本日の宿は「花吹雪」、伊豆高原のミュージアムが並んでいる通りにあります。
伊豆高原の駅からも遠くはなさそうで、なかなか良い立地にあります。
花吹雪はかなり評判の良い宿で、以前から名前は聞いたことがありました。
実は、今回、諸般の事情により、前日に予約をしたのですが、この宿に空きがあるのを見つけ、予約した次第です。
とても素敵な入り口です。
この宿には車寄せはありません。駐車場も宿より一段低い場所にあるため、到着したら宿の人が出てきて荷物を運んでくれる、ということはありません。
上の写真の奥に見える建物にフロント、売店と、花吹雪倶楽部というラウンジがあり、ここでチェックインします。
これはお菓子、ではなく、黒文字という和製アロマです。この宿は黒文字に力を入れていて、売店で黒文字製品を購入することもできます。個人的には結構気に入ったので、帰るときに精油を購入しました。
森のお茶は10種の茶葉がブレンドされており、薬湯といった感じです。
お菓子は和三盆の砂糖菓子。森のお茶とよく合います。
チェックインの後、部屋に向かいます。
この宿は、広大な敷地に4つの宿泊棟があり、17の客室があります。
ファミリー向けの広い部屋から、小さめの部屋まで、幅広いバリエーションの部屋があります。
基本的に部屋には風呂はなく、大浴場もありませんが、7か所の貸切風呂があり、空いていればいつでも利用できるシステムです。
敷地内は自然を生かした造りになっています。伊豆というより、黒川温泉にありそうな感じです。
まだ紅葉も残っています。
敷地内には高低差があり、フロントや食事処は高い位置に、宿泊棟と温泉は低い位置にあります。
なので、敷地内の移動はほとんど坂と階段になります。食事に行くのも温泉に行くのも、部屋を出て移動することになるため、足腰の弱い人には大変だと思います。
今回の部屋は、日本の色棟の二階、茶という部屋でした。10畳の和室に3畳の談話スペースのついた部屋です。
談話スペースは、座敷より一段低い位置にあります。最新の部屋というわけではないですが、落ち着ける部屋です。
最近よく見かける、コーヒーマシンの設備はありません。お菓子類もありません。
冷蔵庫の中の飲物は、すべて有料です。
ただし、缶ビールで330円、ミネラルウォーターは50円というかなり安めの価格設定となっています。
ちなみにこの宿、飲食物の持ち込みは自由なようなので、飲みたいものは持参してください、というスタイルのようです。
窓の外はこんな感じ、聞こえてくるのは鳥の声だけで静かです。
窓の前にある寒桜でしょうか、何輪か咲いていました。
洗面所。アメニティ類はありますが、化粧水、整髪料はありません。これは浴室も同じです。
そういったものは持参する必要があります。我々は普段から持参しているので、問題ありませんが。
タオル、バスタオルは浴室に備え付けられているので、部屋にバスタオルはありません。これはちょっと不便かも。
まずは敷地内を探索します。敷地が広く、建物も点在しているため、敷地内の道を把握しておくことは大切です。慣れるまでに何回かかかりました。
この宿は、一度敷地を出た道路の先に、さらに敷地があります。
こちらにあるのは森のうさぎ棟、4つの客室と2か所の貸切風呂があります。多分、一番最近できた建物と思われます。
この建物を抜けた先に散策できる場所があり、その奥に黒文字の木が植えてありました。
さて、夕食の前に、温泉に行くことにします。
貸切風呂の入り口に赤いランプがあり、使用中の場合点灯しています。
空き状況を見ながら、最初にはとりあえず空いていた志野の湯に入ることにしました。
隣の織部の湯とは同じ構造で、内湯だけです。
全ての貸切風呂のお湯は同じで源泉かけ流しとのことです。
お湯はやや塩気と苦味があり、非常に良いお湯です。特に、風呂上がりに肌がガサガサにならないのが素晴らしいです。
今日のように寒くて風の強い日には、顔がひりひりするのですが、今日に限ってはそんなことはなく、化粧水いらずの良いお湯でした。
お湯も適温で、非常に気持ちの良い温泉でした。
部屋に帰りがけに、別の貸切風呂に入ってみます。檜湯殿。
名前の通り檜をふんだんに使った、広めの貸切風呂です。こちらも内湯のみ。
こちらの湯温は少し高めでした。
次は夕食です。
<その3に続く>