どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ホテル・ムンバイ」

2019年09月28日 | 映画
「ホテル・ムンバイ」を鑑賞。実話を元に作られた映画でインドでの同時多発テロの事柄がリアルに緊迫感を持って描かれている目を離せない作品でした。当時は色々な所でテロが発生していてニュースで見たのは覚えていますが実際はどんなだったのかまでは知れなかったのもあり、こんなに酷くて恐ろしいものだったんだと衝撃でした。
感動する映画だと聞きましたが感動より衝撃の方が強かったな。ホテルの従業員の方がお客様を守った美談という面では人として他の人を見捨てて逃げるという事が出来なかっただろうという面が感じられ同時に銃を突きつけられてまではどうする事も出来ないという面も感じられました。中盤で女性フロントの方が部屋に電話をさせられ部屋のお客様が殺される音を聞きショックを受け直後に自分も殺される場面が一番衝撃的で何とも言えない気持ちになりました。いつテロのような事に巻き込まれるかなんて分からないし誰にでも可能性はある訳でそうなった時に自分は何が出来るのか?という事も考えさせられながら見れました。
またテロリスト側の人物像もしっかり描かれており根は決して悪人では無かっただろうに洗脳なのか信念なのかで恐ろしい存在となっていた側面も見れました。ラストのテロップ情報も重くまた希望もあるものでした。当時の実写映像も部分的に挿入されていて興味深かった。


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