栃木県はが郡の

陶工のつぶやき

続・行幸

2009-09-13 18:24:05 | Weblog
思ったとおりの良いお天気になりました。

石膏型も良く乾いてくれました。

前の記事のコメントに

お召し車と併走のほっかむりのおじいちゃんの話を書いてくれた

kuさん

有力情報をありがとうございました(笑)

爆笑しました。

いくら綿密に計画を立てて警備しても

予測不可能な事態はあるものですね。

行幸・行啓の警備情報はトップシークレットで

何時にどこで何があるか

知っているのは警察官と関係者。

私が勤務していた派出所の管轄内に

お泊りになる宿があって

厳重に警備していたのです。

ところが

毎日そこの喫茶店にコーヒーを飲みに来る

ちょっと変わった人がいて

注意人物というわけではなかったのですが

警察官の間では、ちょっと知られた

”変わった人”だったんですねえ。

その人

その日もコーヒーを飲みにやってきたんですよ。

ところが、警備上の都合で入れない。

「なんでだ!」・・・と



言えないわけですよ。


こういう面倒なことは、やっぱり

ベテランの警察官にお願いするべきなので(笑)

日の浅い私は静かに身を引きました。ハイ。





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行幸

2009-09-13 09:44:02 | 雑記
霧・・・

こんな日はお天気が良くなるぞ、多分。

この場所に来ると、決まって一休みして景色を眺めるどっぐまん。



飽きないのかな?



こうして遠くを眺めていると思い出す事がある。

どんぐりまんになる前の警察官だったころ

行幸があって

県警をあげての警護・警備があった。

とにかく行き先々すべてチェックして

問題が起きないように

上司はピリピリしていた。

警察官の数には限りがあるので

A地点の警護が終わると、先回りして

CとかDとかの地点の警護に入るということもあった。

そんなことをして

郊外の何にもない道路に警護に付いた時である。

50メートル間隔くらいに一人ずつ警察官が立ち

お召し車が通過するのを待っていた。

「あと5分で通過」

なんていう無線連絡がはいり

はるかかなたに車の影が見えたときである。

60歳くらいの男性が自転車でやってきた。

私のそばまで来て何故か突然自転車を停め

草むらにごそごそと入っていった。

「何事ぞ!」

むこうから上司の声がする

「何者だ!」

慌てて追いかけると・・・






立ちション





向こうで上司がどなっている


「だめだ!だめだ!」




だめだと言っても・・・今出てる。

どうすりゃ良いのよ?

お召し車がどんどん近づいてきている。



おいちゃん、早くすましてくれない?

こっちはハラハラである。

あと100メートルくらいに車が迫った時

おいちゃんは

悠然と自転車に乗って

さっぱりとした表情で

立ち去って行った。




おいちゃんは、多分なんにも知らなかったんだよね。

今世の中で何が起きて、自分はどのポジションに立って何をしているのか?

そしてそれが

一人の若い警察官にどれだけ迷惑をかけたのか・・・




お元気でしょうか?




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