本日の宿は、西彼杵半島の西側にある大島にあります。
波佐見から西に向かい、早岐市内からハウステンボスの横を通り、西海橋にやってきました。
長崎を車で旅行するとき、長大橋を外すことはできません。西海橋は316メートル、現在では長大橋とは言えないかもしれませんが、1955年の開通当時は世界第三位の長さの固定アーチ橋でした。
この先は大村湾、下は針尾瀬戸、流れが早く渦潮を見ることができます。
すぐ隣に新西海橋があります。
対岸は西彼杵半島で、島ではありません。今いるこちら側が早岐瀬戸と針尾瀬戸に囲まれた針生島になります。
橋の上から下を見ていると、吸い込まれそうですが、実際吸い込まれる人は少なくないようで、橋の横の防護柵がそれを物語っています。
西海橋を渡り、西彼杵半島の西側に抜け、大島大橋~寺島橋を渡り、大島に入ります。大島の東岸を少し北上すると、本日宿泊するオリーブベイホテルに到着します。
隈研吾氏の手によるデザインは異彩を放っています。
何故、長崎の西の端の島にこのようなホテルがあるか、というと、島にある造船所の迎賓館として建設されたからです。進水式の船主等VIPを」迎えるための施設で、進水式は頻繁にあるものではないためそれ以外はホテルとして営業しています。最近テレビで紹介されたため、御存知の方もいるかもしれません。
なので、ホテルの目の前には造船所が見えます。造船所の音、朝には体操の音楽もよく聞こえます。
外装だけではなく、内装も非日常感にあふれていまんす。
チェックインのあと、ロビーでウェルカムドリンクのサービスがあります。
フロントがあるのは三階、4~6階が客室になります。
今回は最上階、6回の角部屋でした。
ラグジュアリールームという55㎡の部屋です。
リビングとベッドルームが独立していて、かなり広いです。
部屋の中は鏡がうまく配置され、実際以上に広く感じます。
バーコーナー。冷蔵庫は二つあり、アルコール類を含め飲み物は豊富に入っています。
アメニティは資生堂です。
このホテルには大浴場はなく、温泉でもありません。部屋にはビューバスがついていますが、これがこのホテル唯一にして最大の難点と思います。
洗い場のない、浴槽+シャワーブースは、やはり日本人にはなじまないと思います。
部屋から外を見ると、小さな入り江に面していて、プールとクルーザー、プライベート感満点です。
しかし、反対側には造船所と祖の量らしき建物があります。それでも景色は非常に良いです。
六階の廊下から造船所は良く見えます。向こうに見える白い棟は大島大橋の支柱です。
6階は半分がバンケットルームになっており、6室しかありません。
レストランとプールは1階になります。
夏の間はテラスでビアガーデンが開催されます。
テラスから建物を見ると、豪華客船をイメージしているように見えます。
テラスから一段降りると桟橋があります。宿泊者には別料金でクルージングプランも設定されています。
ここから、建物を周ってエントランスまでの遊歩道が整備されています。
部屋に戻り、風呂に入り、ゆっくりしていると陽が傾いてきました。
<その5に続く>