farm note 農便り

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夏 戦争を語る

2019-07-27 22:05:18 | Weblog
午後から近所の方の畑を借りて畑仕事をされている、元クリスチャン高校の教頭をされていた山田達磨さんが
広島での原爆経験を9才だった目で見てこられた体験談を語られました。経験談の本も出されています。
畑で原爆エノラ・ゲイを製造されたオークリッジに行ったことが、自主的でなくシニアの研修レクに連れられて行きました。
その経験も話していたかもしれません。
語られるお話は身近で、広島のピカの絵本の中の光景を思い浮かべながら聞けました。
経験者の話は説得力があります。
山田さんは、戦後は終わったとは言えないと括りでおっしゃっていました。
まだ私達は戦後の中にいるのです。
あちこちで様々な争いがおこり、戦後は終わっていない、皆が考えなければならない時代に来ているのだと、
世界に枠組みの在り様を見ていると思わされます。
私も母の兄が従妹を残して、潜水艦乗船で戦死しているので、そのことも調べてみたと思いました。
母は二人の兄達を戦争で失くしているので、戦争のことをもっと聞かなければと思っています。
96才の母は能弁のなります。
戦争は暗い影を人々に与えるのでいけないと私達残された者たちは語り継がねばと改めて思いました。

それにしても、自分の言葉として語りだすには、長い時間を要するのだと、思いました。
人間理解に時間がかかります。
私もわかるのに、70年も要すると悟った夏でした。
あちこちで繰広がる戦闘場面を見ているとまるで子供のごっご遊びのようで、大人はしっかりしなければなりませんね。

山田さんの戦後はまだ終わっていないという言葉を心に刻みたいです。

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