どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ストレンジャーズ/戦慄の訪問者」

2009年04月14日 | 映画
今日は人間ドックで早朝から六本木へ。昼過ぎまで検査をしたが眠くて眠くて、検査待ちの待ち時間は何をするでもなくボケ~ッと過ごした。終わってからご飯を軽く食べて暫し本屋とかで時間潰し。ホラー映画の本を購入。それから新宿に移動して輸入DVD屋に行く日本語字幕付きで「クロスロード」という映画が売ってたので購入。それから久々に映画の前売り券なんぞも購入。「サスペリア・テルザ」オマケにシールが付いてきた。前売り券のオマケって昔は集めてたなぁ。下らないオマケいっぱい持ってます。
そんな感じで夕方まで時間潰ししてからオンさんとの待ち合わせ場所へ。
共に映画を見に行きました。
「ストレンジャーズ/戦慄の訪問者」という実話を元にしたホラー映画。リブ・タイラー主演。オープニングのナレーションが「悪魔のいけにえ」風で惹き込まれ、効果音風な音楽なんかが雰囲気を盛り上げてジリジリとじれったい程のテンポで話が進んでゆきました。最初は良かったんだけどそのスローテンポに飽きてきて集中力が切れた所で事件は起きる。緊張感切れてたので冷静に観察な感じ。僕の頭の中ではその先を想像して進んじゃってるから、なんか話よりも技術的な部分とかばかりに目がいっちゃいました。あの独特のテンポに入り込めていればもう少し恐怖感も増したと思う。とにかく嫌な時間の長さを感じる雰囲気は存分にあった。犯人グループの何がしたいのか分からない不気味さと妙なマスクのデザインがゾッとするものがありました。あんな奴らに追い詰められるのは本当に嫌ですね。音で怖がらせる場面が多かったけど音立てすぎとも思った。ドリフのコントを見て「志村後ろー後ろー」って突っ込むような場面の連続でしたが、王道のホラー演出を実に的確にやってる映画だと思いま
した。やりたい事は凄く分かります。あまり直接的な特殊メイク等による効果を使わずに怖さを表現している点は評価出来ると思う。
まぁ最終的には予想通りの展開になってゆきいくつかの矛盾を残したまま重い空気のまま終わる映画でした。
悪くは無いけどちょっと間延びしすぎな印象の映画でした。
何処まで事実に忠実なのか分かりませんが、あれって助かった人の証言だけが頼りならば、全部嘘か妄想だとしたら一番恐ろしいのは主人公となりますね。全て本当な話ならばこんな映画を作るのって不謹慎だと思います。まぁおそらく事件の新聞記事を読んでヒントを得て作りたい映画となるように好きに考えたものじゃないでしょうかね。
映画終わって飲みながら映画談義する。映画好きの作り手と話するのは楽しいね。共に某上映会に向けての映画作りのアイデアとか考えていて色々と話すが、やっぱりホラーって文句言ったりするのは簡単で評価も低いけども実は凄く難しいもんなんだよな。と実感。だけど作る側で考えると一番面白く楽しいものであるとも思う。

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