昨日は施餓鬼。
臨済宗 天竜寺派に属する我村のお寺、小高い丘に建つ山寺。冷気を帯びた風が心地よい。
毎年風の冷気を感じ、秋近しを体感する季節でもあります。
今年は同い年の坊さんも病を患って不調なのですが、元気な姿を見せて、努めを全うされていました。
他所からお見えになる坊さんの数も多く、例年になく厳かに行われ、暑い夏の冷涼剤のように思いました。
今年はなぜか開始を告げる太鼓裁き、その音が心に響きました。こんなふうに感じたのは初めてでした。
世間でもいろいろお寺問題に絡んだ事情同様、我村でも同様です。
でも、静かに行われて気持ちが鎮まります。
年に一度の行事、滞りなく終わり、良かったです。
終わってから、母を迎えに畑へ。
スイカや金時真桑を収穫して、私の運搬待ちです。
95才になった母の自信作を今年も見ることが出来て、安堵です。
来年もできるだろうかという言葉も出ず、多分来年も私は母と夏野菜に追われることになるでしょう。
嬉しいような、情けないような複雑な気持ちにもなりますが、動けることはありがたいことと心を締めたい。
多忙さのあまり、家事がおそろかになり、これだけが私の悩みの種、夢に見るほどなんですよ。
古びた家を小ぎれいに、シンプルにして、食事にはバランスをが私のささやかな願いなんです。
もうすぐ息子達もやってくるので、それを楽しみにがんばろうっと。