中部電力浜岡原子力発電所停止へ!

2011-05-07 09:15:47 | 雑感
5月6日夕方のニュースで菅首相が中部電力の浜岡原発を停止するよう申し入れたとの報道がありました。正直言って驚きのニュースでした。

浜岡原発は中部電力唯一の原子力発電所です。5号機まであり1号機と2号機は老朽化に伴いすでに停止しています。3号機は定期点検のため停止中で、4・5号機が運転を続けていました。その3号機も定期点検が終わり近いうちに稼動したいと静岡県に申し入れており、知事が待ったをかけているとの報道が行なわれたばかりでした。

浜岡原発にはかつて訪れたことがあります。その頃は浜岡町といっていました。現在は御前崎市となっています。長い砂浜に沿って続く原子力発電所は壮観でもありました。しかしここは東海地震の想定震源域のまっただ中でした。発電所と民家とは道路一本で仕切られているだけでした。東京電力の柏崎刈羽原発にも行ったことがありますが、こちらは集落と原発との間には砂丘の山がありました。

つい先日、浜岡原発停止を訴えた方に対して御前崎市長が難色を示し、原発があるから国から多額の補助金や交付金が来ていること、原発にかかわって暮らしている方が大勢いることなどをあげられていました。

住民の安全・安心と言う観点からすれば原発を停止することは市民益にかなっています。しかしそれによって国からの財政支援が失われ、原発によって生計を立てている方の仕事を奪うことにもなることを考えれば、問題はそう簡単ではありません。御前崎市長の苦悩も理解できます。

中部電力さんも原発を止め、そのかわりに火力発電所を稼動すれば莫大な燃料代がかかりコストアップ要因になります。経営的にも厳しくなることが予想されます。その結果は電気料金の値上げと言う形で市民にも跳ね返ってくるでしょう。

そんな様々なことを考えてみるとことはまさに重大です。しかし、そうしたことをすべて考慮に入れたとしても、東海地震震源域にある浜岡原発をそのままにしておくということは、福島原発事故の惨状を見ればとてもできないと思うのです。この点については菅さんの英断に敬意を表するものです。

しかし「原発はいやだから止めろ、電気はこれまで通り送れ」という理屈は通りません。私たち一人ひとりがこれからの日本のエネルギー問題と真正面から取り組む決意が必要です。私たちの生き方が問われているのだと思います。


子供相撲雷電場所でした

2011-05-07 06:44:03 | 雑感
5月3日には雷電道の駅で「子供相撲雷電場所」が開かれ大勢の子供達や保護者の皆さんが集まりました。この道の駅は「雷電くるみの里」と銘打っているように、ここは江戸時代の無敵力士雷電為衛門の出身地です。そんなことから道の駅のかたわらには立派な土俵が整備されていて、毎年この時期に相撲大会を開催しています。

小さな子も大きな子も、男の子も女の子も一生懸命取り組み、たくさんの声援が飛び交っていました。




日めくりカレンダー