「御宿まるや」の朝、まずは温泉に向かいます。
朝は男女別になっていますが、結局ほかの宿泊客はいませんでした。3組しか宿泊客がいないので、ほとんど他の宿泊客と一緒になることはないと思われます。
朝は温泉の温度が若干低いように感じました。
「御宿まるや」の朝食は、朝食のおいしい宿で雑誌に紹介されたことがあります。
朝食は囲炉裏のある食事処になります。朱塗りの御膳で提供されます。
魚は鯉の味噌漬けの焼き物、言われなければ鯉とはわかりません。
中央は信州らしく蜂の子です。あとは、漬物がおいしいです。
中央は信州牛のステーキ、全く脂っこさはありません。温泉玉子は黄身だけ箸でつかめるほどのしっかりしたたまごで、一味違います。
「御宿まるや」は食事に高級食材は出てきません。アメニティもなく、部屋には冷蔵庫も金庫もありません。対応は悪くないですが、ほぼ家族で切り盛りしているため、細かいとことろまで行き届いている訳でもありません。料金も特別安いわけではありません。
しかし、この宿にはそのようなものでは測れない価値があります。一言でいうと癒しになるでしょうか、他のどんな宿でも感じられないものがこの宿にはあります。我々はまたぜひ来てみたいと思いましたが、有名ブランドのアメニティや豪華な食事を求める人には向かないと思います。
宿のご厚意で、チェックアウトした後でも駐車場に車を停めておいてよいということなので、荷物だけ車に入れて下社秋宮に向かうことにします。
まるやの前、旧中山道と甲州街道の合流点は、今では駐車場になっています。
ここには昔綿の湯という温泉があったようですが、今ではモニュメントだけが残されています。
赤い丸い石がお湯に浮かんでくるくると回っている不思議なモニュメントです。やましい人が入ると湯が濁るそうです。手を入れてみましたが、濁らなかったと思います。というより、熱くて一瞬しか手を入れることはできませんでしたが。
諏訪大社下社秋宮も、この時間はまだ人は少ないです。
下社秋宮前の参道のように見える道路は、後に作られたもので、左右に通る道が旧甲州街道です。
あまり朝寺社仏閣に来たことはありませんが、やはり空気が違うような気がします。下諏訪に宿泊する恩恵の一つだと思います。
下社秋宮に参拝した後、新鶴本店に向かいます。
新鶴本店の前の細い道が旧甲州街道です。
今日は時間が早いためか、塩羊羹の他にもいろいろと購入することができました。
フルーツ寒天は季節限定で、昔懐かしい味です。もちまんじゅうは、餡の味が抜群です。餡の味付けという意味ではここが日本一かもしれません。
最後にまるやの駐車場の入り口の電柱にある看板を撮影し、下諏訪を後にします。この看板も二度と見ることはできないかもしれません。
このあと、上諏訪のくらすわに立ち寄り、おみやげを購入します。
昨日ランチで食べた十四豚。家で焼いて食べてもおいしい肉でした。値段も高くありません。
上諏訪の有名店、えびす屋の川えび甘露煮、奈川の漬物。
養命酒プロデュースの焼肉のたれと、たかやしろファームの白ワイン。たかやしろファームのワインはなかなか売っているのを見かけないので、ここで購入できるのはうれしいことです。
長野 八幡屋礒五郎の七味唐辛子とくらすわ特製ノンシュガージャム。
今日は三連休の中日、中央高速は午後になると混雑が予想されるので、早めに帰ることにします。
途中、白州あたりで少し遊んでいこうかとも思いましたが、観光施設はどこも駐車場に入るのに長時間待たなければならない状況だったので、断念しまし、唯一混雑していなかったシャルマンワインのワイナリーでワインを購入しました。
その後、武川村農産物直売センターで野菜、果物、米を購入。
早く帰ったおかげで、府中のあたりで多少渋滞はありましたが、八王子までは渋滞に巻き込まれることなく帰ることができました。
<終わり>