気まぐれロンリー 人生リボーン!

旅好き酒好きオヤジのロンリーライフ。
風に吹かれて何処をさすらう。
明日はいずこの草枕。

ガッカリ

2024-09-10 13:39:37 | 映画

久しぶりに映画を観に行った。

特に観たいわけではないが暇つぶしにと思って選んだ「エイリアン ロムルス」。

主人公のお姉ちゃんが、突然、あのシガニー・ウィーバーみたいな闘士になるのはご愛嬌として、映像が終始暗いのには辟易。

安手のお化け屋敷みたいなもんで、音で驚かせる手法。

チンケなセットでも暗くすれば分からない。

低予算B級映画の手法。

1作2作はよく出来ていたのに…残念🥲

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線量計が鳴る

2024-07-08 06:32:36 | 映画

昨夜は般若院にて「線量計が鳴る」を鑑賞。

主催者が入りを心配していたが、ほぼ満杯状態。

扇風機と団扇で涼を取りながら、中村敦夫の熱演に見入る。

上映されたのは、現代の怪談だった。

木枯し紋次郎をテレビで観たのは18歳の時。

「あっしには関わりのないことでござんす」。

長楊枝を加えた姿はカッコよかった。

市川崑の演出も上條恒彦の主題歌も。

あれから半世紀。

社会と「関わり続けた」紋次郎。

お歳は召したが、相変わらずダンディでした。

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哀れなる

2024-02-10 15:26:14 | 映画

信頼する2人の評価が真っ二つの映画「哀れなるものたち」を観た。

有能なカメラマンは「見る価値なし」とぶった斬り、有能な起業家であり編集者は「面白かった」と絶賛。

ベネチアで金獅子賞を獲ったのだから、多分、後者の感想が多数なのだろう。

我が率直な感想。

「変な映画」「不気味な映画」「不思議な映画」

「見る価値なし」とまでは言わないが、「面白い」と手放しで絶賛も出来ない。

最初から最後まで不思議な映画だった。

主演はエマ・ストーン。

「ラ・ラ・ランド」で主演女優賞。

ネットでは「美しい」と絶賛だが、ちょっと怖い。

まあ、美人かどうかは人それぞれ。

映画と同じだ。

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パーフェクト・デイズ

2024-01-30 16:57:12 | 映画

実は期待しないで観た。

ヴィム・ヴェンダースの「PERFECT DAYS」。

きっと退屈なんだろうと。

いやあ、裏切られた。

良いのよ。

ただのトイレ清掃員の日々を淡々と描いただけの映画。

誰も殺されないし、エッチなシーンもない。

街を掃除する音で目覚め、歯を磨き、植物に水をやり、自販機で買った缶コーヒーを飲み、車でカセットテープから流れる古い音楽を聴き、トイレを掃除する。仕事が終わると浅草の地下で安酒を飲み銭湯に行く。布団に入り古本屋で買った100円の文庫本を読む。

その繰り返し。

ホント、それだけの日々を繰り返し描いて飽きさせない。

恐るべしヴィム・ヴェンダース。

語ることが多過ぎて困る。

まず音楽。

いきなり「朝日のあたる家」アニマルズだよ。

続いてオーティス・レディング「The dock of the bay」。

タイトルにもなっているルー・リードの「パーフェクトデイ」。

その他いろいろ。

ニーナ・シモンの「フィーリンググッド」の歌詞は正に映画の内容そのもの。

「夜が明けて、新しい一日、私の新しい人生。最高だね」

「朝日のあたる家」は主人公平山が通うスナックのママ(石川さゆり)が歌うシーンがあるが、伴奏のギターを弾くのがあがた森魚。

公園にいるホームレス風の老人は田中民。

ラストに出てくるママの元夫が三浦友和。

隅田川沿いのテラスで2人(役所広司と三浦友和)が影踏みをするシーンが切ない。

平山の姪っ子が家出をして平山のボロアパートに転がり込んで来るのだが、豊かな暮らしの姪っ子の母親(平山の妹)が「住む世界が違うからオジさんには会うな」と言っていると言うと、平山はこう答える。

「この世界は繋がっているようで繋がっていない。自分のいる世界はキミのママがいる世界と違う」。

全くその通りだよ。

世界は多層構造、見えるけど行けない世界がある。

良いね、ヴィム・ヴェンダース。

必見です。

 

 

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正欲

2023-11-13 17:25:45 | 映画

久しぶりに北島シネマに行ったら、シニア料金が100円値上がりしていた。

AEONシネマは1,100円。

北島シネマは1,200円だったのが、1,300円。

これでAEONシネマとの差は200円に広がった。

たかが200円。

だが年金生活者には、されど200円。

そのせいか、AEONより閑散としていた。

平日の昼間から映画館に来るのは、年金生活者がほとんどだ。

最近はAEONばかり行っているが、北島でしか上映しないものは仕方なく来ている。

今日は「正欲」が目当てだった。

AEONでも上映しているが、時間が悪いのだ。

それはさておき、映画は面白かった。

多様性とは何かを、「水フェチ」という偏愛者を軸に問いかける。

水に異様な執着を持ち、性愛にも似た感情を持つフェティシズムが本当にあるのかは知らないが、比喩だと考えれば何の問題もない。

いわゆる世の中の「フツー」からはみ出た人たち。

フツーには生きられない人たちが、フツーの世界でどうやって生きていくのか。

フツーに真っ当な検事、稲垣吾郎。

水フェチの新垣結衣、磯村勇斗。

検事の家庭は小学生の息子が不登校。

YouTubeに救いの場を見つける。

だが父親は理解できない。

結局、家庭は崩壊してしまう。

だが父親はフツーなんだよね。

全く物分かりが悪いわけでもなく、無理解なわけでもない。

でも、結局、多様性を容認する傾向にある世界から取り残されてしまう。

ラストシーンが良い。

ゴッドファーザーのドアが閉まるラストシーンを彷彿とさせる。

新垣結衣が良い。

ただの可愛い女優ではない。

監督は多様性が容認される世界を肯定し、そんな未来を予言するように、フツーの検事だけを古い世界に残してドアを閉めた。

それは理解するが、それでも彼らが生きにくいことに変わりはない。

ドアを閉めた先の世界こそが、映画ではないか。

まあ、難しいけどね。

面白いのは小児性愛は罪として裁いていること。

多様性からもはみ出るんだね。

元ジャニーズの稲垣吾郎が裁くのが笑えた。

まあ、いずれにしても良い映画だ。

ガッキーに主演女優賞を🏆

 

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