2016年の真田丸紀行の仕上げとして、松代、上田に行ってきました。
まずは松代へ。最初に国民宿舎 松代荘で日帰り入浴をします。
ここのお湯はオレンジ色で、一度入ってみたいと思っていました。色からわかる通り鉄分を多く含むほか、かなり塩分も強いです。良いお湯ですが、かなり強い温泉です。地元のお年寄りで混雑していました。
松代に来たのは久しぶりです。前の車を買ったばかりだったはずなので、13年くらい前だと思います。
前回来たときにはまだ長野電鉄が健在で、元営団地下鉄日比谷線の3500系が走っていましたが、2012年に廃止されてしまいました。
松代駅は駅舎は残されていますが、跡地は駐車場になっています。
松代は静かで良い街です。真田10万石の城下町であり、観光地として整備もされており、長野からのバスの便もよいですが、それほど観光客は多くなく、落ち着いた雰囲気があります。
その松代の観光の中心となるのが真田宝物館ですが、この日は休館日でした。
ということで真田邸に向かいます。
ここは江戸末期に藩主の妻子の屋敷として建築されたものだということです。よく整備されています。
続いて文武学校。幕末に建てられた藩校で、こちらもよく整備されています。昭和40年代まで小学校として使用されていたとのことですが、これだけの建物が残っているのは全国的にも珍しいようです。
松代城。松代の観光スポットは宝物館周辺に集中しているため、短時間でも効率的に巡ることができます。
ここはもともと海津城で、武田の上杉に対する最前線の重要な城でした。その後、松代城となり、明治になると建物はすべて破却されたようですが、最近になって復元されたものです。
本丸内部はかなり狭いです。大阪城や姫路城と比べてはいけないのでしょうが、上田城と比べてもかなり小さく感じます。
本丸北側の石垣の高くなったところに登ると、北アルプスが見えます。この日は雲が多く見えませんでしたが、天気が良ければ北信五岳の飯縄山も見えるようです。
城の北側は堤防になっており、昔はこのすぐ下に千曲川が流れていたことがわかります。
現在の千曲川はだいぶ北にあり、間に高速道路があるため見ることはできませんが、昔であれば千曲川の向こうに川中島の古戦場を望むことができたでしょう。まさに最前線の要害の地です。
だいぶ冷えたので竹風堂で一休み、上田に向かいます。
上田と松代は30kmほどの距離ですが、意外と交通のアクセスは悪く、車だと高速を利用するか、混雑する国道18号を利用するしかありません。鉄道だと長野経由になります。
長野電鉄が廃止されずに残っていたら、上田~松代直通列車が運転されたかもしれません。
上田城南側の駐車場に車を停め、上田城址公園に向かいます。
上田城二の丸の堀の後を通ります。
ここは昔、上田交通真田傍陽線が通っていました。昭和中期以降、このようなローカル私鉄は次々と廃止されてしまいました。
松代と違い、こちらは観光客が多いです。
おもてなし武将隊も登場。
さて、真田丸大河ドラマ館。1月15日で終了ということで、見学していくことにします。
昨年2月以来2度目ですが、その時点ではなかった大阪の陣の展示が加わったことと、観光客の多さが印象的でした。
当分の間、上田は大河ドラマ効果が続くのでしょう。
この後、飯島商店でジャムを購入し、最後にもう一度温泉に入っていくことにしsます。
別所温泉駅前にある立ち寄り湯、あいそめの湯に向かいます。
地元の人を中心に非常に混雑していました。お湯は循環消毒はしているようですが、塩素系の消毒剤は使用しておらず、別所温泉のお湯がほぼそのまま楽しめます。露天風呂からは上田市街が一望でき、非常に良い施設です。
やはり、この辺は日帰りだとあわただしく、もったいないというのが感想です。次はまた泊まりで来てみたいと思います。
<終わり>