to go somewhere, to be something

楽しいこと、好きなことをのんびりと書いていきます。
尚、当ブログにある文章、画像の無断転載はご遠慮いただいております。

2015年8月18日 南紀・志摩旅行 2日目 その5(里創人 熊野倶楽部)

2015年08月31日 19時27分30秒 | 旅行

雨の降る中来た道を戻り、途中で左折し国道311号に入ります。

工事で時間限定で通行止になっている部分があり、少し待たされましたが、それ以外は順調に進み、ほぼ15時ちょうどに本日の宿「里創人 熊野倶楽部」に到着します。

 

里創人 熊野倶楽部は公共の施設で、宿泊施設のほか、物産館、体験施設、食事処、温泉などが広大な敷地に点在しています。

敷地内は自家用車の乗り入れは禁止されており、少しはなれた駐車場に車を停め、宿の送迎車でフロントまで送迎してもらうことになります。

 

今の時間はフロントが混雑しているということで、駐車場でしばらく待たされます。かなりの宿泊客が、熊野大花火を見るために早めにチェックインしているようです。

 

フロントに到着。ここでチェックインを済ませ、部屋に向かいます。

 

部屋は離れと宿泊棟がありますが、今回は宿泊棟「やすらぎの座」の青龍タイプの部屋です。

 

部屋の中は木材がふんだんに使われた、木の香りのするモダンな感じの造りです。

 

ベッドルームの奥に居間がある、縦長の部屋です。福地温泉の「草円」の部屋をモダンにした感じです。

居間の座椅子は少し高さがあり、座りやすいです。このくらいの高さの座椅子がほしいと思っているのですが、家具店に行ってもあまり見かけることはないので特注なのでしょうか。

 

 

ベッドルームもシンプルで落ち着きます。ただ、目覚まし時計がないのが難点。アラームは居間の電話でしか設定できないため、止めるためにはベッドを出て歩いていかなければなりません。

 

居間とベッドルームの間にある造りつけの棚。カメラや小物類を奥のに非常に便利です。

 

 

ここは食事等に行くのも浴場に行くのにも少し屋外を歩かなければなりません。そのため、玄関には提灯が置いてあります。

 

部屋には作務衣が置いてあります。浴衣はフロントの横の棚にあり、自由に持っていくことができます。施設内の移動は作務衣や浴衣でも大丈夫ですが、歩く距離が長く、足元が良い場所ばかりではないため、作務衣のほうが良いと思います。

また、部屋にはスリッパと下駄が置いてありますが、下駄だと歩きにくく、スリッパだとそこが薄くてやはり歩きにくく、これは改善を望みます。

 

ところで、部屋の中はこのようにこだわりのある作りなのですが、なぜが玄関の扉がアパートのようなのはなぜでしょう?

 

 

 

 

さて、ここで少し敷地内を探索することにします。

 

宿泊棟は施設の最も高い場所にあるため、木々の間から熊野灘が見えます。

 

施設内はこのような感じです。左が宿泊棟、階段の下がフロントです。

エレベーターはありますが、荷物を運ぶ台車はないので、大荷物の場合は移動が大変です。

 

 

 とりあえず、物産館に行ってみることにします。

物産館はこの階段を降り、その下の急な斜面を降りていきます。

斜面の下から宿泊棟を見るとこのような感じです。

 

ちなみに、温泉施設「湯浴みぼっこ」もこの位置にあり、いちいちここまで往復する必要があります。今回のように蒸し暑いと、風呂上がりに帰ってくるだけですでに汗ばんでしまいます。雨の日はもっと大変でしょう。

 

まあ、フロントに電話をすれば送迎車を出してくれるし、部屋にもちゃんとした浴室はあるので、面倒くさければそれを使えばよいだけの話ですが。

 

ところで、物産館はここからさらに一般道路の上を橋で渡っていく必要があります。

 

 

物産館は「紀南幸商店」という名前がついています。

 

夕食時間はもうすぐですが、ジェラートがおいしそうなので食べてみました。

甘夏ミルク。自然な味わいで非常においしいです。

 

 おみやげは明日買うとして、夜食になりそうなものがあれば、と思ったのですが、そのようなものはあまりありませんでした。

その代り、熊野大花火のTシャツを購入しました。

 

ここの店で、親子3人でこのTシャツを着ている若い家族連れを見かけ、かっこよく見えたので購入しました。

それと、タオルも購入。これを持って花火大会に向かいます。

 

時間はすでに16時、休む間もなく夕食に向かいます。

 

 

                         <その6に続く>

 

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2015年8月18日 南紀・志摩旅行 2日目 その4(瀞ホテル)

2015年08月30日 18時13分07秒 | 旅行

熊野本宮大社の駐車場から出ると、すぐに雨が降りだしました。昨日に続き、不安定な天候です。今日の夜だけは降らないでほしいのですが。

さて、次はちょっと気になったところがあったのでそこに向かいます。旅行の前に行った美容院においてあった雑誌にのっていて、ぜひ行ってみたいと思った「瀞ホテル」です。

ホテルといっても、ホテル自体はだいぶ前に廃業しており、今はその建物を利用してcafeとして営業しています。

 

 

ところが、熊野本宮大社から瀞峡ホテルに向かう国道169号はかなりの難路で、舗装こそされていますが実質林道といってもよい、細くて勾配、カーブの連続する道が続きます。しかも結構大型ダンプが行きかうので、なかなか気を遣います。

新しい道路の工事は進んでいるようなので近いうちに解消されるのでしょうが、とにかく思ったより疲れました。

やっと林道区間が終わり、長い田戸トンネルを抜けるとすぐに左折、すぐにもう二度左折して今来た道の下をくぐり、谷へと下っていく道を進みます。

しばらく何もない道を進み、本当にこの道でよいのかと心配になる頃、突然郵便局と駐車場が現れます。

 

 

その先にバス転回用の行き止まりの広場があり、そこには派出所もあります。

その広場の一角に、下へと降りる階段があります。

 

 

その階段を降りると、なんともレトロな建物があります。これが「旧瀞ホテル」です。

 

さらに階段を降りると、

 

 

玄関に到着します。

 

 

 

ホテルの前には瀞峡の絶景が広がります。

 

 

 

奥に見えるのは本当は今日乗ろうと思っていた瀞峡めぐりのウォータージェット船。ここが折り返し点で、上陸して約20分休憩します。

 

 

なぜこんな山の中の何もないところにホテルや郵便局があるのかというと、昔、川を下って材木を輸送していたとき筏師のための宿だったとのことです。ほとんどが両岸崖の北山川で、今では観光船が利用している浜があるこの地は貴重な休憩場所だったのでしょう。

 

 

 大正時代に建築されたという建物。二階がカフェの客席となっており、一階はギャラリーになっており、地元作家の小物、昔の写真、ポスター、雑誌等が置いてあります。

 

 

予約なしで行ったため、満席で少し待つことになりましたが、一階を見ているだけでも退屈することはありません。

 

 

 

 

この扉の向こう、吊り橋の先に別館があります。吊り橋は今はわたることはできませんが。

このホテルのある場所は奈良県、和歌山県、三重県の三県の境にあり、今いる本館は奈良県ですが、向こうの別館は和歌山県になります。

 

 

窓の外にはこの絶景が。対岸は三重県です。

 

 

席が空いたとのことなので、二階に向かいます。

回廊の巡る、開放的な座敷が客席となっています。

 

 

今日は夕食が早いので、少しだけ食事をします。

マフィンとスープのセット。マフィンは甘いものではなく、ハムと野菜のマフィンです。

 

 

急に強い雨が降ってきました。

 

 

ここは建物も立地も素晴らしいです。ここまで来る道のりはしんどいもので、また同じ道を、雨の中帰るのも大変なのですが、ここまで来てよかったと思います。素敵な場所を見つけました。

 

 

                            <その5に続く>    

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2015年8月18日 南紀・志摩旅行 2日目 その3(大斎原)

2015年08月29日 19時22分43秒 | 旅行

続いて大斎原(おおゆのはら)に向かいます。

熊野本宮大社の大鳥居の前の広い道路を渡り、案内看板のある細い路を進みます。

 

 

この道を抜けると広大な田んぼの向こうに大きな鳥居が見えます。ここが大斎原です。

 

 

途中、熊野川の堤防の脇にある産田社に立ち寄ってから大斎原に向かいます。

 

ここの田んぼ、カエルやオタマジャクシが生息し、シオカラトンボやアキアカネが飛び交う、自然豊かな田んぼです。

 

 

オモダカが自生しています。

 

 

 

 

大斎原は、三つの川が合流する場所の中州で、1889年まで熊野本宮大社があった場所ですが、1889年の水害で流され、現在の場所に移転しました。

 

 

 

この先は撮影禁止なので写真はありませんが、参道を進むと、盛り土がされた旧社地があり、さらに一覧高くなった場所に合計12の社が一列に並んでいたとのことです。

思ったほど広くはないように感じましたが、建物のなくなった土地は狭く感じるものなので、往時はさぞ壮観だったのでしょう。

現在は二個の石の祠があるのみです。

 

 

大斎原から熊野川に出ることができます。

 

水害の原因は明治になってからの急速な森林伐採ということです。今は穏やかですが。

 

大斎原から駐車場に戻り、「樹の里」で一休みします。

 

 

ここは物産館の横に休憩できるスペースがあります。

熊野サイダーを購入して飲んでみました。人工甘味料などは使用していない自然な味で、炭酸もやさしくおいしいです。

 

 

ところで今回の旅行中、いたるところで地サイダーを見かけましたが、この辺ではやっているのでしょうか?

 

あとはおみやげ用も含め那智黒を購入。

 

 

次の目的地に向かいます。

 

 

                         <その4に続く>

 

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2015年8月18日 南紀・志摩旅行 2日目 その2(熊野本宮大社)

2015年08月28日 20時40分26秒 | 旅行

国道311号線は熊野古道中辺路に近いルートを通っており、〇〇王子XXm、の看板がいたるところにあります。

その中辺路観光の中心が「古道歩きの里ちかつゆ・古道歩き館」です。

 

ここから牛馬童子等まで専用バスで送ってくれ、この場所まで約1時間程度の熊野古道歩きをすることができます。

今日は時間がないので歩きませんが、車で来て気軽に古道歩きを楽しめる、良いシステムだと思います。

 

 

さらに国道311号線を東に進み、国道168号線との突き当りの交差点を北に折れ、熊野川沿いに進むと開けた町が現れ、熊野本宮大社に到着です。

熊野本宮大社入口の横にある、「樹の里」という物産店の、なぜか無彩色の車ばかり停まっている駐車場に車を停めます。

 

 熊野本宮大社です。熊野速玉大社熊野那智大社は以前に来たことがあるので、これで熊野三山すべて参拝させていただけることになりました。

 

大鳥居をくぐると、かなり長い石段が現れます。

もっと平坦な場所を想像していたので意外でしたが、よく考えると水害で流されてこの場所に移転してきたので、高台にあるのは当然といえます。

 

 

今日も非常に蒸し暑く、石段を少し上るだけで汗びっしょりです。

 

長い石段の途中にある祓戸大神。まずはここに参拝します。

 

 

さらに石段を登り、手水舎で手と口を清めて進むと平坦な場所に出ます。

 

丁寧な参拝方法の案内があります。

 

 

この門の中に御社殿がありますが、撮影禁止となっています。

 

 

門の上部の藁の八咫烏。

 

 

こちらは拝殿と八咫烏ポスト。

 

 

 

 ところで、いつか始めようと思いつつ、タイミングがつかめずになかなかはじめられなかったことを、ここから始めることにしました。

御朱印をいただくことです。

熊野本宮大社の御朱印帳と御朱印です。

 

よみがえりの地といわれる熊野は、始めるのにふさわしい地だと思います。

そして、熊野午王神符と八咫烏ストラップ。

 

熊野はもっと山深いところで、神秘的な場所を予想していましたが、実際には明るくて、開放的な雰囲気を感じました。

昔から多くの人がここを目指す理由がそこにあるのかもしれません。

 

            

                        <その3に続く>

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2015年8月18日 南紀・志摩旅行 2日目 その1(コガノイベイホテル、白浜駅)

2015年08月27日 20時29分27秒 | 旅行

旅行二日目。今日はだいぶ天気が回復し、晴れ間も見えています。

 

 

ただし、蒸し暑いのは昨日と変わりません。

 

さて、「熊野大花火」が本日実施されるかの最終決定は本日午前6時にHPで発表ということになっていますが、本日実施が決定したとの発表がありました。

これで、よほどのことがない限り、「熊野大花火」を見ることができることになりました。花火を見に行く場合、宿の夕食が16時~となるので、早めに宿に入る必要があります。

今日は、熊野本宮大社と瀞峡めぐりのウォータージェット船に乗る予定でしたが、ウォータージェット船はまたの機会にして、早めに宿に向かうことにします。

 

まずはコガノイベイホテルの朝食です。朝食もバイキングです。7時の開始と同時に会場に向かいます。

 

 

朝食バイキングもなかなかのものです。高級な食材や凝った料理はありませんが、調理と味付けは非常に良いです。

 

 

特にこのパンナコッタは非常においしいです。

 

 

コガノイベイホテル、もっと大量生産系のホテルかと思っていましたが、食事のレベルは高く、スタッフの接客もよく、思ったよりもはるかに良いホテルでした。

これならば、次に白浜に来ることがあれば、また利用してみたいと思います。

 

 

ホテルをチェックアウトし、JR白浜駅に向かいます。

 

 

 

 白浜駅は白浜の中心部とはだいぶ離れた場所にあり、バス、タクシー等を使わないと移動はできません。駅周辺はあまり発展していない感じで、閑散としています。

 

 

 ちょうど、9時20分発のくろしお12号が発車するところでした。駅職員が手を振ってお見送りします。

 

 

入場券を購入し、ホームに向かいます。

0番線に、283系「オーシャンアロー」の付属3両編成が留置されています。

 

381系が「くろしお」から撤退すると、残された振り子式車両は283系だけになります。わずか18両しかない283系、すでに登場後約20年となることもあり、今後の動向は気になるところです。

 

 

 

正面のデザインは、これはイルカですね。

 

 

 

そして、ホーム横の留置線には381系の付属3両が。

 

この風景が見られるのも、あと二ヶ月です。

 

 

 

白浜駅を後に、熊野本宮大社をめざし国道311号を進みます。

 

 

                        <その2に続く> 

 

 

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