案外シリアスな内容なんだけど甘いデートムービー的にもまとまっている映画でした。まぁそんなに印象には残らないのも分かる当時らしいトム・クルーズ映画でした。
案外シリアスな内容なんだけど甘いデートムービー的にもまとまっている映画でした。まぁそんなに印象には残らないのも分かる当時らしいトム・クルーズ映画でした。
初めて見た時の衝撃というか集中力は今回は無く途中少しダレる部分もありましたが映像的に素敵で感覚的にグッとくる部分や音楽との調和にブツ切りのフィルム編集の感じに好きな部分がやはり健在。物語的にはコンセプト・アートのようで映画そのものの別な儀式的な視点や映画が現実に与える影響のようなものを感じる事が出来ました。初めて見た時はそこが理解出来た時に衝撃を受けたものでした。
何にせよ映画ってアートと同じで何でもありだという事や視点を変えて見てみるのも面白いんじゃない。みたいな感覚を持って見れました。
役者じゃなく素人の素の姿の面白さや普段なら編集でカットされて見れないような前後の映像なんかの魅力や動く写真のような良さが感じられる映画でした。タイトル出るまでが説明無しで難解で理解しにくい印象もありましたが全体で見ると何度も見てるからか分かりやすくシンプルな映画だったとも思えた。主人公カンザスは最後に映画の為に殺されてしまうと認識していましたが改めて見るとそうでも無いとも捉えられましたね。
ラスト直前の音楽と映像の流れがとても大好きです。SCENE MISSINGの文字とかカチンコとかカメラのズームとか動きとか映画作りのアナログな感覚が何か分からないけど好きなんです。
今日見て気付いたのは脚本がJ.J.エイブラハムだったという事。「スターウォーズ」の前にハリソン・フォードと既に仕事していたんですね。ちょい役で出演もされてましたね。似てると思ったらやっぱり!でした。
そんなアホな!な展開が連続する「んなアホな!?映画」でした。
まぁ深い事考えず頭をアホにして見れば充分楽しめる娯楽作でした。
CG盛り沢山で凄かったけど火災は火よりも煙の方が危険なんだよとか言っちゃいけないね。頭アホにして見なきゃね!CG時代の「タワーリング・インフェルノ」というか「ダイ・ハード」みたいな感じですが脚本的には「ダイ・ハード」の方が好き。
内容としては同主演の「カリフォルニア・ダウン」と殆ど同じ家族救う為にムキムキ・パパ大活躍の家族愛映画でしたが「カリフォルニア・ダウン」の方が感動出来た。
ドゥエイン・ジョンソンという人間離れしたムキムキ・キャラクターの存在感のおかげでギリギリ説得力を持って楽しめる「んなアホな!?映画」でした。
IMAXとか大画面で見るともっと面白く楽しめたかもしれません。ポップコーンとコーラをお供にね。
本当に中東に戦時中に埋められいる設定なら、そもそも発見は出来ないでしょ!って思っちゃったんですけどね。
ジッポーライターの火をもう少し丁寧に使った方が良いよ。とか携帯電話の電波や電池が都合良く繋がるとか持つというような面が気になりつつ見ちゃいました。シナリオがもう少し面白ければもっと面白い映画に出来たのではないかと思われますが、じゃあ他にアイデアは?と言われるとパッとは浮かばないので形にしただけでも立派だとも思いました。M.ナイト・シャマランとかだともっと面白いアイデアやシナリオを書けそうな気はしました。
アホで馬鹿馬鹿しい事を真面目にやってる所とグロい笑える描写が良かったですが話の内容はやはりあまり見終わってもあまり明確な印象には残っていません。最終的には良い話でまとまっていましたけど。
特撮やCGがしっかりと良く出来ていて着ぐるみクリーチャーとかミニチュアとか80年代のSF映画のような楽しさに溢れていて見応えありました。
おもちゃ箱をぶち撒けて色々なものを破壊しまくるような爽快感もあります。話は都合良く展開するのですが、構成や伏線が良く出来ていて芯の部分で兄弟愛がしっかりと描かれているのが良かったし子役の芝居もとても良かった。凍ったお姉ちゃんも良かったしダミー人形良く出来てましたね。
特典メイキング映像も半分くらい見ましたがアナログな撮影手法とか大変そうだけど楽しそうでした。職人技を結集して楽しい映画に仕上げていたと思います。
映画館の大スクリーンで「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」を鑑賞。
コロナの影響でお客は僕を含めて2名という殆ど貸切状態で堪能出来ましたが、今作は本来なら多くのお客さんと一体になって周りから笑い声とかが聞こえてくるような環境で見れるのが楽しい映画ですよね。内容は毎度の寅さんシリーズのパターンというか同じなんですが今作は恋の切なさみたいなものは少なく明るく前向きな感じの娯楽作となってました。だけど冒頭の夢のシーンは「ジョーズ」のパロディになっていて佐藤蛾次郎がサメに喰われて真っ二つとか以外にもエグい場面があったりもしました。笑えたけど。
今作のマドンナは明るく元気な笑顔が素敵な方でした。知らない女優さんでしたけど。画家とのエピソードとか粋で暖かいいつもの人情味溢れる寅さん映画でした。昔見た事あるかもしれない。
ジャームッシュ監督らしい脱力系ゾンビ・コメディ映画でした。ゾンビ達が個性的で生前の習慣なんかが分かりやすく描かれてる所とかくだらないけどクスッと笑える可笑しさがありました。イギー・ポップのコーヒー・ゾンビが特に良かったな。だけど全体的には凄く面白いとか斬新というものは無く少々退屈さを感じ画面も終始暗いので眠くなりそうな面もありました。
最近見たゾンビものでは「ゾンビワールドへようこそ」の方がもっと面白かったです。今作は豪華キャストを集めて作ったインディーズ映画という印象で音楽の使い方が相変わらず良くてキャラクターの面白さで見せる映画でした。ある日、突然に日常が変わってしまうという現在の新型コロナ・ウィルスによる変化等にも通じるような部分も感じられました。
良い評判を耳にしていて気になっていた結構昔の白黒映画「不意打ち」を鑑賞。オープニングの凝ったタイトルバックとかから惹き込まれ物語の展開にグイグイと入ってゆけました。キャラクターの背景が上手く描かれていて様々な立場や性格の悪人達がどんどん手に負えない状況になってゆきます。色々と先は読めるのですが、どうなる?どうする?と古い映画なのでどのように描かれるのかも興味が湧き面白く見応えのある映画に仕上がっていました。結構凶暴な感覚のある恐ろしさを感じれる映画で役者陣の迫真の演技が良かったです。冒頭の置き手紙が全編に渡り暗い影を落としていて深みが出てました。悪人の若者をジェームズ・カーンが演じていましたが若すぎて最初気が付きませんでした。
彼の最期はしっかり衝撃的に描写されてましたね。
主演女優も良い芝居でしたが助演の人達の各キャラクターが皆実に良くて印象に残る芝居を見せてくれてました。
こうすりゃ良かった。ああすれば良かった。という後悔が沢山後味として残る良作でした。
主役のニック・ノルティだけが生き残り他の癖のある連中は皆死んじゃいますが男の美学のようなウォルター・ヒルらしい感覚が存分に出た男の子心をくすぐる嫌いじゃない映画です。
後に人形アニメの「リブ・フリーキー!ダイ・フリーキー!」という映画も見ましたが、こちらは最低過ぎてダメでした。
久しぶりに「ハリウッド1969 シャロン・テイトの亡霊」を見直してみると突っ込み所というか引っかかる部分はあるものの夢だったりと構成で上手く流れを作っていて悪夢を見ているような感覚で恐ろしくも悲劇的な事件を描いていると思えました。音楽や音響効果が良くて惹きつけられました。
ヒラリー・ダフという名前だけは聞いた事あった歌手だと認識していた人が主演しています。役としてはタランティーノの映画の方の女優の方が良かったけど今作の女優さんも誠実さが伝わり頑張っていたと感じられました。
ちゃんと感情移入も出来ました。
こちらも事実を改変しちゃってる結末に向かいますが夢や妄想を上手く組み合わせて亡霊目線としての現実を知り最終的には事実を元にした結末となっているのが悲しいけれど良かった所でした。
だけど当時のアニメの技術って凄いなぁと感心しちゃいます。アナログな質感が逆にとても好みでした。漫画の方で途中までは読んでいたので中盤を超えるぐらいまでは内容は知ってましたが、その後は知らなかったので興味深く楽しんで見れました。逆に中盤までは展開が遅い感覚もありましたけど。
全体的には面白かったけど物語として伝えたかった事やテーマみたいなものはあまり伝わってはきませんでした。
映像的には圧倒されて凄いと思ったけど気が付いたら終わっちゃってたような印象も。音楽もとても良かったけどバラエティ番組とかでよく流れて耳にしていた音楽ってこの映画のものだったのね。と遅れて見てる僕には変な感覚もあったりもした。30年も前のアニメ映画ですが最近の背景がCGだらけのハリウッド映画を見ているような感覚もありました。凄いアニメ映画です。
DVDは途中からインターレースが目立ち見づらい映像になっていて、別のメーカーのソフトに変更して続きを見ました。2種のソフトを持ってます。
好きな映画なのでブルーレイとか出たら安ければ買いたい所です。初めて見た海外版のVHSソフトはデッドリーカラー・エディションってやつだったから着色版も収録されていたら嬉しいな。随分と前に見たので忘れてしまってますがカラー版の悪夢場面は強烈だった印象が残ってます。
幽霊というか死人のメイクが不気味で素晴らしいです。