9月1日から議会が始まりました。この議会は平成21年度決算と22年度の補正予算が議題です。9時から始まった議会は市長のあいさつからはじまり、議案の提案説明が相次ぎ午後3時半に終了。引き続き議会改革委員会が開かれ、一般質問へ一問一答方式を導入することについての答申案を審議しました。
上程された議案はまず専決処分された条例改正にかかわるもの2件、平成21年度の決算認定にかかわるものが一般会計・特別会計6件・公営企業会計3件、平成22年度の補正予算にかかわるものが一般会計・特別会計3件・公営企業会計2件、条例改正にかかわるものが2件、その他1件の21案件でした。
専決処分案件は図書館職員の使い込み事件にかかわり、その責任をとるため教育長の給与を1ヶ月間1割削減するもので承認されました。
それ以外の議案は13日に本会議で総括質疑が行なわれ、その後15日から17日まで3日間にわたって各委員会で審議、21日には決算特別委員会で審議され、最終日の24日に採決されます。これから分厚い決算書・補正予算書と格闘することになります。
特筆すべきだったのは決算審査・監査報告でした。監査報告は一般的には現状追認になりがちですが、今回の監査報告は一歩踏み込み、仕事の改善や職員の服務基準の遵守まで具体的に指摘していました。この間職員の不祥事が続いたことを考えれば必要なことだと感じています。監査報告書の中で重要だと感じたのは以下の3点でした。
・平成21年度の実質単年度収支が2億4800万円の歳入不足となっていること。
・歳入不足の原因は不況による市税の落込みで、2億4千万円マイナス。
・こうした中で税金の滞納も増え、不能欠損も3千万円と前年比25%増であること。
不況の影響が市の財政にも及び、一層厳しい状況が続いていることが感じられました。
さらに報告では最後に3点にわたり問題点を指摘しています。
第1に、7億7000万円を投入して完成した田中駅の南北連絡通路の利用は低調であり、住民の満足の最大化を重視した政策を展開する観点からも、事業の成果を評価するしくみを導入すべきだと述べています。第2に、本物・実物を重視した実学をベースとする東御市らしい学校教育の実践を求めています。第3に、職員の服務基準の遵守を徹底し、マナー・モラル・ルールの遵守を呼びかけています。
監査の視点から市政改革の必要性を論じた今回の監査報告には感銘を受けました。市政担当者にしてみれば耳の痛いご指摘だったと思いますが、それを一歩乗り越え市民のために真摯な取り組みを期待したいと思います。
上程された議案はまず専決処分された条例改正にかかわるもの2件、平成21年度の決算認定にかかわるものが一般会計・特別会計6件・公営企業会計3件、平成22年度の補正予算にかかわるものが一般会計・特別会計3件・公営企業会計2件、条例改正にかかわるものが2件、その他1件の21案件でした。
専決処分案件は図書館職員の使い込み事件にかかわり、その責任をとるため教育長の給与を1ヶ月間1割削減するもので承認されました。
それ以外の議案は13日に本会議で総括質疑が行なわれ、その後15日から17日まで3日間にわたって各委員会で審議、21日には決算特別委員会で審議され、最終日の24日に採決されます。これから分厚い決算書・補正予算書と格闘することになります。
特筆すべきだったのは決算審査・監査報告でした。監査報告は一般的には現状追認になりがちですが、今回の監査報告は一歩踏み込み、仕事の改善や職員の服務基準の遵守まで具体的に指摘していました。この間職員の不祥事が続いたことを考えれば必要なことだと感じています。監査報告書の中で重要だと感じたのは以下の3点でした。
・平成21年度の実質単年度収支が2億4800万円の歳入不足となっていること。
・歳入不足の原因は不況による市税の落込みで、2億4千万円マイナス。
・こうした中で税金の滞納も増え、不能欠損も3千万円と前年比25%増であること。
不況の影響が市の財政にも及び、一層厳しい状況が続いていることが感じられました。
さらに報告では最後に3点にわたり問題点を指摘しています。
第1に、7億7000万円を投入して完成した田中駅の南北連絡通路の利用は低調であり、住民の満足の最大化を重視した政策を展開する観点からも、事業の成果を評価するしくみを導入すべきだと述べています。第2に、本物・実物を重視した実学をベースとする東御市らしい学校教育の実践を求めています。第3に、職員の服務基準の遵守を徹底し、マナー・モラル・ルールの遵守を呼びかけています。
監査の視点から市政改革の必要性を論じた今回の監査報告には感銘を受けました。市政担当者にしてみれば耳の痛いご指摘だったと思いますが、それを一歩乗り越え市民のために真摯な取り組みを期待したいと思います。