今日は一日中取材で、国会審議を生で見ることはできませんでした。
ネットで見てみると、阿部首相が信じられない発言をしていることに気づきました。
「加計氏から学部新設の意欲はきいていたが、今治市といった話は一切なかった」。
これは不自然ですね。
確か加戸前愛媛県知事が「獣医学部の新設は10年以上門前払いだった」とか仰ってました。
今になっての加計ではないとも。
つまり加計が「今治」で、長年門前払いされていたわけですから、そのことを阿部首相が知らないと言うのは全く不自然ですね。
注目の閉会中審査が始まります。
もちろん阿部首相が、自らの関与を認めることはあり得ません。
言った、言わないの繰り返し。
国民はどんな結末を求めているんでしょう。
誰かが自らの忖度を認めない限り、終わりませんね。
キーパーソンは和泉補佐官。
「首相は言えないから、自分が代わって言う」
前川証言ではそう言ったと言われています。
恐らくそう言うことなんでしょうね。
補佐官が勝手に忖度したことにして、加計学園に決定したことを白紙に戻す。
そうやって逃げ切るのかな・・・。
今回の直木賞は佐藤正午が受賞しました。
何を今更、というのが実感です。
もう、押しも押されもせぬ小説家ですから。
デビュー作は「永遠の1/2」
本棚から引っ張り出して奥付きを見ると、1984年2月第三刷とあります。
腰巻の惹句は「ぼくがこよなく愛したもの。ウィスキー、競輪、チャンドラー、バルドー、江川卓。そして、良子、2つ年上・・・通り過ぎた愛。ぼくらの青春」
この頃の若手は少なからず村上春樹の影響を受けています。
出版社も意識して惹句を書いていますね。
チャンドラーなんてまさに春樹っぽい。
ここに、ジャズとかスタン・ゲッツとか入れたら村上春樹そのものです。
その後、パッとしませんでしたが、十数年経て再浮上しました。
「Y」「ジャンプ」「5」「アンダーリポート」などなど。
どれも面白かったですね。
佐世保で中央文壇とは距離を置いて執筆活動を続けている佐藤正午。
旧作を読み返してみようかな・・・。