どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「レクイエム 鎮魂歌」

2014年10月02日 | 映画
DVDでジャン・ローラン監督の映画「レクイエム 鎮魂歌」を鑑賞。
女ヴァンパイア、あまり喋らない少女二人、古城、ヌードとジャン・ローランらしい個性の出た映画。
冒頭でカーチェイスがあったり編集のテンポも早めだったので新たな面が見れたと思ったら、その後は相変わらずなスローでまったりした展開の映画でした。同じシーンで昼になったり夜になったりや学芸会のようなヴァンパイアの牙とか技術的にはアレレな所も結構目立つ作品でしたが映像的に非常に絵になる素晴らしいショットも沢山あり写真のようにじっくり見れるので印象深い。
被写体の少女2人も魅力的で衣装も良かったです。喋らずただ歩き彷徨う映像がとても良かった。
なかなか話の筋が見えず何が起きるのか起こっているのか分かりませんが、それがいつもミステリアスで惹き付けられる部分です。長い間の時に色々とどうなるのか想像力を刺激されます。内容的にはかなりシンプルでしたがヴァンパイアの性格が斬新で哀しみと儚さを感じるもので最後はなんとも切ないものもありました。
毎回似たような題材の映画ばかりでお家芸のようでもありますが各作品で違った展開や最後を見せてくれるので面白いです。
今回は音楽も良くて映像と合わさって入り込めた。
古城と照明と衣装の色彩がなんとも言えない魅力を醸し出してます。
殆ど台詞は無くて映像と音楽で見せる映画です。


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