くさなぎ君について考えた

釈放されたようですが、考えてみたんです。

逮捕されて結局良かったんじゃないかと・・・

と言うのは、いくら東京でもこの時期明け方はまだまだ寒いと思うんですよ。

泥酔してすっぱだかで、外に寝たら・・・

最悪心肺停止ということも無くはない。

社会的に影響は大きかったけれど、留置所の中ならとりあえず

身の安全は保障されるわけです。

泥酔してブラックアウトになった経験者って結構いると思う。

ただ、超有名人なだけに大ニュースになったけど

いまごろ落ち込んでるんじゃないですか？

私、以前警察官やってましたから

酔っ払いに関係した事件事故に対応したものです。

その経験からすると、今回のくさなぎ君の事件は・・・

まあ軽いほうじゃないでしょうかねえ。

他人にけがをさせたわけでも、物をこわしたわけでもありませんから。

反省して今後気をつけてもらえばよいということじゃないですか？

ま、現・一民間人の意見ですけど。

それでここからは、くさなぎ君と全然関係ない話。

警察官をやっていた時

早朝パトロールをしていたんです。

早朝パトロール・・・なんか話になりそうだな

「君と一緒に早朝パトロール～♪」なんて・・・

コホン

で、明け方５時ころでしたから、街を歩いている人なんてほとんどいない。

新聞配達の人くらいなんですね。

と、向こうから２０歳から２５歳くらいの男性が歩いてくる。

まあ普通の人なんですけど

この時間に、なんだか違和感があったんです。

警察官として「職務質問」というのをやったんですよ。

名前、年齢、住所、電話番号など聞いて

なぜ今頃こんなところを歩いているのか？と。

でまあ、友達の家で遊んで、家に帰るところ・・・と言う

きわめて納得できる答えで

「それじゃ気をつけて。」と言う感じで分かれたんです。

交番所に戻って、書類整理などして勤務時間が終わったので

帰り支度をして、さあ帰ろうという時

２０代の女性が交番に入ってきました。

勤務交代した別の警察官が応対していたんですけど

「明け方に見知らぬ男性に襲われた・・・。」

「犯人の着ていたものは・・・と言う感じで・・・。」

ん！？んん！

「もしかして、こんな人じゃなかったですか？」

「そうです！そんな人でした！」

明け方職務質問した例の男性とぴたり一致！

当直明けでさあ帰って寝るぞという状況が白紙にもどって

捜査報告書ですよ。

報告書を書き上げて、刑事課にあとは任せて寮に戻って寝たんですけど

目が覚めたら、犯人逮捕！だって。

住所や名前はデタラメだったんだけど

電話番号だけは正しかった！

罪名・強姦未遂

でもねえ、そんな人には見えなかった。

ごくごく普通の善良な市民に見えたんです。

人間って１００パーセント悪人もいなければ、１００パーセント善人もいないと思う。

だから文学が生まれるんじゃないですか？

もうずーと前の話でした。





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