TOKYO MXテレビ「仮面ライダー」。今宵の敵はイソギンジャガー
特筆すべきは原作者・石森章太郎による脚本・監督・端役出演
それまでのドラマにあまり見られないようなカメラアングルや情景は、やはりご自身が漫画家=描写が絵的から来ているのでしょうね。
爆風をバックにジャンプするサイクロン。しかも途中から数秒の静止画。
駆ける本郷をローアングルで捉えるカットは漫画版によく見られます。
海を歩くイソギンジャガーを空撮で撮り、広い世界観を演出。
ライダーを取り囲む戦闘員の場面ではレンズを2枚駆使しているようで、非現実的な不思議な空間を見せています。
大海原を背景にした、奥深いアクションシーンの一方、大空をバックにしてヘリコプターを用いた遠近感。
1人で敵に立ち向かう本郷の心情がこちらに伝わって来るようです。
少なからず「美しき芸術的な雰囲気」を感じられる作品になっています