Go To Travel を利用して旅をした。
初日は島根の玉造温泉で蟹を喰らい🦀、
翌日は大山の美しく雄大な姿を見ながら下道を直走って瀬戸内の福山へ。
大山はいつも蒜山方向からの裏大山しか見たことがなかったが、表は富士山のように🗻きれいな円錐形。
さすが伯耆富士と呼ばれるだけのことはある。
裏大山は屏風のように聳り立つ。
男性的でこちらもなかなか精悍で良い。
夜は福山の居酒屋で地酒を飲み焼きガキを食べた。
前日、カニを食べすぎたので控えめにしておいた。
地域共通クーポンはガソリン代と飲み代の一部に消えた。
宿代は35%オフ。
クーポンを合わせると半額で楽しめる。
利用しない手はない。
福山の鞆の浦は人気の観光地。
鄙びた漁師町だがジブリ効果で観光客が多い。
有名な常夜燈も昼日中ではパッとしない。
2泊3日の小旅行。
旅の終わりはいつも同じ感想。
やっぱり我が家が1番良い。
BSで久し振りに「わが愛しのキャンディーズ」という番組を見た。
14年前に放送されたもののリマスター版である。
実は14年前も、ボクは見た。
その時に書きブログにアップした一文を抜粋してコピペしてみた。
こんな感じ・・・。
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報道ステーションのCMの間に、 何気なくNHKにチャンネルを変えたら 彼女たちが歌っていた。
懐かしくてついつい見入ってしまい、結局最後まで見てしまった。
ちょっと切なくなった。
キャンディーズは同世代のアイドルだった。
ランちゃんこと伊藤蘭はまさに同い年。
僕の高校時代の親友は、彼女と同じ中学に通っていたらしい。
彼女たちが歌手デビューし解散するまでは、僕の大学時代に重なる。
特にキャンディーズに興味があった訳でもないが、親友を通して何となくランちゃんには親しみを感じていた。
ピンクレディほどヒットはしなかったが、知らない歌はない。
次々に懐かしい映像と共に甦る。しかもフルコーラス。
リモコンに手は伸びず、チャンネルは戻らない。
1977年7月。あの日比谷野外音楽堂・・・
「普通の女の子に戻りたい!」
ランちゃんが声を振り絞り、泣き崩れる。
1977年というと、僕は大学生最後の夏休みということになる。
就職か留年か・・・
同世代の女の子が、既に一時代を築き、 新しい旅立ちへの一大決心をしたというのに、
ぼくはまだ何者でもなく、何処へ向かうのかも分からなかった。
その年の9月に解散する決意だったらしいが、事務所の説得で半年後に先送りされる。
つまり、1978年4月である。
ぼくはすっかり忘れていたけど、
1978年というのは今の会社に就職した年だったのだ。
青春時代を過ごした東京を離れ、徳島で生きていくことを決意した年。
それが、キャンディーズが「私たちは幸せでした!」と泣き叫んで解散した年だと言うことを思い出さされた時、ちょっと切なくなったのだ。
デビューから絶頂期、そして解散までの軌跡が僕の青春と奇妙に重なるという符号に気づき、僕は何か物悲しさを感じてしまったのだ。
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14年たっても、やっぱりチャンネルを変えることなく見てしまった。
ボクは全く成長していない・・・。
こいつやっぱりバカだな。
国会中継を見ていると菅義偉の壊れたテープレコーダーぶりが滑稽すぎて虫酸が走る。
見ものとしては面白い。
コイツが一国のリーダーでなければね。
野党が案外頑張ってる。
菅は官僚の書いた答弁を繰り返し読むだけ。
しかもしどろもどろで。
国民は早く目覚めないと。
自民党の重鎮たちも思ってるのでは。
学術会議の任命拒否なんかしなきゃよかったんだよと。
国民の多くが存在すら知らなかったのに。
そのことひとつとっても危機管理能力はないな。
桐野夏生の新刊「日没」を読んだ。
とっても気が滅入る不条理小説。
表現の自由がテーマ。
菅政権の学術会議に対する傲慢な現実を目の当たりにしているから不気味さが倍増する。
これって現実じゃないの?と。
作者は恐ろしい不条理な世界をフィクションとして書いたのだろうが、フィクションを凌駕する現実があるということの方が断然恐ろしい。
事実は小説よりも奇なり。
凄いよガースー。