「アル・ケッチャーノ」でランチの後、松ヶ岡開墾場にやってきました。
いつの間にか風は冷たくなり、肌寒くなってきました。
ここはいつ来ても静かで良いところです。
この後、おみやげを買いに「産直あぐり」へ。
毎年、夏に来るときには必ず桃を買って帰るのですが、桃はまだ少し早いようで、あまり種類がないので、サクランボを買って帰りました。
紅秀峰という品種で、1パック600円は一見高いようですが、首都圏のスーパーのパックの2倍は入っており、お買い得でした。
あとは庄内柿のフルーツソース。
これで今回の庄内旅行は終了、鶴岡駅に戻ります。
鉄道で来て一泊二日だと、時間が足りません。来るたびに、次はゆっくりと期待と思うのですが、なかなか実現できません。
鶴岡駅でこのようなクリップを売っていたので買ってみました。E5系、E6系等もありましたが、ここはすでに見ることができないE3系こまちをセレクトしました。
帰りは鶴岡発14時46分発「いなほ10号」に乗車します。
特急「いなほ」はもともと上野~新津経由で秋田、青森を結ぶ特急でしたが、上越新幹線開業に伴い新潟~秋田、青森を結ぶ特急になりました。
羽越本線電化以降ずっと485系が使用されてきましたが、最近E653系に置換されました。
E653系は元は常磐線で「フレッシュひたち」を中心に運用されていた車両ですが、E657系投入により余剰となり、「いなほ」に転用されました。
外装は新塗装に変更されており、車両毎に沿線のキャラクターがプリントされています。
しかし、内装は新設されたグリーン車を除きほとんど手を加えられていないようで、窓框やシート下部の傷や塗装のはげはそのままで、シートバックに取り付けられたチケットホルダーも常磐線時代のままです。
何よりも、この車両の最大の問題点はシートピッチが狭いこと、もともと常磐線の通勤用に座席定員を極力増やすことを目的としていたため、シートピッチは960㎜程度が普通となりつつある最近の特急列車の中では見劣りする、昔の特急と同じ910㎜、「きらきらうえつ」が940㎜なので、快速よりも狭いことになります。
特に体格が大きいわけではないですが、明らかに狭さを感じます。日本海を見ながらゆっくり旅をする感じではありません。
それではその座席数に見合った乗客があるかというと、残念ながら一両に10~20人程度、土曜の午後としては非常に少なく、正直輸送力過剰状態にあるように思います。
E653系も登場後18年、もともと大震災がなければいわき~仙台間で運用されていたはずの車両、「いなほ」に転用されたのはどのような位置づけなのでしょうか。震災がなかったとしたら「いなほ」はどうなっていたのでしょうか。
「いなほ10号」は途中駅でもほとんど乗車がないまま新潟に到着。「Maxとき336号」に乗り換えます。
このルート、新幹線も特急も他線区のおさがり、各駅停車はいまどき珍しくなった国鉄115系とキハ40系で運用されており、体質改善という意味では非常に後れをとっている状態です。電源コンセントは望むべくもありません。
115系は近いうちに129系に置換されるでしょうが、そのほかはどうなるでしょうか。特にキハ40系の動向が気になります。
最後に、帰宅後の夕食用に購入した駅弁を紹介します。
左が新潟駅の焼漬鮭ほぐし弁当、右は鶴岡駅の庄内弁です。
二つとも鮭の弁当となりましたが、味付けが異なりそれぞれ楽しめました。
こちらは庄内弁。
焼漬鮭ほぐし弁当。
今回の旅行で感じたのは、庄内は一泊二日では時間が足りないということです。
いつか、ゆっくり滞在しながら旅したいものです。
<終わり>