気まぐれロンリー 人生リボーン!

旅好き酒好きオヤジのロンリーライフ。
風に吹かれて何処をさすらう。
明日はいずこの草枕。

渋谷と戦場

2018-10-30 11:51:08 | 日記

ボクが東京で同窓生たちと旧交を温めていたころ、渋谷は大変なことになっていたんですね。
和製ハロウィンのバカ騒ぎ。
イカれた格好で繰り広げる狼藉の数々。
思いっきり肌を露出しながら痴漢されたと騒ぐお門違いの女たち。

君子ならずとも危うきには近づかないのが分別ある大人の心構え。
危険地帯に乗り込む以上は「自己責任」というのは、つい最近聞いたばかりの話にも通じる。

安田純平氏に対する「自己責任論」は外野でなお一層燃え盛っている。
芸能人がああ言った、スポーツ選手がこう言った。
まあ誰がどう思おうと人それぞれ。
そんなことで世の中は何も変わらない。

話題の危険地帯にフリージャーナリストが行きたがるのは、それがになるから。
世の中には、もっと伝えるべきことはたくさんあるはずなのに、金にならない話には誰も飛びつかない。

そこが所謂「フリージャーナリスト」の胡散臭いところ。
「ニーズがあるから」と言いたいだろうが、ニーズを作るのもジャーナリストの仕事。
これまでメディアが伝えていない不幸な事実に光を当てて世に知らしめるという尊き仕事が疎かになっている。

金にならないからね。

だから、そうしたフリージャーナリストを英雄視する風潮は好きではない。
金になる危険地帯に群がるのは、ハロウィンの渋谷に集まるコスプレイヤーに似たミーハーさがある。

もちろん、そういうジャーナリストの必要性も認めているが。


子供の頃読んだトルストイの物語。
「どこともわからないところへ行って、なんともわからないものを持ってこい」
子供心に、それって一体何なんだと頭悩ませた記憶がある。

それこそジャーナリズムの神髄のような気もしている。

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築地市場

2018-10-29 12:19:05 | 日記

さて、東京最終日。

できれば行っておきたいと思っていたのが築地市場。

時代の終焉を見届けておこうというほど大袈裟ではないが。

 

新橋のホテルから散歩がてら築地に向かう。

途中、東京支社に寄って荷物を置かせてもらった。

後輩たちが「報われぬ」仕事に精を出している。

 

しばらく移転反対派とのトラブルがメディアを賑わせていたが、今はもう静かだった。

そして、相変わらず人が多い。

とりわけ外国人。

ここはもう日本ではない。

 

店はまだ空いてはいたが、飲み続けと食べ続けで腹が減っていない。

残念だが諦めた。

  

実は今日は練馬の姉の家に行こうと思っていた。

電話をすると昼には出かけるという。

新橋からだと1時間以上はかかる。

 

で、姉に会うのは諦め築地に行くことにしたのである。

 

さて、もう昼。

歩き疲れたので空港に向かうことにしようか。

きっとその頃には腹も減っているだろうから、寿司でもつまみながらビールを飲もうか・・・。

 

 

 

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野崎酒店

2018-10-28 18:10:27 | 日記

行けども行けども尽きぬTOKYO

どこかに行くと、そういえばあそこもと、行っておきたいところが尽きず湧き出てくる。

 

電車に乗り、歩いて歩いて。

既に1万8千歩。

 

疲れた軀を癒すのは旨い酒。

ということで、新橋のお気に入りの店に行く。

「野崎酒店」

日本酒好きのための店。

j 

カウンターに座り、まずは生ビール。

秋刀魚のつみれ汁とだし巻き玉子を頼む。

ここの出汁巻はビッグサイズ。

一人だとハーフサイズで十二分。

    

 ビールの後はもちろん日本酒。

手頃なサイズのグラスで飲めるから良い。

 

和歌山の紀土(きっど)。

山形の百舌(もず)。

仕上げは店長お勧めのプレミアム、青森の田酒(でんしゅ)。

     

 

どれも旨し。

 

ああ、東京の夜は更けてゆく・・・。

 

 

 

 

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大都会にて

2018-10-28 09:54:13 | 日記

東京にいる。

昨日は中学校の同窓会。

浅草で4次会までやり、新橋で締めた。

 

昼の12時から夜の10時まで。

流石に今朝はシンドイ。

 

とはいえ久しぶりの東京。

ホテルからぷらぷら銀座界隈を歩いている。

日曜日の午前9時半。

銀座の中央通りもまだ眠っている。

ただいま日比谷で一休み。

日比谷にも知らないビルが建っていた。

 

変わり続ける大都会。

肥大化する大東京。

 

小さな広場で、日比谷ミッドタウンのビルを見上げている。


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宿痾

2018-10-26 13:44:36 | 日記

安田純平氏が無事帰国しました。
彼がどういうジャーナリストなのかは知りませんが、生命が軽んじられる地域からの帰還はまずは喜ばしいことでしょうね。

誰だって人が殺されることなど望みませんから。

戦場や紛争地域に赴くジャーナリストにつきまとうのは「自己責任論」です。
今回もネットは大賑わいでは・・・。

いわゆる戦場ジャーナリストには業が課せられます。
より危険地帯に踏み込むという。

戦場ジャーナリストの多くがフリー。
より危険な地帯でより危険な映像を撮らなければ誰も買ってくれず収入が得られません。
だから、彼らは止められても危険地帯に入り込んでいきます。

宿痾のようなものです。

多くの人たちが、そうしたジャーナリストたちの活動を支持します。
「彼らが報道しなければ、世界は真実を知ることが出来ない」と。

確かに美しい理念、尊き行動でしょう。

しかしながら、彼らが何をどう伝えようが、世界を変えることなど出来ないということも紛れもない真実です。

「世界を変えた世紀の写真」と呼ばれるものはたくさんあります。
確かに衝撃的な写真です。

でも本当に世界は変わったのでしょうか。

この世から戦争はなくなりましたか。
貧困はなくなりましたか。
人種差別はなくなりましたか。
テロはなくなりましたか。

世界の片隅で起きている惨状をつぶさに伝えても、世界は変わらぬ明日を迎え続ける。
そういうものです・・・といえば厭世的に過ぎるでしょうか。

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