長らく使っていたコンプレッサー
ついにさよならする事になった
と言っても
このような機材は町のゴミ収集では受け付けてくれないし
どうしたものかと考えていた
そう言えば近所に
廃品回収業を最近引退した人がいる
この人に相談してみたらどうだろう
と妻と話していたら
「じゃあ聞いてくるわ。」と妻が言う
「え!今?」
「そうよ。」
と言ってさっさと聞きに行ったのが昨日のこと
すこしして帰って来た
「OK!よ。その場ですぐ電話してくれて話がついたわ。」
「は~。そりゃよかった。」
「仲間の業者の人が来てくれるみたい。」
そして一夜あけ
今朝の散歩を終えてコーヒーなど飲んでいると
「その頭。刈ろうか?」と妻
妻の気が変わらないうちにやってもらうのが得策である
「どこで?」
「仕事場よ。」
それなりの準備をして待っていると
床屋さんの支度をして妻が現れる
さて・・・
「バリカンは?」
あ!そうであった
バリカンがなければ始まらない
私が管理していたのである
ぼ~っとお客さんしていたのだけれど
このお店は私も準備せねばならぬのであった
そして頭を刈ってもらって
そのままシャワーに行って洗い流す
ジャージャーとシャワーしていたら
妻がドンドンと戸を叩く
「早く出てきて!」
「どうした?」
「来たのよ。コンプレッサーの件。」
急いで出ていくと
昨日相談した近所の人と、仲間の業者さんと
妻と三人で話をしていて
コンプレッサーの他に壊れたケルヒャーも持っていってもらうことに
話がすっかりついていた
なんでも全部無料で引き取ってくれると言う
結局私は大したこともせず
シャワーを浴びて、頭さっぱりして
出ていったら、事が全部整っていたという
ありがたい出来事
しかしこの近所の人
廃品回収でかなりの利益を上げていたと聞く
こうやって相談してみると
なるほどなあと感心する
妻が行ったその場ですぐ電話してくれて
その相手もたぶん
この人からの電話だからすぐに来てくれたのだと思う
仕事ができる人と言うのはこういうことなんだろう
呑気にシャワーなど浴びていると置いていかれちゃうな
それから妻も
こんなにさっさと交渉できる人だったんだ
気をつけないと
役に立たない亭主もさっさと処分されると困るのである