気まぐれロンリー 人生リボーン!

旅好き酒好きオヤジのロンリーライフ。
風に吹かれて何処をさすらう。
明日はいずこの草枕。

アートな気分

2021-08-29 10:09:30 | 政治

吉野川の河口近く。

砂地に奇妙な工作物があった。

明らかに誰かが意図的にに組み上げたもの。

アートと言われればアート。

名のある批評家が「coolだ!」と言ったら、それはクールな芸術となるのだろう。

 

アートってそういうものだと思っている。

創った者と鑑賞する者。

両者の間で生まれる美しき誤解。

バスキアとかキースヘリングとか、落書きがいつの間にかアートになるように。

 

自閉症児が描く絵が持て囃されることがある。

彼らの頑張りを揶揄するつもりはない。

だが異常に褒め称える傾向には危険も感じている。

 

幾何学的模様を鮮やかな色彩で塗り分ける。

それだけで、そこに芸術を見出そうとする優しさ。

過剰な優しさは却って傷つけることにもなりかねないと、無邪気な善意者は気がつかない。

 

骨のような流木を、戯れに砂地に突き刺してみた。

見つけた人が、アートだと誤解してくれるかも知れない。

そう思ってほくそ笑む。

 

梶井基次郎の「檸檬」を思い出す。

鬱屈した気持ちの主人公は丸善で積み上げられた本の上に黄色い紡錘形の檸檬をそっと置いて店を出てゆく。

まるで爆弾を仕掛けたような気分で。

 

ホラホラ、これが僕の骨だ・・・これは中原中也の詩の一節。

 

 

朝日の中で、ボクの気分はアーティスティック。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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彼らを見よ!

2021-08-27 11:31:18 | 政治

緊急事態宣言が出れば出たで「遅い」だの「意味ない」など不平を言い、「メッセージが届かない」「説得力がない」「無為無策だ」などと政治に対する不満ばかりを口にする。

そのくせ自分たちでやればできる防衛策もちゃんと講じず、「慣れちゃって」など嘯き、路上飲みだ、バーベキューだ、宴会だ、パーティーだとハメを外す。

 

パラアスリートの姿を見れば良い。

己に課せられた運命を呪いたいのは彼らの方だ。

だが彼らは誰のせいにもせず、自分で運命を切り拓いている。

 

何が健常者だ。

不具は我々の方だ。

 

彼らの懸命な姿を見て、我々は己を恥じなければならない。

 

確かに首相の言葉は響かない。

ならばこっちが自分で響かせれば良い。

確かに政治は無能かも知れない。

だったらこっちが賢明になれば良い。

 

コロナは特殊だ。

国民が主役になれる貴重な社会実験だ。

親は無くても子は育つ。

政治が無能でも国民はちゃんと育つのだよ。

 

「パラアスリートたちを見よ!」

不満ばかりを口にする自分がきっと恥ずかしくなるだろう。

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男時、女時

2021-08-26 10:40:00 | 政治

少し前の話題だが、大谷翔平の活躍を元メジャーリーガーの解説者が「アジア訛り」のアクセントで喋ったことが問題視された。

これだけ聞くと「差別」という言葉に反応して「批判は当然」と思うのだが、冷静に考えるとちょっと待てよと思ってしまう。

 

そういうことって普通にあるんじゃないかと。

例えば中国人を真似て「〇〇あるよ」とか言ってみたり。

欧米人を真似たアクセントとかも普通にやってるよね。

 

これってどうなのか?

 

今の世の中「差別」ということに敏感過ぎて生き辛い。

悪意もなく何気無く発した言葉が差別と指摘されたり。

 

今朝も日テレの「スッキリ」で、問題となったアイヌ民族への差別語がなぜ放送されたのか検証していた。

日テレとしてはBPOからも指摘されやらざるを得なかったのだろうが、あの件も厳しすぎると思っている。

 

今の日本人でどれだけの人がアイヌ民族のことを知っているだろうか。

知らないよね。

もちろんボクも知らない。

アイヌ民族が「あっ、犬」と言って差別されてたことなども全く知らない。

 

そもそも「犬」と喩えることが、即「差別」ということにも鈍感だ。

ヤクザが「警察の犬め!」と内通者に吐くセリフを思い出すくらい。

「豚」と言われるよりはマシだろうし。

 

なんていうことをとやかく言うことも公共の場では許されない。

息苦しい。

 

差別の本質は「意識」の有無だと思うが、どうもそうではないらしい。

無知が罪と言うのは随分狭量な社会だとも思う。

 

パラリンピックで話題となった片翼の少女。

きっと指摘する人が居るだろうなと思ったら、やっぱりいた。

江川紹子が「片翼」に噛みついている。

 

片腕とか片目とかは気をつけて使わないとどこから批判の矢が飛んでくるか分からない。

「片手落ち」なんて完全に差別語として放送禁止されている。

 

男とか女とかも、ついつい気を使ってしまう。

 

世阿弥は万事うまく行っている時を「男時(おどき)」その逆を「女時(めどき)」なんて言っているが、今ならとんでもないだろうな。

良かったね室町時代で。

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時短要請

2021-08-25 19:01:22 | 政治

金曜日から徳島県全域の飲食店に対し時短要請が出されるとな。

びっくり仰天。

トチ狂ったか!

 

飲食店で感染が増加しているって、クラスターでしょっ!

しかも営業形態は特殊。

クラブにガールズバーにお姉ちゃんのいる系のスナック。

 

健全でないとは言わないが、ハメを外しそうな形態の店ばかり。

おばちゃんがやっているおばんざいの店や普通の居酒屋、寿司屋などでクラスターが出ているわけではない。

 

それを一律で網をかけるナンセンス。

これを政治の無策と言う。

 

そんなことで無駄に税金を使う必要はない。

どんな業種の店で、どう言う飲み方をした人が感染したのかを公表すれば良いだけ。

 

それで多くの人は気をつけるだろう。

 

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パラリンピック

2021-08-25 07:06:35 | 政治

パラリンピックの開会式の評判が良い。

メッセージ性と統一性が高評価されている。

 

パラリンピックの開会式は初めて見た。

テレビで見ている限りは、メッセージは伝わってくる。

だが、それはアナウンサーがしどろもどろながらも説明してくれているから。

 

あの説明がなければ多分、独りよがりに映っただろう。

恐らく会場のアスリートたちはちんぷんかんぷんだったのではないか。

 

もし観客が入っていたらあの説明はどうしていたのか。

説明が無かったのなら、やっぱり置いてけぼりを食っただろう。

 

海外のメディアのも高評価だが、NBCなどはやっぱりアナウンサーが解説したのだろうか?

 

片翼の少女は最後にたくさんの勇気を貰って大空に飛び立つのだが、ラストがあの演出では寂しい。

きっと最後には片翼が両翼となり本当に飛び上がるのだろうと勝手に予想していたからガッカリした。

本当に飛び上がらせることはできなかったのか?

 

北京五輪以降、パラアスリートたちの凄さを魅せる演出が行われていると開会式前の番組で紹介されていた。

一体どんなパフォーマンスが見られるのか期待していたが、何も無かった。

これは拍子抜け。

聖火の点灯も地味だし。

 

朝刊のテレビ欄を見て成る程と思ったのは、民放が競技を放送しないこと。

NHKばかり。

五輪は争って放送していたくせに。

 

視聴率がとれないのが理由。

つまりスポンサーがつかないから。

 

多様性がどうのこうのと綺麗事は言うが、メディアもスポンサーも口先だけ。

それが実態だということがよく分かる。

 

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