どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「This Is My Life」

2006年07月16日 | 自主映画
バット持ったチンピラ役(写真)でプチ出演&合成と特殊メイクでプチ協力した映画「This Is My Life」を某秘密のセレブな地下室にて鑑賞。
90分の力作です。シナリオは一度読んではいるけども殆ど忘れていたので新鮮に見れる。
シナリオの構成の力でしょうか?編集のテンポが良くてとても良い繋ぎと展開。どんどん物語の中に惹き込まれます。映像は構図等良いのですが画質がいまいちな所もある。加工しすぎたのかなんなのか分かりませんがもったいない所。音が一番もったいない所かな。折角の台詞がよく聴こえない所が多いのです。(これは後に今日上映したシステムに疑似サラウンド効果等のエフェクトがかかっていた為、更に酷くなっていた事が判明。実際はもうちょっと聴こえるのだとは思われる。)同録の音の方がリアルでいいとは思いますが、雑音等で聴こえにくい所とかはアフレコしてでもクリアに台詞が聴こえるようにした方がいいと思う。音楽のレベルとかそういうものではないと思う。役者にはアフレコで頑張ってもらうしかないんじゃないかな。
役者も沢山出てくる映画です。沢山出過ぎて初めて見る人にはもしかしたら誰がどの人だったとか一瞬分からなくなってしまう面もあるかもしれませんが、その割には実に分かりやすくそれぞれのキャラクターが紹介されていて全篇見た後には全て理解出来るとは思う。
内容についてはこれから公開となるので詳しくは書けませんが、ビッグケン役の役者の演技、それから役名は書きませんがトオルさんの演技が凄く良かったなぁ。他の役者さんもそれぞれ良いのですが今日はこの2人の芝居に特に魅了されました。
トオルさんの変態的役柄のシーンは恐ろしくも狂っていて、笑えてしまう。音楽もとても合っていて良かった。あのシーンは最高です。映画の本筋を攫っていきそうでした。でも、あれがないと前半の伏線はいらないぐらいだしね。そういう意味では大成功ですね。
おいらの出演シーンに関しては自分の芝居?を見てしまう。ロングショットの暴動シーン。一発オーケー出てしまい全然、良く無い動きしているのは自分でも分かっていたのですが改めて見てみて、やっぱり自分の動きは全然イケてないなぁ~と思いました。全体で見れば良いのかもでしょうが自分はダメね。もう1テイクやればどうしたらいいかは少しは分かったのに・・。って
役者でもないのに色々と思うオレ。色々と指示する立場でなくやる方の立場になって考えるのも案外面白い発見などあるもんです。役者業も遊びで出来ると楽しいね。
あっという間の90分、展開もちょうど良くて楽しめる作品です。公開までに更に良くするには音の修正と映像の画質の向上(出来るなら)ですね。効果音をうまく追加してやれば(ビンタの音とか)更によくなると思います。効果音は重要ですね。タイトルワーク等は僕のセンスからは外れますが彼らしいので、まぁいいんじゃないでしょうか。引き画が効果的に使われていて良かったけども引き画は画質の荒が目立ったなぁ。
知ってる役者さんに関してはあえて厳しめに見ました。なので厳しめの感想を書くと、ミスターTさんは存在感も衣装もバッチリ決まっていて良いんだけども、何度か見てる種類の芝居なので今回、改めて凄い良いっていうような感想は抱かなかったかな。ガチャコさんは良い時とちょっとイマイチな所の差があったように思えた。衣装や髪型の撮られ方も同じく。一番良かったシーンというか表情は死体を発見した際の表情でしたね。全員分書いてると長くなるのでこの辺でおしまい。おれは何様だよ!って書き方してるけども知ってる役者さんには正直に言わんと逆に失礼だし、もっと可能性があるからこそ書いておこう。読まれないとは思うけども。
この映画はもう少し修正されて(これから某セレブの出演シーンの追加撮影もあるとか!?)
8/13(日)に中野ゼロ視聴覚ホールにて上映されます。面白く、楽しめる映画なので是非、観に行って下さいね。

で、上映終わってから「MILKMAN2」の仮編集の試写をやりました。色々とパソコン上では分からなかった映像の質の差とかが分かり良かった。やっぱり60Iと30Pの差って分かるのね。
修正すべき点のチェックが出来た。スクリーンで見ると更に目に刺激の激しい映画だなぁ。こりゃ!もっと刺激を増やしてやろうとも思うが、どこかで目に休憩を与える時間も作ってやった方がいいかも。とも思う。案外、面白い遊びカットが入れれそうだ。と上映してみて色々と新たなアイデアとかも湧きました。なんでもありの映画なので後から思いついたアイデアなんかも追加出来るのがこの映画の面白い所であり、その度に完成が遠のくという問題もある映画です。
沢山あるアイデアを全部つぎ込むのは時間がかかるので、そろそろ楽して前進させねば!です。映像のトーン作りをテープに書き出した事だし、そろそろ始めましょう。音楽早く完成しないかなぁ~。効果音もっと付けたいなぁ~。地道な作業はまだまだこれからです。一歩一歩前進しよう!
で、某親父の感想はなかなか好印象のご様子。しめしめ、仮編集試写の結果はおおむね順調でした。さて、今日見た人にも完成版を見せる時には驚きを与えないと面白くない訳だから、まだまだいじくり修正しますよ。全く作品を受け付けないような人もいるだろうから、そういう人達に何か1つでも印象に残るシーンを作らなきゃ!っていうかもうそれは出来てるけども、いかにしてその場面まで見せ続けるかが課題だな。

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交通事故に遭ってしまう。

2006年07月16日 | ノンジャンル
今日は夕方から高円寺にあるという某秘密のセレブな地下室にて愛弟子のT氏による新作映画の特別完成試写があるという事で行く事になっていた。
昼間から珍しく起きていたのでおいらも「MILKMAN2」 の仮編集をテープに書き出してみた。
今日の試写は少人数しか集まらないとの事だったので、ここらで「MILKMAN2」も一度スクリーンで映像をチェックして某親父などの観客の反応を探ってみるのにちょうど良い機会なので試写が終わった後で時間があったら上映させてもらおう!と連絡してオーケーもらい準備完了。
暑くて汗かいてるのに昨日から風呂に入っていない状態だったので出かける前に風呂に入りたかったのだが親父に先に風呂に入られた。長風呂の親父なので、こりゃマズイ。
時間通りに高円寺に風呂なんか入ってたら行けないぞ!とどうしようかと思うが、やっぱり風呂には入っておきたい!と時間ギリギリだったけど風呂入ってから出かける。
結果、なんとか間に合いピッタリ時間に到着!思ってたよりも人数がいる。今日の「MILKMAN2」の上映はどうしようかな?しばらく駅前でダラダラ過ごしてから、いざ、某秘密のセレブな地下室へと向かう為に移動。T氏の新車にみんなで乗り込みいざ出発進行!となったのですが・・・出発しようとしたら・・・。
横からやってきた白いバンにいきなり突っ込まれて・・・おいらの目の前で・・・新車のドアはありえない方向へと嫌な音をたてながら曲がってゆき最後はボコッという音と共にTHE END。

T氏は鞭打ち状態でK氏はガラスで腕を切り、J氏は持病の心臓の発作を起こすというパニック状態に・・・I監督の眼鏡は割れてしまい、役者のBさんは顔に傷を負ってしまい明日からの某仕事の映画の出演に支障をきたすのでは?と問題に・・・おいらは座っていた横のドアが吹っ飛んでいってくれたおかげ?で車外へ吹っ飛ばされたので近くにあった垣根にそのままズボッとめり込んだ。草木のおかげで全身に擦り傷だらけにはなったものの大事にいたらずに済みました。

ってな事にはならずに、全員無事に済みました。ちょうどみんなで車に乗り込もうとしてたら横からやってきた白いバンにドアをひっかけられて、そのまま持って行かれたっちゅうこっちゃ。
それから警察やってきて調書?とか始まって延々と1時間以上の間、書類作ったり、なんやかんやとずっ~~~~と待ち。正直、超ヒマ~。新車だったのに可哀想ね。ドアは閉まらなくなっちゃってるし・・・。無理矢理閉めれるのかなぁ。相手はレンタカーだったみたい慣れてなかったのね。ドアの交換だけで済めばいいけど付け根の部分が曲がってしまってたら車の本体?っていうのか知りませんけど総取替えしなくちゃいけないのでしょうか?あ痛痛痛痛痛痛ーい。
某セレブな友人もチャリで駆けつけてきたが、来る際にチャリのブレーキ・ケーブルがちょん切れたとな。なんだか呪われてるんとちゃいますか?

やっとこさ警察の調書も終わって、某秘密のセレブな地下室へと移動。
自宅の地下室にDLP上映が出来る施設があるなんて、なんて羨ましい。
さて、スタート時間が計算外の事件で遅くなってしまいましたが、いよいよT氏の新作映画の上映の開始となりました。

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「悪魔の赤ちゃん」

2006年07月16日 | 映画
30分ずつ3回に分けて全篇をやっと鑑賞。間の長いたるい映画。このうだるような暑い夏の夜に見るにはちょっとしんどい映画ではありましたが、映画の中の赤ちゃんと同じく、だけども何とも憎めない所もあるB級映画ではありました。今作られたならば色々と脚本を掘り下げて深いテーマの元にもっと上手い見せ方や展開もあるのでしょうが、この映画は気が付いたら、悪魔の赤ちゃんは生まれていた。唐突です。気が付いたら外に出ていて全く関係無い連中を襲ってた。
警察はすぐに犯人をこの赤ちゃんだと断定。殺せ!という行動に。今なら犯人は別にいるのではないかとか赤ちゃんをすぐさま殺せ!等というような展開にはならないでしょうね。
その辺りが唐突であり説明も無い辺りが潔くて好きなんだけども、次の展開にいく課程がなかなか無くてダラダラと進むので退屈しちゃうのですね。ラリー・コーエンの監督作って一部は凄く斬新で面白いのだけども展開がまったりしてるのがどうもいかん、けども、そこが何とも憎めない所でもあるのだが・・。ある意味ちゃんと集中して見ないと大事な所を見過ごしてしまうような作品を作る作家さんですね。この映画もいい所は結構あるけども集中力が続かないよ。
パート2、3と続編があるようで既にDVDは購入しているけども、続きもダルい展開ではないだろうか?けどもお話はなんだか更に突拍子の無い方向に進みそうだし・・描きたいテーマやアイデアは明確になってくるのでは?と期待も膨らむ。1本の映画を90分じゃなく30分の短編ぐらいにまとめて描いて3本分の短編を1本の長篇映画にしてくれたら、この人の映画の場合はちょうど良いテンポの見やすい映画になって面白いかもしれない。だけどもそんな事は出来ないというか、あのダラダラした展開こそラリー・コーエン作品の魅力というか良さなのかもしれないので難しい所。彼の作品では「スタッフ アイスクリーム・ゾンビ」の方がどちらかといえば僕は好きかも。
悪魔の赤ちゃんの特殊メイクはリック・ベイカーによるもの。なかなか全体像が描写されないけどもああいう見せ方の方がいいね。CGなんかで見せすぎる最近の映画よりもよっぽどいい。
デザインは写真で見た事あったのでよく知った造形物ってな感じだが、全く知らない状態で見たらそれなりのインパクトはあったんじゃないかな。中学生の頃とかに見てたらこの映画の印象も違ったものだったかもしれない。と思いました。きっと単純にモンスター映画として鑑賞していた事でしょう。あの単純さは案外ハマったのかもしれないが、感想はしょーもない映画と当時の映画日記に記したと思われますな。

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