加山到のハマッ子雑貨飯店

おもちゃ箱をひっくり返したような楽しい雰囲気が伝われば嬉しいなっと。08年11月6日開店!

「0座標」アルバム

2016-04-23 | レコード
拙ブログ4月8日付「大都会~闘いの日々」で紹介したバンド「0座標」
このバンドがリリースした唯一のアルバムをゲットしました

70年代初頭に流行り、そのイメージが定着したであろう“四畳半フォーク”。その典型ともいえるのでしょうが、ただしサウンドはアコースティックではなく、エレキを使用しているので日本独特の味が出ています。
スカスカなようでしっかりとした音が並んでいる。フォークだけど抒情詩的なジャパニーズブルースのにおいが漂ってくる・・・とでも言いましょうか。
初めて聞いた時に「あ、“はっぴいえんど”っぽいな」と感じましたね

『脛嚙りの一人言』プロペラレコード/日本コロムビア・1973年


ジャケット左側が縦に白茶けているのは長い間ジャケ帯があったからでしょう。残念ながら今回ゲットした時には帯はついていませんでした
レコードを手にしてみて「おやぁ~?」と感じたことが3つほど。

★バンド名の「0座標」ですが“ゼロざひょう”と読むのですが、ジャケットやライナーノーツに記されているのは「○座標」になっています。字体・フォントの問題ですが、これだとたたの「まる」にも読めるし、英文字のO「オー」とも読めます。おまけに振り仮名がどこにもふられていないので、それこそ「まるざひょう」とも「オーざひょう」と読めちゃったりします

★メンバー6人の写真が掲載されていますが、ライナーノーツに紹介されているメンバーは5人。これいかに?
ただ、紹介記事を書いた「世話人・三浦義和」なる人物が、プロローグとエンディングを歌っていたり後記のように作詞作曲などを手掛けているので、彼を含めた6人の写真ってことなのでしょうか。

せっかくなのでメンバー5人のプロフィールを一部転記しておきます。
小泉良司・・・昭和28年3月生まれ 身長180センチ  担当はVo、Bs、Gu
笹沢一宏・・・昭和28年1月生まれ 身長173,5センチ 担当はVo、Gu、Org
篠原仁志・・・昭和27年1月生まれ 身長178センチ  担当はVo、Gu、Ds
吉沢聖吉・・・昭和26年10月生まれ 身長171センチ  担当はVo、Pf、Org、Ds
真柄久義・・・昭和27年7月生まれ 身長175センチ  担当はVo、Ds、Gu

笹沢以外はすべて現役の大学生。また全員の自宅住所まで明記されています。時代ですね(昭和40年代の芸能雑誌にはスターの自宅住所が掲載されていたのがありました)

★ノーツの裏面最下段には以下の名前などが羅列されています。
作詞・作曲・コーラス・アレンジ:三浦義和
編曲・アコースティックギター・ピアノ:喜多嶋修
エレキギター・オルガン:左右栄一
エレキベース:石川真名水
ドラムス:和田ジョージ
タブーラ(B面4曲目):瀬上養之助

はて・・・?喜多嶋修がかかわっているのはそれなりの驚きですが、これだけ他のメンバーが担当楽器を明記してあるってことは、収録されているサウンドは彼らによるものであって0座標によるものではないってことですかね? どーなんでしょ
ちなみにこのメンバー、調べてみるとすんげぇミュージシャンだったりします



0座標がドラマ「大都会~闘いの日々」を手掛けたのは、このアルバムが発売されてから3年後。メンバーも変わっていたようです。となると「大都会」で聞けるあのハードでヘビーなサウンドは、バンドとしての方向性や音楽性が変わったってことなのかなぁ。

ちなみのこのアルバムは、2007年に解散ライブ音源と一体化され、CDになって発売されていますね。こうなると、解散ライブ音源も聞いてみたいっす

コメント (2)
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