去年、徳島市長と対立した「阿波踊り振興協会」が、今年の夏は全面協力することになった。
つまり、協会側が「大人の対応」で譲歩したことになる。
協会の山田理事vs遠藤市長。
この仁義なき戦いは、ケンカ上手の理事長が先手を取った格好。
市長の更なるイメージダウンに成功したように思える。
もちろんこれはあくまで表面上のこと。
内実は知らない。
しかし、世間は真相などどうでも良い。
見えるものが全てなのだ。
来年の市長選を見込んでの先制パンチと見る向きもある。
市長の子供じみた対応は、批判の材料としては分かりやすい。
これで今年の阿波踊りは大成功、となるかどうかは疑わしい。
東京のイベンターが、どこまで仕切ることができるのか。
ミュージシャンのコンサートとはわけが違う。
観客を増やす狙いで、総踊りを毎日やることは朗報だろうが、これまでの南内町演舞場だけでなく、他の3箇所でも日替わりで行うらしい。
これが意味不明。
満員の演舞場が日替わりで移動するだけで、その時、それ以外の演舞場は閑古鳥だろう。
つまり総数は変わらない。
県協会や保存協会、苔作などの路上派がそれぞれに総踊りをすれば4演舞場とも埋まる可能性はあるが、そんなことは恐らく無理。
あの市長ベッタリの実行委員会は一体何をやってるんだか・・・。