雨の降る中来た道を戻り、途中で左折し国道311号に入ります。
工事で時間限定で通行止になっている部分があり、少し待たされましたが、それ以外は順調に進み、ほぼ15時ちょうどに本日の宿「里創人 熊野倶楽部」に到着します。
里創人 熊野倶楽部は公共の施設で、宿泊施設のほか、物産館、体験施設、食事処、温泉などが広大な敷地に点在しています。
敷地内は自家用車の乗り入れは禁止されており、少しはなれた駐車場に車を停め、宿の送迎車でフロントまで送迎してもらうことになります。
今の時間はフロントが混雑しているということで、駐車場でしばらく待たされます。かなりの宿泊客が、熊野大花火を見るために早めにチェックインしているようです。
フロントに到着。ここでチェックインを済ませ、部屋に向かいます。
部屋は離れと宿泊棟がありますが、今回は宿泊棟「やすらぎの座」の青龍タイプの部屋です。
部屋の中は木材がふんだんに使われた、木の香りのするモダンな感じの造りです。
ベッドルームの奥に居間がある、縦長の部屋です。福地温泉の「草円」の部屋をモダンにした感じです。
居間の座椅子は少し高さがあり、座りやすいです。このくらいの高さの座椅子がほしいと思っているのですが、家具店に行ってもあまり見かけることはないので特注なのでしょうか。
ベッドルームもシンプルで落ち着きます。ただ、目覚まし時計がないのが難点。アラームは居間の電話でしか設定できないため、止めるためにはベッドを出て歩いていかなければなりません。
居間とベッドルームの間にある造りつけの棚。カメラや小物類を奥のに非常に便利です。
ここは食事等に行くのも浴場に行くのにも少し屋外を歩かなければなりません。そのため、玄関には提灯が置いてあります。
部屋には作務衣が置いてあります。浴衣はフロントの横の棚にあり、自由に持っていくことができます。施設内の移動は作務衣や浴衣でも大丈夫ですが、歩く距離が長く、足元が良い場所ばかりではないため、作務衣のほうが良いと思います。
また、部屋にはスリッパと下駄が置いてありますが、下駄だと歩きにくく、スリッパだとそこが薄くてやはり歩きにくく、これは改善を望みます。
ところで、部屋の中はこのようにこだわりのある作りなのですが、なぜが玄関の扉がアパートのようなのはなぜでしょう?
さて、ここで少し敷地内を探索することにします。
宿泊棟は施設の最も高い場所にあるため、木々の間から熊野灘が見えます。
施設内はこのような感じです。左が宿泊棟、階段の下がフロントです。
エレベーターはありますが、荷物を運ぶ台車はないので、大荷物の場合は移動が大変です。
とりあえず、物産館に行ってみることにします。
物産館はこの階段を降り、その下の急な斜面を降りていきます。
斜面の下から宿泊棟を見るとこのような感じです。
ちなみに、温泉施設「湯浴みぼっこ」もこの位置にあり、いちいちここまで往復する必要があります。今回のように蒸し暑いと、風呂上がりに帰ってくるだけですでに汗ばんでしまいます。雨の日はもっと大変でしょう。
まあ、フロントに電話をすれば送迎車を出してくれるし、部屋にもちゃんとした浴室はあるので、面倒くさければそれを使えばよいだけの話ですが。
ところで、物産館はここからさらに一般道路の上を橋で渡っていく必要があります。
物産館は「紀南幸商店」という名前がついています。
夕食時間はもうすぐですが、ジェラートがおいしそうなので食べてみました。
甘夏ミルク。自然な味わいで非常においしいです。
おみやげは明日買うとして、夜食になりそうなものがあれば、と思ったのですが、そのようなものはあまりありませんでした。
その代り、熊野大花火のTシャツを購入しました。
ここの店で、親子3人でこのTシャツを着ている若い家族連れを見かけ、かっこよく見えたので購入しました。
それと、タオルも購入。これを持って花火大会に向かいます。
時間はすでに16時、休む間もなく夕食に向かいます。
<その6に続く>