どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「モールス」

2024年11月26日 | 映画
映画「モールス」をブルーレイで5.1ch大画面にて久しぶりに鑑賞。「ぼくのエリ」のハリウッド・リメイク作ですが、こちらも良い映画で好きな作品でした。忘れていた部分も多く新鮮に見直せて主人公と少女が互いに心を許す関係になる辺りで感動して涙も溢れました。少女の正体が判明してからは何か長くも感じて最後はプールの場面じゃなかったっけ?「イット・フォローズ」と記憶が混同しちゃってる?って考えたりもしましたが、ありました。初めて見た時のような衝撃というのは無かったけど結末知っててもなんか切なくも地味に恐ろしい純愛物語でした。
オリジナル版ではおっさんが実に切なかった記憶がありますが今作は素直に少年少女の方に感情移入して見れた気がします。






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「ペンデュラム 悪魔のふりこ」

2024年11月26日 | 映画
昔劇場で予告編を見て気になりレンタルビデオかDVDで一度見た筈の映画「ペンデュラム 悪魔のふりこ」のHDリマスター版をレンタルDVDで大画面にて鑑賞。殆ど内容忘れてたので新鮮に見れましたが結構途中で睡魔にも襲われもした。後半でエドガー・アラン・ポーの他の物語の要素も入ってきたりして面白くもなってきて最終的には気持ちの良いハッピーエンドで締めくくる案外素直な娯楽作に仕上がってました。途中はなかなかグロい描写や屈折した愛情なんかも描かれていますが。思ってたよりいかがわしさやエロさなんかは無かった印象です。ランス・ヘンリクセンの眼力が怖い表情に変な髪型なんかが良かったな。主演女優さんは雰囲気が現代風な感じが抜けきれて無かったけど綺麗な方でした。特典映像の監督インタビューを見ると元々はピーター・オトゥール主演で撮影一歩手前まで行ってたけど出資者が倒産したとかで中止になったのだとか。その後、低予算で仕切り直して何とか制作したとの事でした。









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「LOVE」

2024年11月25日 | 映画
ギャスパー・ノエ監督の映画「LOVE」をDVDで鑑賞。行方不明になった元恋人との思い出を回想する内容で幸せな過去と現在のどうしようもない嫌な予感のする状況が徐々に明らかになってゆく深く傷を抉る愛の物語でした。セックス描写は撮影や照明は美しいがポルノ映画ばりで日本版ではボカシだらけとなってました。元は3D映画だったみたいで3Dで見ると良さげな場面もありました。昔ながらの寄り目にすれば立体視出来るアナログな二画面での場面もありましたね。音楽もジョン・カーペンターの曲が使われてたりなかなか良かった。監督の実体験を盛り込んでいるのでしょうか?とてもリアルに感じれる瞬間がありました。
行方不明になった元恋人が自殺しているような予感を感じさせられますが、どうなったのかははっきりとは分かりません。前作との繋がりで魂が子供に転移していると想像するとラストの場面がより複雑な気持ちになります。








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「モリコーネ 映画が恋した音楽家」

2024年11月25日 | 映画
久しぶりに5.1chサラウンド環境でエンニオ・モリコーネの音楽を聴きたいなぁと思い公開時に劇場でも見た音楽ドキュメンタリー映画「モリコーネ 映画に恋された音楽家」をマカロニウエスタンの音楽を作曲した所辺りから見始める。そこから色々な時代の色々な音楽が沢山聴けて止まらなくなり結局最後まで見ちゃいました。「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」と「ミッション」の音楽はやっぱり何時聴いても良くて今日も音楽だけ聴いても感動しちゃって涙が溢れました。




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「ショック・トリートメント」

2024年11月25日 | 映画
大学時代にVHSで見て気に入り何度も見た映画「ショック・トリートメント」をDVDでレンタルして久しぶりに大画面にて鑑賞。
今作の好きな所は物語の内容ではなく音楽と編集とダンスに個性的な役者陣とその行動に美術や衣装に照明とカメラワークのコラボレーションでズルズルと見てしまう楽しいものがあります。音楽はサントラ持ってて何度も聴いてたのでよく覚えていて懐かしくもゴキゲンな感じで見直せました。サントラCD中身だけ電車で忘れて無くしちゃったんだよなぁ。空のジャケだけ取ってあります。
今回見てAD役の女性が1番綺麗だったなぁと感じて声の高いナースの歌声が入って来る所がなんか好きだなぁと思ったりジェシカ・ハーパーのちょっと低音ハスキーな歌声も上手くて最高だね!と感じたりしました。
全体的にはテレビをダラダラ見るような感じで物語の内容に関しては全貌が見えずな時間が多かったけど案外飽きずに見れてラストは前向きな歌と歌詞で気持ち良く見終える事が出来ました。




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「ルクス・エテルナ 永遠の光」

2024年11月25日 | 映画
レンタルDVDでギャスパー・ノエ監督の映画「ルクス・エテルナ 永遠の光」を5.1ch大画面にて鑑賞。51分という短めの実験的な映画でした。映画の撮影中の女優に監督にスタッフ達の姿が色々な立場の視点を交えつつ描かれていて2面分割とか激しい点滅効果とか監督らしいスタイルや個性が炸裂した挑戦的な作品でした。後半の光の明滅は目がおかしくなりそうなドラッギーな効果があり単純に凄いです。人によってはピカチュウ効果というか癲癇を引き起こしかねませんね。
ベアトリス・ダルにシャルロット・ゲンズブールが本人役で出ています。






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「ドリーム・シナリオ」

2024年11月23日 | 映画
レイトショーでニコラス・ケイジが皆の夢に現れちゃうという映画「ドリーム・シナリオ」を鑑賞。設定とアイデアが面白くて興味深く可笑しくも恐ろしくもあり、何だか悲しく切ないものもありました。中盤からどういう結末になるのか?と思いましたが思ったより変化や展開は無く地味に上手く無難に纏まったなという印象でした。もう少し弾けた驚きのあるトンデモな展開をもうひとつでも入れてくれると良かったのになぁという感じもありました。滲み出るニコラス・ケイジの可笑しさと切なさが地味に良い芝居っぷりでした。夢が現実に影響してくる恐ろしさが地味に伝わる異色なアイデア勝利な映画でした。






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「ウーマン・イン・リヴォルト」

2024年11月23日 | 映画
アンディ・ウォーホル制作のポール・モリセイ監督の映画「ウーマン・イン・リヴォルト」をDVDで鑑賞。ルー・リードの歌ワイルドサイドを歩けの歌詞に出てくるアンディ・ウォーホルのファクトリーの女装のスター達が主演の女性解放をテーマにした騒がしく何か生々しくも可笑しく何処か悲しい内容のアングラ映画でした。質の悪い録音やズームやフォーカスが不安定なカメラワークが味になってて嘘っぽさとリアルさが同居する独特の良さがありました。前半は男が酷い扱い受けてましたが後半は女が酷い扱い受けてました。汚い言葉と喧嘩場面が生々しくエゲツない。女性で無く女装した男性が主演というのが面白い。キャンディ・ダーリングは綺麗でしたね。ランボー2に出てた顎に穴が印象的な男優さんがオールヌードで出演してました。結構男のヌードが多くてボカシ場面だらけでした。監督のポール・モリセイさんは調べたら先日亡くなられていたんですね。ご冥福をお祈りします。晩年の写真は真っ白な髪でウォーホルっぽいですね。









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「死体を売る男」

2024年11月19日 | 映画
DVDでRKOホラー映画「死体を売る男」を鑑賞。ロバート・ワイズ監督作品。医師に解剖用の死体を手配して売る男を「フランケンシュタイン」の怪物役で有名なボリス・カーロフが演じています。背の高い眼力ある存在感が異様な雰囲気を出してました。墓場から死体を掘り起こして手配していたようですが直接的な描写はありません。しまいには生きてる人を殺して手配するという行動に出るのですがここも直接的に見せるのでなく闇に消えた歌声が突然消えるという印象に残る描写で見せています。この場面がとても良かったです。ドラキュラ役で有名なベラ・ルゴシも出演していて彼も殺されてしまいます。
興味深く面白くは見れたけれど物語展開はある程度は予想通りといった印象で特別大きな驚きみたいなものまでは感じられなかったかな。






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「私を助けて/吹雪が恐怖を運んでくる・人妻監禁事件」

2024年11月18日 | 映画
1972年の映画「私を助けて/吹雪が恐怖を運んでくる・人妻監禁事件」を日本語吹替版にて大画面で鑑賞。全体的にTV映画かな?と思えるような感じもあり展開が焦ったくもありましたが実に嫌〜な緊張感と不安感のある先が読めそうで読めないサスペンス・ホラー映画でした。気が付いたら監禁されちゃって出れないというシチュエーションの妊婦さんが出産までしちゃって、どうなる?どうする?何かヤバいのは分かるけど一体どういう事なんだ?と面白く見れました。
途中睡魔にも襲われた所もあって謎の人間関係というか家族構成をしっかり理解出来なかった部分もありました。
殆ど部屋の中だけで展開しますが主演女優パティ・デュークの表情芝居も見応えあって惹きつけられました。役者陣は皆個性的でそれぞれ存在感を発揮されてました。
日本劇場未公開だけど過去にテレビ放送されてた地味に恐ろしい映画でした。




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「多羅尾伴内」

2024年11月18日 | 映画
面白いと噂に聞いていた結構昔の映画「多羅尾伴内」を大画面にて初鑑賞。和製の刑事コロンボ的な探偵もの風に始まりましたが段々と無茶苦茶な展開を見せてくれて、もう何が何だか変テコな内容の凄い結末を迎えるという映画でした。面白かったけど某自主映画で今作を真似したような内容の映画を何本も見ていたので衝撃っていうものは感じられず、あぁあの自主映画の元ネタはコレだったのね!という確認作業のようでもありました。
昭和な風景や役者陣の魅力に当時人気だった歌手の歌唱場面があったりカーチェイスがあったりホラーばりな流血場面があったりサービス精神に富んだ何でもありな娯楽作品でした。名前は知らないけど女優さんが綺麗な人達ばかりでしたね。







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「怪談昇り竜」

2024年11月17日 | 映画
DVDで映画「怪談昇り竜」を鑑賞。石井輝男監督の梶芽衣子主演の任侠チャンバラ化け猫怪談風味の娯楽作でした。何気に古い映画だけど沢山血も出たりドギツい描写もあったりします。タランティーノ監督の「キル・ビル」にかなりの影響を与えているだろう面が多々ありました。実は石井輝男監督作も梶芽衣子主演作もちゃんと見るのは初なんじゃないかな。独特の昭和なお化け屋敷のようないかがわしさがあり主演の梶芽衣子の眼力ある芝居に佇まいが格好良くて見応えありました。しっかり勧善懲悪で何かスッキリ出来るものがありました。他の主演作も見てみたくなりました。






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「エイリアン ロムルス」

2024年11月17日 | 映画
YouTubeで日本語字幕は無いけど「エイリアン ロムルス」が全編見れるようになっていて劇場で見たけど忘れてる所も多くて何となく見始めたら結局最後までズルズルと見ちゃいました。色々と新しいけど古いというか旧作の要素が色濃く出た映画でした。印象に残っていた場面もありましたが案外そこら辺は短かかったですね。結構都合良くスピーディーに展開する映画です。小難しさ抜きのエンタメ映画として楽しく見れる仕上がりだと思います。






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「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」

2024年11月14日 | 映画
先日見て面白かった映画の続編「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」を5.1ch 大画面にて鑑賞。今作は80年代が舞台となっておりより身近に感じられもする内容でした。
今作の監督の実体験を元にしているようでした。ビデオカメラが普及し始めた頃で映画監督を目指す若者がチャンスを貰うが色々と苦戦して葛藤する物語と映画館運営とか映画館のバイトとか何か自分の学生時代をちょっと思い出したりもしつつ共感出来る楽しさとしんどさが伝わりました。話を引っ張る若松孝二監督の存在感は凄くて熱くも面倒見の良い独特の憎めなさがあって話し方とか役者の演じていたような感じだったんですかね?前作に引き続き良い芝居っぷりでした。
知人が2人出てるとの事だったので注意して見てましたが1人はカメラマン助手役で出てるのを確認出来ました。
ちょっと一般的では無いけれど、しっかり青春映画だとも感じました。
エンドクレジットで元になった実際の昔の映像が今作でも見れます。前作の脚本と今作の脚本と監督の井上淳一という方を後で調べてみたら昔仕事で関わった事ある方でした。




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「びんばりハイスクール」

2024年11月13日 | 映画
1990年の映画「びんばりハイスクール」を大画面にて鑑賞。若松孝二が制作で鈴木則文監督の遺作との事。何の気無しに見始めたのですがクレジットで僕の自主映画にも出て貰った女優さんの名前を発見!どんな役で出るのだろう?と思ってたら派手な登場の仕方で出てきてその後も目立つ存在で台詞も沢山で大活躍でした。そして若い!声は変わらずな印象。とても楽しい映画に仕上がっていました。当時人気でテレビに出ていた懐かしい顔ぶれも沢山出ていて女子プロレスのキューティー鈴木も登場します。元は漫画が原作のようでスケバン喧嘩アクション・コメディという感じです。良い意味でユルい深い事考えずに単純に楽しめる娯楽作!




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