しゅうかつ

息子が就活している

２～３日ごとに出かけて

企業訪問をしているようだ

自分をアピールする文章を頭を悩ませながら書いていて

相談を持ちかけられるのだが

「書けるところだけ書けば良いのでは？」

などと答えていると

「それでは落ちる。」

と言われる

妻には

「当たり前よ。あなたはお気楽なんだから。」

と

なぜ私が非難されねばならないのだろうか？

そしてまた

最近妻が家の中をせっせと片付けしている

たとえば

屋根裏に仕舞い込んでいた

子供が小さかった時のスベリ台とか

おもちゃとか

絵本とか

そんなものをリサイクルショップに持ち込んだり

捨てたり

まあいずれやらねばならないかなと思っていたことなんだけど

そういうことをやったり

また

昔の雑誌などを引っ張り出してきて

「これはいるものなんでしょうか？」

と問い詰められる





「はい・・・いりません。」




だって

ウインドウズ９５の雑誌とか

とっておく必要あるかな？



そこで考えた


妻は終活してるのではあるまいか？


「この時期に　息子就活　妻終活」字余り　そして字違い

家の中が片付いていくのは気持ちが良いことなんだけど

ちびっとさみしいことでもある

そしてまた

なんだか

自分だけなんの役にも立っていない気もするのである

ネットがつながらない！・・・って

就活で帰ってきている息子

「家の中のワイファイがつながらないんだけど。」

とおっしゃる

出かけねばならぬ私は

帰ってきてから調べてみるよと言い残し

車へ





用事が済んで

息子に電話した

「まだワイファイ繋がらないかい？」

「今外出中なのでわからない。」

途中電気店に立ち寄り

ワイファイルーターを物色したけれど

やっぱり全部調べてからにしようとそのまま帰宅した






工房の有線のマックを開いてみると

ネットにつながらない

これは

ワイファイの問題ではないのではないか？



二階に上がって行き

点検してみると



何故かオオモトの機械の電気のコードが抜けかかっている


差してみると


おお！復旧したではありませんか



背後で

何か私のせいで、とんでもないことが起きてしまったのではないか？

と心配そうにしている妻


「掃除の時、この辺をひっかけたりしなかった？」と聞いてみると





「この辺はしばらく掃除してないかも。」




じゃあなんで抜けかかったのか？


新たなナゾが生まれてきたのだが

直ったんだから、まあ良いんじゃなかろうか



電波は見えないから

何事が起きているのかわからないわけですよ

そのうえ

見えていても

何事が起きているのか

よくわかっていない妻



それでも

妻がいなければ

我が家は進んで行かないわけでして



この世の中

理屈だけではないのですなあ



１００の理屈を並べても

「嫌い」と言われれば元も子もない



そういう人に

私はなりたい・・・




と



宮沢賢治のように思っても


理屈で考えてしまう私なのでありました





直感で生きている人にはかなわないなあ