栃木県はが郡の

陶工のつぶやき

型作り続行

2009-04-02 20:50:40 | 陶芸
石膏型を作るための、石膏製のケースです。

中央の丸い白いところが、石膏を流し込んだところ。

あしたケースから取り出します。

石膏を流す時、最初に何をやるかと言いますと

引き出しから電卓を取り出します。(笑)

そして石膏を流す部分の体積を計算するわけです。

シンプルな形ならば簡単なのですが

複雑になってくると、ややこしや、ああ、ややこしや。

うんうん言いながら、ノートに計算をして

なんとかして体積を算出すると

今度は石膏の量と水の量の計算です。

たとえば、作ろうとする型の体積が1000立方センチメートルだとします。

まあ牛乳1ℓくらいのものですね。

この場合、石膏が1キログラムになります。

そして、石膏によりますが大体75パーセントの水が必要になりますので

水750グラムを用意します。

つまり

体積(CC)=石膏の重さ(g)なんですねえ。

それでいよいよ流し込みに入るわけですが

ありゃりゃ、石膏がたりないぞ~

計算間違いということがあるわけですよ。

入れ子になっていたりして、複雑な形の時は間違うことがある。

人間は間違う動物なのですよ。(笑)

そこで

体積測定装置のようなものがあれば便利だなあと思うんです。

たとえばスライムのようなゲル状のもので

粘土や石膏にくっつかない性質のもの

それを一旦入れ込んで、とりだして計算しやすい形になおして計る!

まてよ

これだと粘土原型がやわらかいと、変形するなあ

そうだ!

ガスのようなもので体積を測るというのはどうだ?

・・・・

とこんな事を一日考えておりますが

結局ちょっと大目の石膏を用意して、もったいなけど余ったら捨てる

というのが一番簡単かもしれん。

石膏型はハンコのようなもので

完成形の写しが型になりますので

思考が立体的でなければなりません。

というわけで、型作りは頭を一番使う作業かも・・・

学校でもっとしっかり勉強しておけばよかったなあ。





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