どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「不意打ち」

2020年06月12日 | 映画

良い評判を耳にしていて気になっていた結構昔の白黒映画「不意打ち」を鑑賞。オープニングの凝ったタイトルバックとかから惹き込まれ物語の展開にグイグイと入ってゆけました。キャラクターの背景が上手く描かれていて様々な立場や性格の悪人達がどんどん手に負えない状況になってゆきます。色々と先は読めるのですが、どうなる?どうする?と古い映画なのでどのように描かれるのかも興味が湧き面白く見応えのある映画に仕上がっていました。結構凶暴な感覚のある恐ろしさを感じれる映画で役者陣の迫真の演技が良かったです。冒頭の置き手紙が全編に渡り暗い影を落としていて深みが出てました。悪人の若者をジェームズ・カーンが演じていましたが若すぎて最初気が付きませんでした。
彼の最期はしっかり衝撃的に描写されてましたね。
主演女優も良い芝居でしたが助演の人達の各キャラクターが皆実に良くて印象に残る芝居を見せてくれてました。
こうすりゃ良かった。ああすれば良かった。という後悔が沢山後味として残る良作でした。

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「ダブルボーダー」

2020年06月12日 | 映画
学生時代に大毎地下劇場でルドガー・ハウアー主演の「ウォンテッド」と2本立てで見た映画「ダブルボーダー」を久々に鑑賞。バイオレス描写がサム・ペキンパーのような印象の強かった映画で部分的には覚えてるのですが内容とかは殆ど忘れてしまっていました。ウォルター・ヒル監督らしい男臭い内容で中学生が考えるような男の理想だけで作ったようなダサ格好良い物語でした。キャストが何気に良くて癖のある役者が揃ってます。紅一点の女優さんも良かったですね。
主役のニック・ノルティだけが生き残り他の癖のある連中は皆死んじゃいますが男の美学のようなウォルター・ヒルらしい感覚が存分に出た男の子心をくすぐる嫌いじゃない映画です。




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