北京オリンピック終わりました。
ここではフィギュアスケートのアイスダンスとペアについて、思うことを書いておきます。
アイスダンス
パパダキス/シゼロン組は強かった。点差以上に圧倒的に強かったと思います。2位、3位の組も当然強いのですが、それとは異次元の強さです。
とにかく動きに合わせてる感が全くありません。この動きができるのは、私の見た中では、前回のオリンピック金メダリストのバーチュ/モイヤ組だけだと思います。
ペア
ペアフリー、最後の3組の戦いは、歴史に残る名勝負だったと思います。
金メダルのスイ/ハン組の勝因は2位に1.42の差をつけた4回転ツイストリフトであることは間違いないですが、もうひとつ、2位に1.33の差をつけた、フォワードアウトサイドデススパイラルも効いたと思います。スイ/ハン組は今季あまり試合に出ていなかったので、ロシア側には油断があったのかもしれません。ここで4Tw入れてくるとは思っていなかったのではないでしょうか。
逆にロシアペアは試合に出続けていたため、中国側に対策されたのかも知れません。
あとは、個人的には、選曲も中国ペアの勝ちだったと思っています。
銅メダルのミシナ/ガリャモフ組は、前半は非常に良い雰囲気ですが、後半、鐘がなるといきなりコミカルな動きになるという、コントのような謎の編曲で、最初の曲のまま最後まで続けたほうがよかったのでは?とツッコミたくなりました。
銀メダル、タラソワ/モロゾフ組の曲はライトハウス、以前にケビンエイモス選手が使用していました。良い曲だと思いますが、今ひとつインパクトにかける印象でした。
これに対しスイ/ハン組は明日に架ける橋、二人の思いが伝わってくる感じがして非常に良かったと思いました。
あとはやはり三浦/木原組ですね。7位は立派だと思いますが、もはやそれで満足するレベルではなくなっています。
個々のエレメントはすでにトップに引けを取らないと思います。あとは、つなぎとか、技の入りや出をどれだけ盛って行けるか、だと思います。
木原選手が笑顔でいる限り、まだまだ我々うぃ楽しませてくれるでしょう。