加山到のハマッ子雑貨飯店

おもちゃ箱をひっくり返したような楽しい雰囲気が伝われば嬉しいなっと。08年11月6日開店!

スパイク・ジョーンズ

2020-03-17 | レコード

ウイルス関連で世の中不穏。うやむやを発散させることもあって向かったのは”夢の国”中古レコード店。いや、好きだから時々行ってますけどね(笑)

今回発見したのがこちら

SPIKE JONES AND HIS CITYSLICKERS/I WENT TO YOUR WEDDING(RCA・1980年)

SPIKE JONES AND HIS CITYSLICKERS/MURDERS AGAIN(RCA/1973年)

こんなコメディアンがいたのかぁ~~~~

スパイク・ジョーンズ。1911年~1965年没。アメリカの「冗談音楽の王様」。元はミュージシャン(ドラマー)でありつつ、率いるバンドメンバーと奏でる楽しい演奏・・・自身はコンダクトをしながら、食器や小さな打楽器をズラっと並べて作った独特のドラム的なパーカッションを駆使。拳銃でパン!パン!とリズムをとるのが大いに受けていたようです。ホーンセクションを前面に出したいわゆるデキシーランドジャズのサウンドをベースに、時にはメンバー1人1人にコント的なことをやらせて笑いを誘います。

そう!日本のハナ肇とクレイジーキャッツなんです。クレイジーキャッツの音楽コントは、このスパイクジョーンズ&ヒズ・シティスリッカーズが元だったのです。ハナ肇も植木等もみんなスパイクに憧れたのでしょうね。そしてクレイジーの後輩に当たるドリフターズもこの路線に乗っかっていたわけです(ドリフに関しては結成からメンバーチェンジを経て現在に至るまで紆余曲折がありましたが)

そしてフランキー堺。私にしてみれば芸達者な俳優というイメージがあるのですが、そもそも昭和30年前後に「フランキー堺とシティスリッカーズ」というバンドを結成してスパイクのコピーバンドとして活躍されていたようです。ちなみに堺はドラム。メンバーには後にクレイジーキャッツに名を連ねる植木等、桜井センリ、谷啓がいたようです。

ネットでサクッと調べたところ、スパイク自身は1965年に他界しているため、レコードジャケットに記載されている発売年であろう西暦からすると、発売された時にはスパイクはすでに亡くなっていたわけです。もしかしたら再発盤かもしれませんが、いずれにしろスパイクとメンバーたちによる素晴らしくて楽しい音楽が、多くの人たちに受け入れられていた証と言えるでしょう。YouTubeにその映像がありますのでそちらもぜひ

コメント
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