朝から滅入っていた。
飲み過ぎたからではない。
ボディバッグに入っているはずのiPad miniがないのだ。
財布はあるがiPad miniだけない。
昨夜はうどん屋でのうどんすきが流れて、別の居酒屋で飲んだ。
初めての店。
行く途中のタクシーでiPad miniは開いたが、その後バッグに入れ店では出していない。
2軒目はいつもの寅家。
ここでもタブレットを使っていない。
帰りはタクシー。
可能性はこの3箇所。
考えられるのは財布を出すときに滑り落ちたか。
寅ちゃんに電話したがなかった。
1軒目は不在。
タクシーはそもそもタクシー会社が分からない。
仕方がないのでauショップに行ってみた。
買ったところ契約したところなんだから何とかしてくれるだろう。
と思ったボクがバカだった。
携帯ショップってロクなものではない。
iPhoneにはiPhoneを探すというアプリがある。
それで探せば何とかなるはずだが、ボクはiPhoneではない。
ショップに行けば、売るほどiPhoneがあるのだから何とかしてくれると思ったのだ。
毎月高額の料金を払っている顧客なんだし。
ところがところが携帯は貸せないと言われた。
コイツら鬼か👹悪魔か👿
店に貸し出すものはなくても、ポケットを探れば1台くらい出てくるだろう。
それとも全員アンドロイドか!?
チョチョっと気を利かせてくれても良いようなものだが、鬼はどこまでも鬼でしかなかった👹
呪ってやる💀
仕方がないのでApple🍎サポートセンターに助けを求めた。
電話の相手は女性。
この人が素晴らしかった。
天使だ。女神だ。
その前にパソコンでiCloudにアクセスし、指示にしたがって探し出そうとしたのだが途中で進めなくなっていた。
天使は懇切丁寧に策を考えてくれた。
周りの人にも聞きながら、一生懸命に。
クソショップの店員とは大違い。
1時間くらいああだこうだと頑張ってくれたが、ダメだった。
やはりiPhoneから探すのを試すのが良いと言うので、iPhone📱を使っている後輩に電話した。
ところが出かけなければならないと言うことで断念。
会社に行けば誰かいるだろうと、出かける準備をし、もう一度と思って1軒目の店に電話をしてみた。
すると大将が出た。
かくかくしかじか・・・。
「いやあ、なかったと思いますね」
「そうですか。入ってすぐのテーブル席なんですけど。ベンチシートの」
「もう一度見てみますね」
と、しばらくすると弾むような声で「ありました!椅子の後ろに落ちていました!」
ホッと胸をなでおろし、取りに行った。
良かった。
その帰り、さぬきやのママさんから電話があった。
元気そうな声。
どうやら過労で倒れたらしい。
こちらも一安心。
悪いことも良いことも続くものらしい。
くたばれauショップ‼️
貴乃花の引退騒動は相当根深いよう。
単なる協調性のないケンカ下手かと思っていたが、どうもそうでもないらしい。
協会は何が何でも貴乃花を辞めさせたかったという見方が真実味を帯びてきた。
つまり流行りのパワハラである。
だとしたら、今の日本相撲協会は公益法人であり続ける資格はない。
最近、テレビでの露出が急増している兄弟子の元貴闘力の証言が生々しい。
彼によると協会は嘘つきばかりになる。
組織で異端は迫害される。
とりわけその異端が、才能や実績に恵まれていたなら尚更である。
組織を固める強力な接着剤は「凡庸」であること。
煌めく才能は眩しすぎて扱いきれない。
このまま貴乃花が協会を離れ、弟子たちの身分も保証されたなら、貴乃花には怖いものは何もない。
土俵の外からどんな爆弾が投げ込まれるのか。
実に興味深い。
プロレスは場外乱闘こそ見せ場。
国技を気取るが、所詮相撲だって興行なのだ。
これは金を払ってでも見たい。
楽しみにしていた今夜のうどんすきが出来なくなった。
ママさんが体調を崩してしまったのだ。
閉店を間近にして気が張り詰めていたのだろう。
たまたま通りかかった後輩が店の前に救急車がとまっていることを知らせてくれた。
その直前に、今夜のことで電話をかけても繋がらないので店が忙しいものと思っていた。
しばらくすると息子さんから電話がかかってきた。
詳細は分からないが、どうやら大したことはないらしい。
まずは一安心。
うどんすき、食べたかった。
昨日の夕方、かかってきた電話にボクは少なからず驚いた。
電話の相手は、元タウン誌社長で、今をときめくとくし丸を創業したSさん。
「もう知ってるかもしれないけど」という前置きに続いたのは「さぬきやが閉店する」というものだった。
しかも今月30日までという急な話。
もちろん初耳である。
「さぬきや」とは住吉にあるうどん屋のこと。
以前は徳島本町にあり、その頃はしょっちゅう食べに行っていた。
嘘みたいに硬いうどんで、コシがあるというより腰骨があるとでも言うべき硬さ。
入社して直ぐに、城東高校OBの先輩に教えてもらった。
その先輩は高校から近いということで、高校時代から通っていたらしい。
ママさんは一時期、秋田町でスナックも経営していた。
可愛い女の子がいるわけでもなく、ママさんの嗄れ声が響き渡るだけの猥雑な(失礼!)店なのに、頻繁に出入りしていた。
うどんの硬さも、スナックの猥雑さも、不思議と癖になる。
やがてうどん屋は住吉に移転し、スナックは閉店した。
住吉に移ってからは、数えるほどしか行っていない。
時々、夜の宴会場として利用させてもらった。
うどんすきを囲んで、持ち込んだ日本酒を飲むのである。
腰骨があるうどんは、煮込んでも煮込んでも煮崩れしない。
うどんすきにはもってこいなのである。
Sさんからの電話の後、ママさんに電話した。
「金曜日の夜、うどんすき出来る?」
答えはOK。
だから明日の夜、さぬきやファンに声をかけてうどんすきを食べに行こうと思っている。
閉店まで今日を入れて残り4日。
ラストうどんすきである。