加山到のハマッ子雑貨飯店

おもちゃ箱をひっくり返したような楽しい雰囲気が伝われば嬉しいなっと。08年11月6日開店!

ミキヲ、お疲れさま!

2016-05-30 | 仲間・先輩・後輩
元劇団カンタービレの近藤ミキヲくん
彼のラスト公演、劇団桃唄309「風が吹いた、帰ろう」を見てきました。そうです、ミキヲはこの公演を機に役者業から身を引きます。



カンタービレの副座長・・・というより若頭/兄貴分と称した方が似合っている彼。8年間お世話になりっぱなしでした

2008年の舞台「フォトグラフ」で出会い、その小太りの愛嬌のあるキャラクターに圧倒され、温かみのある人間性に惹かれ、サックス奏者の一面があるゆえに音楽の話に興じ、時には一緒に友人のライブに出かけ・・・カンタービレ本公演ではすべて共演しました。



最後の共演は昨年夏のカンタービレ作品「天使になりた~い」。後列の緑の衣裳が神父役の私。前列中央がシスター役のミキヲ。
彼に与えられたのは「幽霊のシスター」。セリフがほとんどない役でした。しかしそれは、すでに様々な事情で稽古に参加できないミキヲを思って、脚本兼演出の座長が考えた苦肉の策。
「ヤツならセリフがなくても、存在感が出せる。物語を引っ張っていける。」とう絶対的信頼からでした。



そんな作品でミキヲが唯一セリフを放ったのは、神父である私と2人だけのシーンのみ。約10分にわたるセリフの応酬。教会や同僚シスターの行く末、或いは震災被災地を思いながら熱弁をふるう“天国のシスター”。
ミキヲのやさしさが重なる素敵なシスターでした。


何はともあれ、男として一大決心をしたミキヲ。
もしかしたら役者業以上に大変な道を歩むかもしれません。でも乗り切ってくれることを願いつつ・・・「いつか・・・うん、いつかまた一緒に芝居をしような



コメント (2)
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