フィギュアスケート全日本選手権を観に大阪に行ってきました。
大阪は交通機関で通過することはあっても、大阪を目的に行くのは初めてです。なので、フィギュアスケート以外にもいろいろと楽しんできました。
東京9:47発ののぞみ315号で大阪に向かいます。クリスマスを含む3連休の初日ですが、臨時列車だからなのか、指定席は7~8割程度の乗車率でした。
名古屋を過ぎ、大垣付近で虹が見えだしました。
最初は両端の部分がうっすらと見える程度だったのですが、徐々にはっきり見えるようになり、関ケ原の手前でこのような状態に。
この日は関西は雨で東海は晴れ、関ケ原から流れ込んだ湿った空気が太陽光を反射して発生したのでしょうが、これだけ低く、はっきりした虹はあまり見たことがありません。
関ケ原を過ぎると雨になり、京都を過ぎると雨は止んで新大阪に到着。在来線で大阪駅に向かいます。
大阪駅。関西には東京では見ることができない車両がたくさんあります。
221系。国鉄分割民営化後にJR西日本が大阪近郊区間用に投入した車両で、大きな窓ガラス、3扉転換クロスシートの非常に意欲的な車両です。登場後27年経過していますが、デザインに古さは感じません。
この3扉転換クロスシートは以降のJR西日本の近郊型のスタンダードとなり、現在に至るまで採用されています。
関東で料金不要の転換クロスシート車両は京急の快速特急くらいです。長距離を走行する列車まで4扉ロングシート化したJR東日本とは残念ながらサービスレベルに大きな差があるといわざるを得ません。
225系。221,223系の後継として2010年に登場した車両です。これは今年製造された2次車です。
201系。首都圏ではすでに全廃されてしまいましたが、関西ではまだ現役です。
103系。この翌日、24日に大阪環状線用新型の323系が営業運転開始ということで、近いうちに姿を消すことが決まっています。大阪環状線ではすでに少数派で、ここで見ることができてよかったです。
先頭のクハ103-850はクハ103 0番台のラストナンバーです。ガラスの固定がHゴムから押さえ金に変更され、戸袋窓が埋められていますが、雨樋の位置、上段下降下段上昇式のユニット窓等、原型の印象をかなり残しています。
この角度で見ると違いがよくわかります。
さて、梅田から地下鉄で心斎橋に向かい、本日宿泊するホテルに荷物を預けます。今回の宿はホテル日航大阪、ここに3泊します。
今回の会場である、東和薬品RACTABドーム(なみはやドーム)へのアクセスの良いところでホテルを探しましたが、クリスマスであること、24日に京セラドームでジャニーズ系のイベントがある等の影響でほとんど空いているホテルがない状態でした。このホテルを3泊とることができたことはラッキーでした。値段は安くはありませんが、時期的にそれは仕方ありません。
チェックインしてから会場に向かう予定ですが、チェックインは15時、まだ時間があるので昼食をとりに行くことにします。
心斎橋は表通りは大丸デパートや高級ブランドショップが立ち並んでいますが、一本裏通りに入ると庶民的な飲食店がたくさんあります。
おいしい店はたくさんあると思うのですが、残念ながら土地勘がないのでガイドブックに載っている店に行ってみることにします。
まずは串かつ。 だるまという店。ガイドブックにものっている有名店ですが、結構地元の人も来ているような感じです。待っている人はいましたがすぐに奥のカウンター席に案内されました。
今回は道頓堀セットというのにしました。串かつ9本とスピードメニュー一品です。
ソースは二度漬け禁止です。
衣も油も軽い感じで、胃にもたれることはありません。具材も適度な大きさで、これならば結構種類が食べられます。
串かつを食べるのは初めてですが、思ったよりもおいしいものでした。
この後、まだ時間があるので大丸をぶらぶらしたり、お茶をしたりして時間をつぶし、15時にホテルに戻ると、フロントはチェックインする人で長蛇の列、チェックインするまでに20分ほど待たされました。そのあとさらに列は長くなっていたので、ホテルの格から考えると少し不満を感じるところではあります。
立地の関係もあるのでしょうが、11月に宿泊した「JRタワーホテル 日航札幌」に比べロビー等のスペースはかなり狭いところに詰め込んでいる感じです。
今回の部屋は21階のモデレートツインです。
部屋はカジュアルな感じで清掃も行き届いており、快適です。
浴室はトイレ、洗面とは分離されたタイプです。カランや椅子等はなく、シャワーブースですが、ユニットバスに比べればだいぶ使い勝手は良いです。
今回の部屋は西側なので、京セラドームや六甲の山並みを見ることができます。
ホテルの部屋で必要な荷物を出し、会場に向かいます。会場は寒いので、ブランケット、座布団、マフラー等は必需品です。まあ、でも屋内なので雨風はありません。その昔、1月の浦和で自主トレを見ていたのとは比べ物になりません。
心斎橋から、大阪市営地下鉄 長堀鶴見緑地線で会場に向かいます。この路線は都営大江戸線と同じ、やや小ぶりな車体です。
東和薬品RACTABドームは終点の門真南駅にほぼ直結しています。ただし、他に利用できる鉄道路線はなく、バスも大阪駅行があるくらいで、帰りの混雑は覚悟した方がよさそうです。また、駅前にはコンビニが一軒ある以外、食料を調達できそうな店舗は何もありません。
会場内は広く明るく、真駒内とは大違いです。座席幅も前後も広く、しかも若干くたびれて擦り切れていたりしますが、クッション付です。床もじゅうたん敷きで、なかなか快適です。
通路も広く、出入り口も広いので、観客が集中したときに真駒内のように恐怖を覚えることもありません。
この日は男子SPが行われました。結果はすでに判明しているのでここでは書きませんが、男子は層の薄さを露呈した大会だったと思います。
今や4回転ジャンプがないと世界では戦えない時代になっていますが、日本男子で4回転をプログラムに入れられるのは7~8人しかおらず、しかも今回はそのうちの3人が欠場ということで、層の薄さを感じる大会となりました。
特に、ジュニアで4回転を入れられる選手は一人しかおらず、ジュニアでも世界でトップになるためには4回転が必須の時代に大きく後れを取っている状況となっています。
ただし、期待の持てる選手は結構いるので、今後は期待できるのではないと思います。ジュニアは1年で驚くほど成長することがあるので。
男子SP終了後、会場はすんなり出ることができましたが、予想通り門真南駅は大混雑が発生しており、ホームへの入場規制が実施されました。
長堀鶴見緑地線は車体が小さいうえ、4両編成、しかもこの時間帯は7分間隔の運転であるため、乗客が集中した場合、さばききれるわけがありません。臨時列車位運航しても良い途思うのですが。
幸い座ることができましたが、通路までぎゅうぎゅう詰の状態で門真南を発車。途中駅に住んでいる利用客は、イベントのあるときはさぞ迷惑していることでしょう。京橋から降車する客が多くなり、長堀橋で立ち客はほとんどいなくなり、心斎橋に到着。
さて、これから夕食を食べなくてはなりません。時刻はすでに23時近く、心斎橋周辺のガイドブックに載っているような店はほとんどが閉店しています。
かすうどんが食べてみたかったので、かすうどんで検索し、電話してすぐ入れるということなので、龍の巣という店に行きました。心斎橋から道頓堀方面に少し歩いたところにあります。
行ってみると、肉屋直営の焼肉店ということで、少し焼肉も食べることにします。久々に焼肉を食べましたが、肉も内臓も非常においしいです。
スタミナかすうどん。かすうどんに肉と卵とにんにくが入ったものです。これ自体はおいしいですが、深夜に食べるにはヘビーでした。
ホテルに戻り、大阪一日目終了。明日はクリスマスイブです。
<2日目に続く>