大晦日。
BS NHKプレミアムでずっと映画をやっている🎞
夕方から「ウエストサイドストーリー」を観た。
我が青春の映画。
中学生の時、友達と有楽町の映画館に観に行った。
リバイバル上映だった。
子供の頃は親に連れられて東映や大映の映画ばかり観に行っていた。
小学生の頃、友達と行ったのは東宝の怪獣映画。
洋画、しかもミュージカルを大スクリーンで観たのは「ウエストサイドストーリー」が初めてだった。
衝撃だった。
何だこれは!?
音楽とダンスとドラマが一体となっている。
ケンカすらもダンスで表現する。
凄い。
痺れた。
これが映画なんだ。
そう思った。
サントラを買い、ずっと聴いていた。
そして、中学生のボクはナタリーウッドに恋をしていた。
物語はとてもシンプル。
ロミオとジュリエットを下敷きにした悲劇。
ラスト、ナタリーウッド(マリア)の叫びに、中学生のボクは泣いた。
そんな自分を思い出して、やっぱり泣けてきた。
この映画をきっかけにボクは映画少年となる。
有楽町の大スクリーンでは「サウンドオブミュージック」「ベンハー」などを、池袋の2番館では「俺たちに明日はない」「大脱走」などを見まくった。
訳のわからないフランス映画や切ないイタリア映画も。
大晦日。
もうすぐ新しい年。
またボクはひとつ歳を重ね、あの頃はまた少し遠ざかる。