to go somewhere, to be something

楽しいこと、好きなことをのんびりと書いていきます。
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2017年2月18日 熊本旅行 二日目 その2(イルカクルージング)

2017年02月28日 19時48分06秒 | 旅行

ホテルをチェックアウトし、イルカクルージングに向かいます。

 

天草と島原の間の早崎海峡には野生のイルカが300頭ほど生息しており、一年を通じてみることができます。そのイルカを見るためのイルカウォッチングの業者はいくつかありますが、今回はシークルーズを利用することにしました。

 

ほとんどの業者が下島の五和という地域にありますが、シークルーズは第4橋と第5橋の間にある前島から出航するため、交通の便が良いことと、クルーザータイプの船なので船酔いしにくいことが理由です。その分料金は高いですが。

 

 

国道から横道を降りると海沿いに広い駐車場があり、そこに車を停めて受付を済ませ、出航時刻を待ちます。

 

 

この駐車場からは第4橋がきれいに見えます。

 

 

イルカクルージングの船は、人数により変わるようですが、今回は手前のセレナ号でした。船内にリクライニングシートがあり、快適でした。

 

 

この船着き場の前には、リゾラテラス天草という施設があります。

2015年にオープンしたばかりの新しい施設で、レストラン、カフェ、ショップがある、リゾート感あふれる施設です。

この施設があるため、待ち時間も寒い思いをせずに過ごすことができます。

 

 

 

 

時間になり、出航です。第4橋をくぐると「天空の船」が見えてきました。

 

 

この船ではイルカスポットまでの距離が遠いため、音声案内のガイドがあるほか、ガイドの女性が添乗しており、要所で説明があります。

 

現在のところイルカは見つかっておらず、業者が連携して探索中とのこと。この船は島原方面を探索しながらスポットに向かうとのこと。

イルカは呼吸をする時に背びれが海上に出るため、いれば容易に発見できるとのことです。 

 

 

途中にあるのが湯島、島原の乱のときに島原と天草の代表が打ち合わせをしたところで、談合島とも呼ばれています。この船のガイドでは天草・島原の乱といっており、天草側の人にとってはその名称が当然なのかもしれません。

 

湯島は現在では猫の島として有名だそうです。一度行ってみたいものです。

 

 

 

 

船はどんどん進み、雲仙普賢岳がだいぶ近くなってきました。この辺から速度を落とし、探索しながら島原半島沿いを北上します。この船の探索担当は島原半島の東側のようです。

 

 

 

この辺が1991年の大火砕流の跡ということです。現在は終息宣言が出されていますが、26年たった今でもその跡が明確に残っているのが被害の大きさをうかがわせます。

 

 

 

船の手すりが重なってしまいましたが、雲仙普賢岳の手前にあるのが眉山、この山のおかげで島原市中心部は被害を免れました。

しかし、眉山は1792年に山体崩壊を起こし、その土砂が大量に海に流れ込み、津波が対岸の肥後、はね返って島原に大きな被害を出しました。いわゆる「島原大変肥後迷惑」です。死者は15000人を超え、現在に至るまで日本で最大の噴火被害です。

 

 

 

 

 

さて、船の電話が先ほどから頻繁に鳴っていますが、いまだイルカは見つかっていないとのこと。島原外港の近くで船は方向を反転し、島原半島沿いに南下します。

 

先ほどのガイドさんが、今日は見つからないかもしれないと伝えに来ました。

イルカの群れは数十頭の群れがいくつかあり、全てが同じ場所にいるわけではないことです。群れは海流、天候は一切関係なく、単純に餌を追いかけて移動するとのことで、昨日いても今日いるかどうかはわからず、いなくても翌日には何事もなかったかのように戻っていることもあるということです。

 

船は口之津港近くまで南下しましたが、ここで向きを変え、前島方面に進みだしました。残念ながら、イルカは発見できなかったようです。野生のイルカ相手なので、こればかりはどうにもなりません。

 

パンフレットだと遭遇確率は98%とのことなので、出会えないのは逆に相当珍しい体験をしたともいえます。

 

結局、2時間の島原湾クルーズを終え、前島港に戻ってきました。イルカに遭遇できなかった場合、一年間有効の無料乗船券がもらえます。

 

 

 

 ずっと船内にいたとはいえ、だいぶ冷えたので、リゾラテラス天草のレストランで休憩することにします。

 

 

 

天草産デコポンロールプレート。結構おいしいです。

 

 今回は食事はしませんでしたが、このレストラン、食事もおいしそうです。

 

ショップでおみやげを購入し、天草を後にします。

 

 天草には初めてきましたが、食事はおいしく、温泉も良い、歴史的見どころもあり、良いホテルもある、道の駅やリゾート感あふれる施設も多く、スタッフの対応もよく、日本では一級の観光地だと感じました。小豆島はもっと天草を見習うべきです。

天草はかなり広いため、一度来ただけでは到底周り切れません。イルカクルージング再チャレンジもあるので、近いうちにぜひ再訪してみたいと思います。

 

天草を去る前に、最後に天草ちゃんぽんを食べていくことにします。第一橋のそばにある「ニュー入船」という店に入りました。お昼はだいぶ過ぎていますが、多少空席がある程度で結構な人の入りです。

 

天草は長崎との交流があったため、長崎に近いちゃんぽんということですが、異なるのは海鮮が多いことです。

 

 

それほど空腹ではないため、二人で一個だけ天草海鮮ちゃんぽんを注文します。予想通りかなりのボリュームで、これで十分でした。

ここのちゃんぽんは結構スープが濃い目ですが、とてもおいしいです。それにしても、今回の旅行では海老をたくさん食べました。

 

天草ちゃんぽんの店は非常に多く、それぞれ味も異なるようなので、食べ比べも楽しいと思います。

 

 

                         <その3に続く>

 

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2017年2月18日 熊本旅行 二日目 その1(天空の船 朝食)

2017年02月27日 20時24分27秒 | 旅行

熊本旅行二日目。今日は良い天気になりました。

 

昨日、全く見えなかった雲仙普賢岳が良く見えます。

 

 

 

「天草 天空の船」の朝食もレストランで、ハーフビュッフェです。

 

 

天草の美しい風景を見ながらの朝食です。

 

 

まずはテーブルメニューから。

前菜盛り合わせ。

左:天草有明産真蛸のアフォガート。

上:天草梅肉ポークの低温ローストアリスタ風。

右:天草苓北産緋扇貝のべネト風甘酢マリネ。

下:天草大王のレバーパテ。

中央:奥阿蘇産ニジマスのマリネ。

 

 

朝食は全体的に薄目の味付けです。

真蛸はタコとは思えないほど柔らかく、ブイヤベース風のソースともよく合っています。

 

 

季節野菜のスープ。

 

 

パン。朝食は軽い感じのパン主体です。

 

 

プレート。

 天草の天然塩で作った自家製塩麹で焼いた天草産鯛

 天草産朝採り卵のスペイン風オムレツ。

 

オムレツはこのくらいの量でちょうどよいです。

 

 

真鯛と天草産あおさの雑炊。やさしい味付けです。

 

 

 

続いてビュッフェメニュー。サラダ、フルーツ、ヨーグルトが並びます。

 

野菜も熊本産がほとんどで、新鮮でおいしいです。

 

 

フルーツはやはり柑橘がおいしいです。この日はデコポン、晩白柚、はるかでした。

 

 

 

なんといってもおいしいのはジャムです。苺、天草産ポンカンレモン、天草産デコ蜜柑です。

ここはスイーツ系はおいしいです。このジャムがおみやげで売っていたら間違いなく買っていくのですが。

 

 

 

 

「天草 天空の船」は、大浴場と売店等を省き、食事と客室に特化しており、その分それほど高くない値段でクオリティの高い食事を提供できているものと思います。

食事は夕食、朝食とも文句なし、さらにスタッフの対応も完璧と言ってよいでしょう。スタッフ間での連携がよく取れているところも良い点だと思います。

温泉も意外によく、リゾート気分満点でもあり、ぜひまた来てみたいと思います。

 

 

                      <その2に続く>

 

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2017年2月17日 熊本旅行 一日目 その5(天空の船 夕食)

2017年02月26日 21時18分58秒 | 旅行

夕食の時間になり、レストランに向かいます。昼間は暖かかったのですが、だいぶ冷え込んできました。

 

 

「天草 天空の船」の夕食はイタリアン、今回は通常のコースではなく、至高のディナー・スペシャリティープランで予約してあります。

 

 

 

飲み物はワインの種類が豊富です。例によってボトル一本は開けられないので、グラスワインにします。5種類から3種類を選べるセットがあり、それにしました。

 

 

 

 まずはおもてなしの一皿。

正式名称は覚えていませんが、あそあか牛のコロッケを生ハムで巻いたものです。

これがメインでも問題ないくらい、手の込んだ一品です。

 

 

天草産天然伊勢海老と茄子・クスクスのサラダ仕立て。

天然伊勢海老にウニ、キャビアが添えられているという、とてつもなく贅沢な一皿です。個人的にはクスクスは無くても良かったかなと思います。

全体的に味付けはわずかに濃い目です。

 

 

 

パンも自家製。おいしいですがかなり密度の高いパンで、しっかりおなかにたまります。

 

 

新鮮魚介類の春巻き ハーブとフレッシュトマトソース。

バジルソースが絶品です。しかも、トマトも非常においしいです。これだけおいしいトマトにはなかなか出会えません。

 

 

 

熊本産新鮮野菜のバーニャガウダ。

野菜が非常においしいです。これだけ野菜がおいしい宿はなかなか出会えません。記憶にあるのは小豆島の真里くらいでしょうか。

特に、パプリカ、甘さと酸味がありフルーツのようです。

 

 

スタッフの対応も素晴らしく、料理の出るタイミング、下げるタイミングも完璧で、待つことも速すぎることもありません。

 

 

天草有明産車海老と季節野菜のスパゲッティーアーリオオーリオ。

車海老は殻付きの半身でパスタの上にのっていて、車海老自体はおいしいですが、パスタとの一体感という意味では身だけのほうが良いように思います。

あと、個人的にはパスタは少し茹ですぎのように思います。

 

 

 

タラバ蟹と早生キャベツのティンバロと天草産渡蟹のビスク。

全てを混ぜると絶妙の味付けになる、計算された料理です。ただ、もっと量が少なくても良いと思います。

 

 

 

自家製のグラニータ。

さくらとヨーグルト味で、名前の通りの味でした。

 

 

阿蘇あか牛肉のステーキ 天草産みかんとカシューナッツソース。

あか牛は脂が少ないのですが、とてもジューシーです。あと、なんといっても色合いのきれいさが印象に残ります。

 

 

熊本県産フルーツや天草卵を使ったデザート。

デザートは非常においしいです。今までの宿泊した宿の中では一番かもしれません。

 

 

品数も多く、一品の量も多めなので、かなりおなか一杯です。

 

天草、熊本の食材にこだわった料理には好感が持て、味も非常にレベルが高いです。ただ、地元の食材を前面に押し出そうとしているためなのか、料理としてまとまりがないような感じもありますが、この料金でこれだけの食材が食べられるのは素晴らしいと思います。デザートは絶品です。

スタッフの対応もよく、非常に満足度は高いです。

 

 

                      <二日目に続く>

 

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2017年2月17日 熊本旅行 一日目 その4(天空の船)

2017年02月25日 22時08分45秒 | 旅行

本日の宿は「天草 天空の船」、天草上島の入り口、第五橋の近く、昼食をとった「海鮮家 福伸」のすぐそばの丘の上にあります。

 

2013年にできたばかりの新しい宿で、名前の通り天空に浮かぶ豪華客船をイメージしているとのことです。

 

到着するとスタッフが数名集まってきて、荷物はカートに移し、車は駐車場に移動してくれます。ライブラリーラウンジに案内され、チェックインの手続きです。

 

ラウンジの外にはブルーのプールがあり、リゾートの雰囲気満点です。

 

 

ウエルカムドリンクはイチゴの香りの紅茶です。

 

この宿、全ての部屋が温泉付である代わりに、大浴場はありません。また、売店もありません。

 

 

部屋は受付棟より一段高い場所にあり、荷物と共にカートで移動します。

スタッフはフレンドリーで対応もよく、ここまででこの宿のレベルの高さを感じられます。

 

 

 

 

今回の部屋はブリッジビューツイン、この建物の一階になります。

 

室内はアジアンリゾートの雰囲気ですが、木材がふんだんに使用されており、心地よい部屋です。二人部屋ですが、広さも充分以上です。

 

リビングと広大なテラス。

 

テラスの反対側はカウンターになっておいます。コーヒーとミネラルウォーターは無料です。

 

 

カウンターの奥は寝室です。完全に仕切ら得ているわけではありませんが、カーテンの遮光が良いので、朝、明るくて目が覚めることもありません。また、この部屋だけ寒いといったこともありません。

 

 

洗面所。部屋の造りとしては五島のホテル マルゲリータに似ています。

 

シャワーブース。椅子と桶が置いてあるのは良いですが、鏡とカランがあるとベストです。

 

 

シャワーブースを抜けると露天風呂があります。

 

手前の壁にスイッチがあり、押すと15分間湯が出てくる仕組みです。15分で湯船の約半分程度、あとは蛇口で調整します。お湯は源泉100%とのこと、蛇口から出るお湯も源泉なので、お湯が薄まることはありません。

お湯はわずかに塩気のあるカニのだし汁のような味がします。それほど強くなく、ゆっくり長く入っていられる良いお湯です。

 

宿泊客以外来ることのない場所にあるため、非常に開放的です。

 

 

ブリッジビューの名の通り、部屋からは第二~第四橋を見ることができます。

 

 

 

 

宿泊棟の裏側は一段高い展望台になっており、ここからだと第五橋まで見ることができます。

 

 

 

 

展望台と宿泊棟の二階はデッキでつながっています。

 

 

 宿泊棟の間のる階段を降りていくと、レストランがあります。

 

 

レストランは船の舳先の形になっています。

 

 

 

 

 

 

 

天気は回復しましたが、靄がかかっているような感じであり、夕陽は期待できそうにありません。

 

部屋に戻り、温泉に入ってゆっくりした後、夕食に向かいます。

 

 

 

                      <その5に続く>

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2017年2月17日 熊本旅行 一日目 その3(崎津集落~大江天主堂)

2017年02月24日 21時44分38秒 | 旅行

崎津天主堂の前の道を山側に行くと、崎津諏訪神社があります。崎津集落は日本の神様と西洋の神様が共存しています。

異なる宗教を攻撃したりするのは人間のやることで、神様はそんなことはしないのです。

 

 

鳥居と尖塔のある風景。

 

崎津の猫たち。湊町には猫が多いです。

 

 

崎津集落のはずれにある、天草夕陽八景の碑。

 

ここから海上マリア像を見ることができます。

マリア像のそばには車を停められるような場所はありません。

 

 

 

次に大江天主堂に向かいます。

崎津からは車で10分もかかりません。国道からも高台にある白亜の教会は非常に目立ちます。

 

 

 

こちらも鉄川与助の手による教会で、昭和8年なので先ほどの崎津教会より2年前の作品となります。

 

 

 

熱帯の植物にレンガの花壇、日本ではないような風景です。

 

 

 内部はクリーム色の壁と黄金色の天井、平面の組み合わせのシンプルな折り上げ天井ですが、非常に凝ったデザインです。シスターが椅子に座って何やら勉強しており、異国にいるような感覚です。

 

 ルルドの聖母。

 

 

心地よさを感じる大江天主堂を後に、海沿いを北上します。

大分気温も下がり荒れている東シナ海を後に、本日の宿に向かいます。

 

                      <その4に続く>

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