どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ファンタズム2」

2009年04月05日 | 映画
ビデオで「ファンタズム2」を鑑賞。基本的には前作と変わらないのですが、独特の幻想的な雰囲気よりも「エルム街の悪夢」のような感じの娯楽映画になってました。基本は悪夢の物語なのでなんでもありで意味不明なシュールな場面とか展開が何の説明もなく訪れます。そしてそれがこの映画の魅力であると思う。一体何が起きるんだろう?という興味で見れます。前作もそうだったのですが、あまりにも間延びして退屈する場面が多かったのに対して今作はアクションシーンや特撮場面も随所に詰め込んでエンターテイメント性が向上し見やすい映画になっていたと思う。何も考えずボーッと見ていてもそれなりに楽しめるサービス満点なダーク・ファンタジー映画です。しかし前作と同じような事しかやってないから大きな驚きみたいなものは無く、前作のパワーアップ版といった感じの映画でした。だけどもそれはそれとして技術的にも向上していて面白く見る事が出来ました。特殊メイクも凝っていたし、やっぱりそうなるのか~とニヤリとさせる展開や個性的なキャラクターの活躍を面白く見る事が出来た。相変わらずトールマン役のおっさんはただの怖い顔したおっさんなだけなのにインパクトは強くて存在感は満点!ハゲ頭のレジーというおっさんの活躍もチェーンソー対決したりして良かった。
あの当時のファンタジー・ホラー系映画に出てくる典型的な青年に少女のキャラクターもなんだか良かった。
スターウォーズのジャワ族に見えてしまう前作からのキャラクターは今回もなんだかなぁ?な感じでしたが案外夢に本当に出て来たら嫌な存在かもしれない。前作で特異な存在を放っていた謎の銀色の玉が今回も登場。今回は3つも出てきて、また妙でシュールな存在感と働きをしていた。なかなか楽しめる映画であった。パート4まであるようなので続きも見てみたい。

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「デイ・オブ・ザ・デッド」

2009年04月05日 | 映画
DVDで「デイ・オブ・ザ・デッド」を鑑賞。ジョージ・A・ロメロ監督の「死霊のえじき」のリメイク作品という事だが全くの別物の映画だと思った方が良い。話も全然違うし題名だけが同じという感じ。どちらかというとロメロ作品よりもR・ロドリゲスの「プラネット・テラー」に近い印象を受けました。この映画はスティーブ・マイナー監督によるゾンビ映画。この監督は「13日の金曜日PART2と3」を撮ったりちょっとコメディ系な「ガバリン」とか感動系「フォエバーヤング」など色々なジャンルの映画を撮ってきてる人で、そのどれもなかなか良い出来に仕上げる職人的な監督だと思う。娯楽作品として満足のいく仕上がりを見せてくれる。
この映画の評判はあまり良いものは聴かなかったけど、見てみると単純に今作も十分楽しめる映画に仕上がっていたと思う。ゾンビというパターン化してきた題材だけども面白い見せ方や動きを見せてくれて所々で斬新!と思える部分もあったりして楽しめた。主人公の女兵士のミーナ・スヴァーリさんの魅力も見ていて飽きさせない要素のひとつ。デジタル効果を使ったスプラッター描写を上手く使ってアクション映画としてのテンポ感で進む展開も良かった。突っ込み所も色々とあるが、そんな事はどうでもいいじゃないと思わせるB級な良さとまんねりなお話をちょっとした工夫と主演女優の魅力とで補い、楽しめるように見せ切っているのは流石だと思います。
もう一回見たくなるような映像のトーンとか出演者やゾンビのキャラクターが詰め込まれていて結構、好きな映画でした。

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