どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「カクテル」

2020年06月20日 | 映画
昔、大毎地下劇場で何かの映画と2本立てで見た筈だけど内容は殆ど忘れてしまっていた映画「カクテル」を久しぶりに鑑賞。音楽とお洒落な映像のトム・クルーズ人気に乗った映画という印象でした。音楽は改めて見ても懐かしいというか印象深かった。ヒロインはエリザベス・シューだったのは忘れてました。内容はイケメンのトム・クルーズがモテモテの調子の良い物語で正直そんなに見てて面白いものでも無かったけれど後半の展開はちょっと意外で考えさせられる部分もあった。その後の展開はまぁ想像出来るものはありましたが前向きとも後ろ向きとも捉えられる映画としてはハッピーエンド的にまとまっておりました。
案外シリアスな内容なんだけど甘いデートムービー的にもまとまっている映画でした。まぁそんなに印象には残らないのも分かる当時らしいトム・クルーズ映画でした。


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「ラストムービー」

2020年06月19日 | 映画
大学時代に京都まで行って見た映画「ラストムービー」がようやくブルーレイ化されて久しぶりに鑑賞。ダビングしたVHSでは何度か見直してはいたけど高画質4Kリマスターで見れるのは新鮮。撮影の光や構図が写真的で素晴らしい。だけどこの映画はフィルム上映で見るのがベストですね。
初めて見た時の衝撃というか集中力は今回は無く途中少しダレる部分もありましたが映像的に素敵で感覚的にグッとくる部分や音楽との調和にブツ切りのフィルム編集の感じに好きな部分がやはり健在。物語的にはコンセプト・アートのようで映画そのものの別な儀式的な視点や映画が現実に与える影響のようなものを感じる事が出来ました。初めて見た時はそこが理解出来た時に衝撃を受けたものでした。
何にせよ映画ってアートと同じで何でもありだという事や視点を変えて見てみるのも面白いんじゃない。みたいな感覚を持って見れました。
役者じゃなく素人の素の姿の面白さや普段なら編集でカットされて見れないような前後の映像なんかの魅力や動く写真のような良さが感じられる映画でした。タイトル出るまでが説明無しで難解で理解しにくい印象もありましたが全体で見ると何度も見てるからか分かりやすくシンプルな映画だったとも思えた。主人公カンザスは最後に映画の為に殺されてしまうと認識していましたが改めて見るとそうでも無いとも捉えられましたね。
ラスト直前の音楽と映像の流れがとても大好きです。SCENE MISSINGの文字とかカチンコとかカメラのズームとか動きとか映画作りのアナログな感覚が何か分からないけど好きなんです。


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「心の旅」

2020年06月19日 | 映画
初めての海外旅行でアメリカに行った時の飛行機の中で上映されてて見た記憶が残っている映画「心の旅」を久しぶりに鑑賞。結構忘れている印象でしたが見直すと物語の筋とか覚えている面も多かったのが驚きでした。これから向かう国で強盗に銃で撃たれて記憶を失うという展開にアメリカという国は恐ろしいなぁと感じたのも思い出しました。淡々と静かに進む展開の物語ですが人生のやり直しというか前向きな本当に大切なものに気付くという暖かい気持ちになれる映画でした。
今日見て気付いたのは脚本がJ.J.エイブラハムだったという事。「スターウォーズ」の前にハリソン・フォードと既に仕事していたんですね。ちょい役で出演もされてましたね。似てると思ったらやっぱり!でした。




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「スカイスクレイパー」

2020年06月18日 | 映画
ドゥエイン・ジョンソン主演のCGバリバリのアクション火災パニック映画「スカイスクレイパー」を鑑賞。
そんなアホな!な展開が連続する「んなアホな!?映画」でした。
まぁ深い事考えず頭をアホにして見れば充分楽しめる娯楽作でした。
CG盛り沢山で凄かったけど火災は火よりも煙の方が危険なんだよとか言っちゃいけないね。頭アホにして見なきゃね!CG時代の「タワーリング・インフェルノ」というか「ダイ・ハード」みたいな感じですが脚本的には「ダイ・ハード」の方が好き。
内容としては同主演の「カリフォルニア・ダウン」と殆ど同じ家族救う為にムキムキ・パパ大活躍の家族愛映画でしたが「カリフォルニア・ダウン」の方が感動出来た。
ドゥエイン・ジョンソンという人間離れしたムキムキ・キャラクターの存在感のおかげでギリギリ説得力を持って楽しめる「んなアホな!?映画」でした。
IMAXとか大画面で見るともっと面白く楽しめたかもしれません。ポップコーンとコーラをお供にね。




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[リミット]

2020年06月17日 | 映画
「キル・ビル2」で生き埋めにされる展開を見た時にそのシチュエーションだけで映画を作ったら面白いんじゃないか?低予算でもアイデア次第で作れるんじゃないか?と考えた事がありましたが、そういう映画は既に作られていました。主演はライアン・レイノルズで舞台は終始生き埋めにされた棺の中だけでした。音響効果で暗闇だけでも臨場感が出せてました。内容は色々と工夫されてて感心する所もありましたが最終的なオチは何か呆気無いというかアレ?って感じで終わっちゃいました。中東のどこかに埋められてるというのはトリックで実はアメリカ国内の何処かに何かしらの意図や理由があり埋められていてその真相が最後に分かりどんでん返しが!みたいな展開を期待していたんですけどね。
本当に中東に戦時中に埋められいる設定なら、そもそも発見は出来ないでしょ!って思っちゃったんですけどね。
ジッポーライターの火をもう少し丁寧に使った方が良いよ。とか携帯電話の電波や電池が都合良く繋がるとか持つというような面が気になりつつ見ちゃいました。シナリオがもう少し面白ければもっと面白い映画に出来たのではないかと思われますが、じゃあ他にアイデアは?と言われるとパッとは浮かばないので形にしただけでも立派だとも思いました。M.ナイト・シャマランとかだともっと面白いアイデアやシナリオを書けそうな気はしました。


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「デッドプール2」

2020年06月16日 | 映画
劇場に観に行ったけど殆ど内容覚えてなかった映画「デッドプール2」を久しぶりに鑑賞。まぁ見始めたら最後までダラっと面白く見れたんだけど内輪ネタとかマニアックなギャグが多く雑談してるような映画でした。ある意味、斬新で新しい感覚もある反面なんか自主映画とかのノリというか遊び感覚をメジャー映画で巨額の制作費でやられてもなんか素直に楽しめない感覚も残りました。まぁ深い事考えないで楽しめば良いんですけどね。
アホで馬鹿馬鹿しい事を真面目にやってる所とグロい笑える描写が良かったですが話の内容はやはりあまり見終わってもあまり明確な印象には残っていません。最終的には良い話でまとまっていましたけど。


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「ザスーラ」

2020年06月14日 | 映画
DVDで購入してたけど見て無かった映画「ザスーラ」を鑑賞。「ジュマンジ」の二番煎じみたいな内容の映画ではありましたが宇宙が舞台の夢ある兄弟仲直りテーマの良い映画でした。
特撮やCGがしっかりと良く出来ていて着ぐるみクリーチャーとかミニチュアとか80年代のSF映画のような楽しさに溢れていて見応えありました。
おもちゃ箱をぶち撒けて色々なものを破壊しまくるような爽快感もあります。話は都合良く展開するのですが、構成や伏線が良く出来ていて芯の部分で兄弟愛がしっかりと描かれているのが良かったし子役の芝居もとても良かった。凍ったお姉ちゃんも良かったしダミー人形良く出来てましたね。
特典メイキング映像も半分くらい見ましたがアナログな撮影手法とか大変そうだけど楽しそうでした。職人技を結集して楽しい映画に仕上げていたと思います。


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「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」

2020年06月13日 | 映画

映画館の大スクリーンで「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」を鑑賞。
コロナの影響でお客は僕を含めて2名という殆ど貸切状態で堪能出来ましたが、今作は本来なら多くのお客さんと一体になって周りから笑い声とかが聞こえてくるような環境で見れるのが楽しい映画ですよね。内容は毎度の寅さんシリーズのパターンというか同じなんですが今作は恋の切なさみたいなものは少なく明るく前向きな感じの娯楽作となってました。だけど冒頭の夢のシーンは「ジョーズ」のパロディになっていて佐藤蛾次郎がサメに喰われて真っ二つとか以外にもエグい場面があったりもしました。笑えたけど。
今作のマドンナは明るく元気な笑顔が素敵な方でした。知らない女優さんでしたけど。画家とのエピソードとか粋で暖かいいつもの人情味溢れる寅さん映画でした。昔見た事あるかもしれない。

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「デッド・ドント・ダイ」

2020年06月13日 | 映画
ジム・ジャームッシュ監督の新作映画「デッド・ドント・ダイ」を鑑賞。
ジャームッシュ監督らしい脱力系ゾンビ・コメディ映画でした。ゾンビ達が個性的で生前の習慣なんかが分かりやすく描かれてる所とかくだらないけどクスッと笑える可笑しさがありました。イギー・ポップのコーヒー・ゾンビが特に良かったな。だけど全体的には凄く面白いとか斬新というものは無く少々退屈さを感じ画面も終始暗いので眠くなりそうな面もありました。
最近見たゾンビものでは「ゾンビワールドへようこそ」の方がもっと面白かったです。今作は豪華キャストを集めて作ったインディーズ映画という印象で音楽の使い方が相変わらず良くてキャラクターの面白さで見せる映画でした。ある日、突然に日常が変わってしまうという現在の新型コロナ・ウィルスによる変化等にも通じるような部分も感じられました。


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「不意打ち」

2020年06月12日 | 映画

良い評判を耳にしていて気になっていた結構昔の白黒映画「不意打ち」を鑑賞。オープニングの凝ったタイトルバックとかから惹き込まれ物語の展開にグイグイと入ってゆけました。キャラクターの背景が上手く描かれていて様々な立場や性格の悪人達がどんどん手に負えない状況になってゆきます。色々と先は読めるのですが、どうなる?どうする?と古い映画なのでどのように描かれるのかも興味が湧き面白く見応えのある映画に仕上がっていました。結構凶暴な感覚のある恐ろしさを感じれる映画で役者陣の迫真の演技が良かったです。冒頭の置き手紙が全編に渡り暗い影を落としていて深みが出てました。悪人の若者をジェームズ・カーンが演じていましたが若すぎて最初気が付きませんでした。
彼の最期はしっかり衝撃的に描写されてましたね。
主演女優も良い芝居でしたが助演の人達の各キャラクターが皆実に良くて印象に残る芝居を見せてくれてました。
こうすりゃ良かった。ああすれば良かった。という後悔が沢山後味として残る良作でした。

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「ダブルボーダー」

2020年06月12日 | 映画
学生時代に大毎地下劇場でルドガー・ハウアー主演の「ウォンテッド」と2本立てで見た映画「ダブルボーダー」を久々に鑑賞。バイオレス描写がサム・ペキンパーのような印象の強かった映画で部分的には覚えてるのですが内容とかは殆ど忘れてしまっていました。ウォルター・ヒル監督らしい男臭い内容で中学生が考えるような男の理想だけで作ったようなダサ格好良い物語でした。キャストが何気に良くて癖のある役者が揃ってます。紅一点の女優さんも良かったですね。
主役のニック・ノルティだけが生き残り他の癖のある連中は皆死んじゃいますが男の美学のようなウォルター・ヒルらしい感覚が存分に出た男の子心をくすぐる嫌いじゃない映画です。




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「ハリウッド1969 シャロン・テイトの亡霊」

2020年06月11日 | 映画
昨年シャロン・テイト 殺害事件を題材にした映画が続いて公開されてタランティーノ監督の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」を見て何かしっくりこない長いし金かかってるけど事実を娯楽作として改変しちゃってる妙な不謹慎感も同時に感じちゃったりもした。その後に見た「ハリウッド1969 シャロン・テイトの亡霊」という映画ですが一種のファンタジーホラー映画として作られています。個人的にはこちらの方がまだ誠実に題材に向き合って作られてる気がして好感が持てました。尺も半分ぐらいで低予算であろう映画ですが構成とかが良くて最後は何とも切ない哀しみと共に少しだけ救われるような部分も感じられました。
後に人形アニメの「リブ・フリーキー!ダイ・フリーキー!」という映画も見ましたが、こちらは最低過ぎてダメでした。
久しぶりに「ハリウッド1969 シャロン・テイトの亡霊」を見直してみると突っ込み所というか引っかかる部分はあるものの夢だったりと構成で上手く流れを作っていて悪夢を見ているような感覚で恐ろしくも悲劇的な事件を描いていると思えました。音楽や音響効果が良くて惹きつけられました。
ヒラリー・ダフという名前だけは聞いた事あった歌手だと認識していた人が主演しています。役としてはタランティーノの映画の方の女優の方が良かったけど今作の女優さんも誠実さが伝わり頑張っていたと感じられました。
ちゃんと感情移入も出来ました。
こちらも事実を改変しちゃってる結末に向かいますが夢や妄想を上手く組み合わせて亡霊目線としての現実を知り最終的には事実を元にした結末となっているのが悲しいけれど良かった所でした。


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「AKIRA アキラ」

2020年06月10日 | 映画
学生時代に友人達が騒いでいたのを覚えているが見た事無かった映画「AKIRA アキラ」をようやく今になって鑑賞。コロナ自粛で何ヶ月も映画館に行けなかったので久々の劇場での鑑賞です。お客は5人だったかな。ゆったり集中して見れました。4Kリマスターされてるようですが元が80年代の映画なので劇的に綺麗だとかは思えず。
だけど当時のアニメの技術って凄いなぁと感心しちゃいます。アナログな質感が逆にとても好みでした。漫画の方で途中までは読んでいたので中盤を超えるぐらいまでは内容は知ってましたが、その後は知らなかったので興味深く楽しんで見れました。逆に中盤までは展開が遅い感覚もありましたけど。
全体的には面白かったけど物語として伝えたかった事やテーマみたいなものはあまり伝わってはきませんでした。
映像的には圧倒されて凄いと思ったけど気が付いたら終わっちゃってたような印象も。音楽もとても良かったけどバラエティ番組とかでよく流れて耳にしていた音楽ってこの映画のものだったのね。と遅れて見てる僕には変な感覚もあったりもした。30年も前のアニメ映画ですが最近の背景がCGだらけのハリウッド映画を見ているような感覚もありました。凄いアニメ映画です。


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「死霊のえじき」

2020年06月09日 | 映画
「死霊のえじき」を久しぶりに鑑賞。HDニューマスター版っていうのを初めて見ましたがエンドクレジットの音楽に字幕が付いてたのは初めて見たかも。最後にこんな音楽が流れていたのも忘れてました。画質も綺麗になってたけど印象は全体的にそれ程変わらず。初めて劇場で見たロメロ監督のゾンビ映画でした。当時は特殊メイクの凄さばかりが印象に残り物語の良さというか深い人間ドラマまでは理解出来ていない部分がありましたが見直す度に発見や人間性や考え方の違い等について考えさせられます。悪役として描かれているローズ大尉が見る度にそんなに悪い奴とも思えなくなっています。医者の方が案外酷い事をしてたりしてます。その為に自分の部下の命を何人も失い怒りと恐怖に駆られていった実は小心者だと。彼を演じるジョー・ピラトーの表情や芝居っぷりが素晴らしい。人間性の良い所を失ってゆく者達と人間性を取り戻すゾンビのバブの対比も良い。バブの演技も素晴らしかった。特殊メイク効果は何度見ても見事で見応えがありますね。


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「恐怖の足跡」

2020年06月08日 | 映画
久しぶりに「恐怖の足跡」を見たくなりDVDで鑑賞。悪夢を見ているような気持ち悪さというか居心地悪さが何か惹きつけられもする妙な良さのある映画。古い映画ですがゾッとさせられるイメージがあり恐ろしい。だけど詩的で切ない映画でもあります。
DVDは途中からインターレースが目立ち見づらい映像になっていて、別のメーカーのソフトに変更して続きを見ました。2種のソフトを持ってます。
好きな映画なのでブルーレイとか出たら安ければ買いたい所です。初めて見た海外版のVHSソフトはデッドリーカラー・エディションってやつだったから着色版も収録されていたら嬉しいな。随分と前に見たので忘れてしまってますがカラー版の悪夢場面は強烈だった印象が残ってます。
幽霊というか死人のメイクが不気味で素晴らしいです。


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