今年度のあぜつけを終えました。
部分的なあぜつけなので、ラジオを聴きながらの仕事です。
ぺたぺたスーの連続です。
泥も顔にも、あちこち飛び、まあびっくりのさまです。
これに加えて草刈の葉や泥が顔を飾ってくれて迷彩的な様です。
草を刈り、水をたっぷり入れて、そのうち荒代かきをします。
泥の海に漕ぎ出す感じです。
新緑で燃え出した山里での静かな作業となります。
一つずつかたずけているうちに季節はどんどん進んでいき、周囲の山々は元気を盛り返していくかのように、いろんな色どりが
みられて楽しいです。
夕方散歩をしていると、鴨とカラスが田で漁をしているようでした。
接近しても平気で鴨は田の中。
犬のこころも追跡をあきらめていました。
本当なら突進して水鳥を追う犬種なんですが、少し成長して穏やかです。
夕方の散歩はゆっくり、ゆっくりでした。
明日は草刈。
畑のエンダイブ、レタスも日々成長し、つい水を与えたくなります。
まいた種も芽を出し、初めて作るソラマメも花を咲かせ始めました。
ひょろついたアスパラの幼い苗も冬を越し、げんきです。
アスパラはずっと力をこめて栽培していたのですが、10数年をすぎると、更新時期です。
また新たなアスパラ栽培に精を出します。
これからは野菜達と追いかけっこのように、過ごすことになります。
地味な作業ですが、意外に私に合った仕事になりました。
じっくり向かえるようになったようです。
これまでいろんなことを経験してきたから、納得して今があるのかもしれないです。
様々な思い出が支えてくれています。
70才代、いい時代です。
山登りの峠に達して、ほっとし、あちこち景色を眺められる時代なのかもしれないです。
まだまだの上り道、あわてることなく、じっくり歩きたい。
どんな眺めがあるのでしょうか。