなるのかもしれない。
要注意、要注意です。
これからもいろんな経験を重ね、話題豊かにしたいと思っているのですが、農作業に追われることも多くなり無理のようですが、6月は京の
都でゆっくり鴨川べりを歩いたり、絵を見たり、おいしいものを頂いたり、古い友達と会ったり。。。
いろいろメニュを考えて、今日も泥遊び。
ラジオを聴きながら地味な作業ですが、苦にならないのが不思議です。
今やっと、土に親しむ時間が多くなり、それも悪くないと充実した田舎時間です。
今年からはあれやこれやと考えず、農作業に精を出せるのが楽しいと思えるようになりました。
10年以上の時間がかかりましたけれど、思わぬ褒美のようです。
地味すぎるけれど、いい感覚です。
新緑燃える山に抱かれて、孤独な作業も楽しいのが不思議です。
朝からカエルの鳴き声も元気です。元気をもらいましょう。