気まぐれロンリー 人生リボーン!

旅好き酒好きオヤジのロンリーライフ。
風に吹かれて何処をさすらう。
明日はいずこの草枕。

汚れた純情

2024-05-11 09:59:43 | 事件

夕べ話したオヤジたちは、皆、加害者に同情的だった。

25歳も歳下の女に入れ上げて破滅した50男。

もちろん悪いのは男で、殺された被害者はお気の毒だ。だがその気にさせた被害者にも少なからぬ責任があるのではないか。

高齢者の仲間入りをしたオヤジたちには、高級な車やバイクを売ってまでも若い女に貢いだ50男の純情は、愚かしく痛々しく、それでもアスファルトで砕けたガラスのように小さな光を照り返している。

汚れた純情。

太宰治は御伽草子の「カチカチ山」で、タヌキにこう叫ばせている。

「惚れたが、悪いか〜!」。

ウサギに騙され、泥舟に乗せられたタヌキ。

惚れた男はいつもバカで情けない。

でも、そんなバカが懐かしくもある。

それは、年老いた男たちが失ってしまったものだからだ。

もちろん、あそこまで愚かではない。

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手垢まみれの風景

2024-05-06 09:49:20 | 

同じような写真を撮って何が楽しいのだろう。

よく分からない。

とってもバカバカしいことだと思う。

横並びが好きな日本人だけかと思いきや外国人までとはびっくり‼︎

富士山なんて何処から見ても絵になる。

自分だけのビューポイントを探して撮影しようと何故思わないんだろう?

有名観光地に行って写真を撮ること自体は何ら不思議ではないが、無名であれ美しい光景はいくらでもある。

あのローソン富士も、何処かの誰かが偶然見つけて撮ったものが、ネットで拡散されて人気を呼んだもの。

手垢のついた風景を求めてわざわざ出かけるより、誰も見向きもしない無垢な風景を自ら見つける方が楽しいと思うけどね。

 

 

 

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