涙のシークレット・ラブ

気が付くと９月ですなぁ。秋は人恋しい季節・・・ってかぁ。いや、何はともあれサンマ定食だな、ウン。
ダウンタウン７枚目のシングル盤「涙のシークレット・ラブ」（'７６年）。ダウンタウンの数多くあるバラードの中でもトップを争う名曲　シークレット・・・って、つまりは不倫、きれいに言うなら“もうひとつの恋”ってとこかな。切ない音を醸し出すサックスと共に「愛されてもため息ばかりが」「傷ついても優しさばかりが」「想い出さえ誰にも言えずに」なんて歌詞がドラマチックに感じられます



ツナギ全盛期より定着した「胸に自分の名前を一文字」のイメージをそのまま受け継いでいるのか、今回の衣裳は黒のチャイナ服に漢字一文字。アルファベット天国のジャパンに釘を刺すアイデアに脱帽　前作の「裏切り者の旅」のジャケットでは顔が映らなかったピアノの千野秀一氏（左１）が“初お目見え”。またドラム担当が鈴木洋行氏（右２）にチェ～ンジ・・・でもね、実はこの曲、ドラムを叩いているのは前任の相原誠氏なんだよん　録音時期と発売時期がずれた事によって発生した現象ね。



　こちらは初のベストアルバム「傑作大全集」（'７７年）。その名の通り“港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ”“スモーキン・ブギ”“カッコマン・ブギ”“サクセス”そして“涙のシークレット・ラブ”など全１３曲。人気爆発期を経てロックバンドとして安定期に入りつつも、まだまだかっ飛ばしてるぜ～ってな勢いが感じられます。衣裳はジーンズ地の作務衣（さむえ）タイプにこれまた漢字一文字ね　これを手にしたのは中学２年の時。ワクワクしたなぁ・・・。